2017年01月23日

デュガ&デュガ

週末、ワイン会があってデュガがテーマでした。クロード・デュガとデュガ・ピ両雄です。
クロード・デュガは2000年の村名ジュブシャンとシャルム、デュガ・ピは1997のシャルムでした。

ブルゴーニュの2000年は良くも悪くも言われない目立たない年ですが、クロード・デュガの村名はかなり柔らかくなってはいますがまだしっかりしています。もう飲み頃かな。

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比べるとさすがはシャルム。奥行きも凜とした透明感、きれいな酸が際立っていてまだまだこれから。でも、私はもう美味しいと思いました。他の方で「全然早い」と首を振る人もいたので、これはもう好き好きとしか言えません。間違いなく若いですけどね。ほぐれつつある感じが好みです。

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デュガ・ピのシャルムは、準備した方が97ならもう良いかなと考えてセレクト。でもデュガ・ピの特級だから全然固いんじゃあと思っていたら予想外にほぐれていてしなやか、柔らかさが出ています。クロードの2000年よりははっきり熟成が進んでいますが、デュガ・ピだけあって骨太な果実がしっかり残ります。私はこれも美味しかったですけどね。

で、写真を撮り忘れた。。。

一番の好きだったのはクロードのシャルムでした。いつもながら良い会でした。
posted by harukuni at 21:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

好一対の神道概説書

神社巡りを始めてしばらく経って、だんだん「神道」に興味を持ち始め(最初は建築・文化財としての興味だったので)買った本が、値段も手頃でわかりやすそうな「日本史小百科 神道」(東京堂出版刊)(※)でした。
この出会いが私を神社方面でもヲタクな道に引き込んだと言って良いかも。やっぱり、偶然以上の何かはあると思っちゃいます。

なにしろ、かなり「濃厚」な宗教学者だという評価を見たことがある末木文美士(すえき ふみひと)氏がその著「中世の神と仏」(日本史リブレット32 山川出版社刊)の巻末で参考文献を挙げる中で、
最新の中世神道研究に基づき、従来の神道像を一変させた画期的な概説書。<中略>神道研究の今日の到達点であり、今後の出発点をなす。

と書いているほどなのです。

私の言葉で言えば、「神道は古代から変わらない日本人の根本」とか、「仏教と並ぶ日本を代表する宗教」とか、「神社とお寺は別のもの」とか、そういった、私も子供の頃から思っていた考え方が末木氏の言う「従来の神道像」です(大雑把すぎますからね、念のため)。それとは相当にかけ離れた視点で書かれているのが、「日本史小百科 神道」であるわけです。

そして最近。そう言えば通史を忘れかけているな、と思って購入したのが岡田莊司著「日本神道史」(吉川弘文館刊)です。これが、意図して買ったわけではなかったのですが小百科と好一対の内容だったのです。

岡田氏も著名な神道学者ですし基本となる事実認識において小百科と異なることはありません。ですが、立場、思想が異なります。決してアナクロという意味ではなくて、従来に近い立場なのです。

例えば神仏の関係の把握が違います。小百科の方は神仏習合が一般的な形態で神仏隔離は伊勢・宮中祭祀のみにあった特殊な形という立場ですが、神道史は神仏習合の時代でも神仏を別けて考える意識は一貫して存在したと書いています。そのため、全体を通しての仏教への言及の比重が、当然小百科は多くなり、神道史は少なめになります。

一方、小百科があまり重きを置いていない考古学的祭祀と神道との連続性を神道史は重視していて、古代祭祀についてとても多くページを割いています。宗像の沖ノ島遺跡の詳細な解説はとても嬉しい。

同様に、小百科では比較的あっさり流しているの近世以降の神道思想、明治政府の神社政策史についてもまた詳しい。その分中世は軽めです。通史にしては近世以降が詳細すぎる気がしなくはないですが、結構気になっていた私には極めて有り難いです。

つまり。この2書を合わせて読むと、足りないところを補い合い、神道の歴史を古代から現代まで通して学ぶことが出来るのです。ただ、やはり思想が食い違うので連続部分をならすのは読み手に力が要求されます。でも有り難いことに、強調している時代が異なっているため、同じ時代のことを全く別解釈で説明されることは少ないのでそれ程困難ではありません。

偉そうに書いてきて本当に判っているのか、怪しいと自戒しつつ。両方とも何度も読み返したい本です。
でも先に触れる事になった中世神話の世界にのめり込んでいる自分がいますが。


※「日本史小百科 神道」の著者は、伊藤聡、遠藤潤、松尾恒一、森瑞枝の四氏です
posted by harukuni at 23:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

熊野5〜イザナミ説話ゆかりの地

神倉神社を出発して国道を北へ。一旦今回の目的地の最北、花の窟神社を目指します。

花の窟はイザナミの神が「神去った」、つまり黄泉国に入った場所だという伝説があります。それは知っていましたが特に有名という印象はなく、前に来た友人も「ほとんど人が居なかった」と言っていました。
しかし世界遺産パワー!神社の前には道の駅花の窟ができて広い駐車場に観光バスが到着します。この時間には天気も最高になったためか、鳥居の中に人がどんどん流れ込んでいく。友人唖然です。

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花の窟神社も岩がご神体。社務所を通るとそこにいきなり高い岩が屹立します。その足元が伊弉冉尊の磐座になっていますね。横にもう一つ敷石や賽銭箱が見えるのは、向かい合った小さい岩にある磐座でこちらは軻遇突智命を祀ります。

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境内から岩の頂部を撮影すると、こう。ここ浜辺から上がったところですよ。こんな高い岩があるのです。

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ところで、岩から何か飾りのような物が下がった綱が渡されていますね。これは「お綱かけ神事」のお綱で、神事の時には浜辺まで引きます。下がっているのは「三流の幡」で、神事の時には花を飾り付けるそうです。三流は「三神」、アマテラス、ツクヨミ、スサノオを表すんだとか。他にも色々ないわれがあるので、境内の解説板を示しておきます。

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(本当は写真そのままはいけないと思うんですが、情報量が半端ない上に図解が必要なので、ご勘弁を)
「お綱かけ神事」の風景は神社のHPに出ています。一見の価値がありますよ。

私は、他の参拝客が社務所で聞いていた綱の結び先を探し回ったり、友人達も思い思いにじっくり眺めていましたが、多くの人は境内直行、お綱を写真に撮り、御朱印をもらうとあっという間に退散。ツアーバスだと仕方ないですが、もう少しゆっくりしないものかなあ。。軻遇突智命の磐座に金属の御幣が2本立っているのが不思議で、社務所で聞きたかったんだけど神職さん忙しかったので諦めました。


次に向かったのは打って変わって静けさに満ちあふれた産田神社(うぶたじんじゃ)。神社の伝承によれば、イザナミがカグツチを生んだ場所だからこの名前だそうです。で、亡くなったのが花の窟だと。セットなんですが御朱印も花の窟神社で授与する事になっているそうなので、静かなのかなあ。

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でも例によって我々しかいないここは、豊かな社叢に囲まれたとても味わい深い、良い神社でした。国道から細い道を入っていかないと着かないのも難点かも。
まあ、花の窟に比べどこにでも有りそうではあるんですけどね。しかしこの静寂と社殿の味わいが神社巡りの醍醐味。

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ここでは余り社殿に接近しませんでした。白石の上に乗るには靴を脱がなければいけないから。でも後でよく見たら、上がるための草履が置かれていました、失敗。それでも立派で大満足です。

ところで。産田神社には古代の神籬の跡が残っていると言うことで、熊野市教育委員会の解説板には「と伝えられる」という言い方、一方境内の書き手の署名がない解説板には学者が断定した(後で調べたら結構著名な神道学者)と書かれています。

現物を見ても何とも言いがたしですが、市の文化財で、かつ埋蔵土器も多く出土する産田神社の祭祀遺跡として一括指定というあたりで、納得しておくのが無難でしょう。

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ちなみにこの写真の、石垣と板垣の間にありますが、石垣に乗っかっちゃあ失礼ですよ!(こっち側は草に覆われて見えませが。社殿を挟んで両側にありますよ)

産田神社から国道に出て南へ戻ります。途中、別にいいよと言っていた観光地点、獅子岩や七里御浜、はては紀宝町の道の駅でウミガメまで見学。完全なる観光客ですが、面白いから良いのです。(速玉大社でミカンも買ったし)
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そして、熊野川の少し手前で町の道へ降り、神内神社へ向かいました。続けるとものすごく長くなるのでまた次に。
posted by harukuni at 20:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

東急日本ワイン

先週末、東急は日本ワインでしたが例によって大盛況だったようです。

私は用事があって土曜日は行けず、日曜日の午後に行きましたが、元々15種類くらい有った銘柄はほとんどが売り切れか2本目。番外がかなり出ていました。それでも後から後から人が来るのでどんどん減っていました。

なので、私が味わったのは一部ですが印象に残ったのは、まず旭洋酒の千野甲州、ノンバリックとバリックのセット(2015)。これがもちろん味は違いながら、どちらもそれとして美味しい。酸が強めで少しえぐみが残るけど爽やかなノンバリック、ややどんよりするけど甘みを感じ、重すぎないバリック。

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当然高価ではないので、並べて比較するのが良いですよ。

ファンキー・シャトーを3種類、ソーヴィニョン・ブラン、レッド(以上2015)、ピノ・ノワール(2014)と飲みましたがどれも何だかなあと言う感じ。腰が弱く、奥行きが足りなくてややぼけている感じ。去年飲んだ物はもっと良かった気がするけど。

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作り手が変わってナチュラルワインに向かっているそうですが、今回は裏目に出た印象です。まあ、まだまだ変わるでしょうね。


確かにしっかりとしていたのは小布施、ドメーヌ・ソガのカベルネ・フランとプティ・ヴェルド(両方2014)。勿論ボルドー品種のイメージより薄めで柔らかいですが中位の果実味、コクと旨みがあります。日本らしい、って言えるのかなあ。師匠が力説していたのですが、フランに青みが全く無いのは不思議です。

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色々飲んでみたいワインがあったので売れ切れていたのが残念でした。
posted by harukuni at 21:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月13日

ワインの、最近の小ネタ

1.
ある酒屋で「能登ワイン」という私は知らないワイナリーのワインを売っていました。中に、「メルロ&サンジョヴェーゼ」というブレンドの。

白ワイン。

いきなり飛び道具過ぎないかおい。色づきが悪かったんでしょうけど。
(今ネットで調べたらブラッシュだそうですが。)


2.
東急で値札を色々見ていました。ワインの色が書いてあります。そこに「」。
文字数がせいぜいロゼまでしか入らないので苦肉の策でしょうが、何か不思議で面白い。オレンジワインと言って欲しくない生産者がいるそうなので、その人達の前では「だいだいが」と言っておけば判らなくて良いでしょう。


3.
近くの商店街に、輸入食品の激安店があります。前を通ったら、「タイムセール、ハンガリーワイン300円!」
表に出てましたが冬だし、300円なら最悪流しに捨てても良いかなと思ったんですが、すごく気になったんですが、重くなるから止めました。しかし最近390円くらいでスーパーでも売ってますね。味、あるのかなあ。

4.
来週末の東急カウンターは、モルドヴァ特集です。
冒険が過ぎやしませんかと言ったら、モルドヴァに注目しているのは遠藤利三郎商店とうちだけです、と自慢されました。
リストに17種類。インポーターが来店するそうですが、本当に大丈夫なのか?

5.
先日ショップメールを見ていたら、「パンセドラフルール、2007年、9990円(税抜)」って載ってました。
すぐ見たら在庫3本。丸1日後に確かめたら、依然として3本。
パンセって昔から1万円ちょっとくらい。あのラフルールの、セカンドの中で最もレアと言われるパンセなのに。。。人気無いの???
前からずうっと不思議でしたが、今でも不思議なままです。
今見たら、商品ページが消えてる。なんでだろう。出荷の案内は来たのに。


いろいろありますね
posted by harukuni at 20:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする