2021年10月20日

ガイヤックの赤、1987年

先日、とある極めてワインに濃厚な友人と、その友人の行きつけのバーで飲みました。2人でね。

マスターがワインを勧めてくれました。それがまあ、なんとガイヤックの赤ワイン、1987です。ガイヤックは知っていますが、こんなものが日本に入るとは思いませんでした。ラ・ヴィネ(恵比寿の例の専門店)でも無いんじゃなかろうか。

これです。パッションだそうです。アルコール12%。
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準備の良いバーで、情報を入手していて、ブドウはシラー、メルロ、それと聞いたことの無い謎のブドウ、ブロコル(Brocol)。他にはないブドウがたくさん使われている南西に相応しいと言えるでしょう。

それ以外はわからない、と思ったら写真が期待以上に良く撮れていて生産者が読み取れました。CAVE DE TECOU。名前が分かってもあまり情報がありませんが、google先生がワイナリーの位置を教えてくれました。なるほど、ガイヤック市にかなり近い、地域の中心部ですね。

ブロコル、調べるとフェル・セルバドゥー(Fer Servadou)の別名の一つだそうです。ああ、ってなんやねん!とつっこみそうになりますが実は何故かフェル・セルバドゥーはマスターも私も記憶していました。教本類に出てるんだろうな。「ワイン用葡萄ガイド」でもフェルとして立項されてるし。ブロコルは、フェルの別名として出てました。

1987年です。ガイヤックはボルドーからかなり遠いですが1987はそんなに良い年では無かったのではないかと推測。それにしては非常にしっかりとして、思いっきり熟成していますが崩れてはいません。土、お茶、キノコの熟成風味。黒系の果実が残っています。やや青く、熟成したボルドーワインにかなり近い印象。私の好みを知っている友人が、「晴国さん向きですね!」と言っていて、その通りです。

フェル・セルバドゥーはかなりたくましいワインを作るそうなので、それが功を奏しているのかもしれません。

CAVE DE TECOUのパッション、今でも日本に入って来ているそうです。デイリーに良いという扱いのようですが、飲んでみたいなあ。楽天には無いんだよなあ。
posted by harukuni at 20:55| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月13日

ドメーヌ・ルーロのペリエール&シャルム

先日のワイン会に、ドメーヌ・ルーロのムルソー1級、ペリエールとシャルム1997が出ました。

そのほか、オスピス・ド・ボーヌ、ムルソー・キュヴェ・ボード(メオ・かミュゼ)2001、および赤でアミオ・セルヴェルのシャンボール、レザムルーズ1995でした。

アミオ・セルヴェル、シャンボールとは思えない色の濃さと肉付きの良さ。今でも濃いめの生産者ですが、この頃はもっと濃かったそうです。でもかなり美味しかったですよ。時間が必要のようですね。文字だけのラベルが、ワインと逆に実にあっさりです。
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で、メインのムルソー1級3兄弟。ルーロはジュヌヴリエールを持っていないのでこのラインナップ。

今では、ルーロのこの2つは全く見ません。実際には昔から見た記憶が無いけれど、今ではまあ出回ることはないでしょうね。なのでペリエール、シャルムも存在しないのとほぼ同じです。

そして。味なんですけど。絶対本調子じゃ無いな、ルーロ。

茶色いんですよ両方とも。カラメルのような風味が強くて、果実味があまり感じられないし熟成の旨みも隠れている。隠れているんですが、特にペリエールには幾らか見えているのが、残念です。

一方オスピス=メオ・カミュゼのジュヌヴリエールは明るい黄金色で、まだ開ききってはいませんがクリームの風味も見られ、きれいな甘みも有って申し分ない状態の見事なジュヌヴリエールでした。

実は、このワイン会でここのところ白がかなり茶色いことが続いています。でも、そうではないワインもあります。茶色だったワインは1997・1998,大丈夫だったワインは1999,2001です。この方の保管状態が問題だとは考えにくい。どれも同じ場所にあるし、全て発売時に買っているので1〜2年の違いでは差が出ないと思います。

あくまで推測ですが、プレ・マチュア・オキシダイゼーションが起きていたのだと考えています。90年代後半に特に頻繁に起きた以上に早い酸化のことです。はっきりとした酸化では無く、まさにこのルーロのような、異様に進みが早いような事象を指しますね。

原因は明確になっていませんが、コルクが原因と考えられているようです。言われ出したのは恐らく10年前くらいから。熟成時間が進んでより明確になって来たのかも知れません。

アウトとまでは行かないので、普通に飲みますがこれが無ければ、と思わずにいられません。

でもまあルーロのペリエールとシャルムを口に出来ただけで素晴らしいです。素晴らしいです! (それで良いのか)
posted by harukuni at 19:29| 東京 ☔| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月10日

タモリはワインに興味が無い。多分。

ブラタモリ渋谷は本当に狭いところだけ回っていて、緊急事態対応の苦しいネタだったんだと思いますが中々の出来栄え。知らないことが多くて、ワインを求めて渋谷に週一で通った私もたくさんの「へえ」を押しまくる楽しい回でした。やっぱり知っている場所が取り上げられると盛り上がりますね。

その中で、「神泉」の由来が「弘法湯」という銭湯だったというのを、タモリが知っていたのは驚きました。歴史も詳しいのは十分承知でしたが、銭湯の名前まで知っていたのにはびっくりです。

何かと超絶知識量のタモリ、マニアックでもあり、お酒ならワインにはまりそうにも思えますが、興味ないと思いますね、多分。

ビールとウイスキーが大好きなのはタモリ倶楽部やブラタモリからも見て取れます。ビールは専門店を何度か倶楽部で取り上げているし、ウイスキーは東京編のブラタモリで東京駅地下街の専門店に行って、良いウイスキーがあると言って興奮し、「人には言えない山崎を持っているんだよ」と嬉しそうに語っていました。やっぱり大好きなお酒はマニアックな深さなんだと思います。倶楽部だと他の種類のお酒も取り上げていて(概ね蒸留酒)、ワインが加わる余地は無いでしょう。

一方。ワインに興味が無いと思うもう一つの理由は、実はタモリ邸にはワインセラーがあると知っているからです(今でも有るかは不明だけど)。セラーがあるけど話題に出ないのは、タモリは人に振る舞うためのワインを入れる目的で買ったからではないかと推測。この情報は師匠から、搬入の時立ち会ったと聞いたので一次情報です(家の中の様子とか、これ以上の詳しいことはもちろん話しません)。

もう一つ根拠があって、これは状況証拠ですが、和食についてタモリが「小さな皿をたくさんちんたら出すのが嫌、大皿でどんと出せ」と言っていたことがあるため。こういう人が高級フレンチ・イタリアンを好むとは思えず、ワインにも興味が行かないと思うんですよね。

実は、家ではドンペリやクリュッグばっかり飲んでたりして。
posted by harukuni at 21:19| 東京 ☁| Comment(0) | タモリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月08日

コヨーテのワインとは

先日、東急にて師匠の強い勧めに従って買ったのが、ジ・アイリー・ヴィンヤーズのダンディ・ヒルズ ピノ・ノワール、キュヴェ ガーディアンでした。(The Eyrie Vineyards Dumdee Hills Cuvee Guardian)

ジ・アイリーはオレゴンのワイン生産の先駆者で(yanagiyaのサイトより)、ピノ・グリやピノ・ムニエ、当然のようにシャルドネなどブルゴーニュ品種を作っています。もちろんピノ・ノワールも多数ありますが、キュヴェ・ガーディアンは特別。二千十八年の一回だけの生産なのです。

ラベルはこれ。書かれているのはコヨーテ。普通のキュヴェには鷹が書かれています。このコヨーテが「ガーディアン」。ネズミから畑を守るんだそうです。
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このワイン、なぜ1回だけかというと、このワインを仕込んだのが日本人のワインジャーナリスと佐藤吉司さんで、ワイン作りを勉強に来て、それを認める条件にワインを作るように言われて仕上げたのがこのワインなんだそうです(この辺はWassy’sのサイトで確認)。佐藤さんは1年で日本に帰ったので、これしか無いわけですよ。

飲んでみると、師匠が激賞するだけのことがある。すごくきれいで酸味がすがすがしく、果実味がアメリカのピノとしては落ち着いていて、でも中身は充実。アルコール、14.5%と書いていますがもっと低く感じます。そして特徴的なのが、ほんのりとカカオの風味が漂うこと。私はおおいに好きですね。佐藤さん、これを作ってしまうって凄いなあ。

7,150円で安くはないものの、最近のピノの価格状況と品質を考えればお買い得とも言えるワインだと思います。先週行ったらまだ売ってましたよ。

ところで、師匠も言ってましたがこのワインのもう一つの見所。裏ラベル、日本語で説明が書いてある下に名前が入っていますが。

“Yoshiji Coyote Sato”
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どんだけ気に入ったんだよ(笑)
posted by harukuni at 20:10| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月04日

突っ走る有鹿神社

遂に「ナニコレ珍百景」に登場してしまいました。神奈川県海老名市の、有鹿神社です。昨年2月に記事にしました。パンダ宮司です。

http://oldvin.seesaa.net/article/473797040.html

ところがなんと。番組を見たら、かぶり物がタコだのキノコだのと増殖しています。番組で紹介したものがパンダ含め10種類。グレイまである・・

2月に書いた時点でのフリーペーパーの記事「宮司がパンダにそっくり」からどんどん膨張しているわけですね。唖然。

番組では、神職さんが作った理由を「親しみを持って欲しい」と言っていて、出演の乃木坂の人も話しかけやすくなるといっていましたが、やっぱりホリケンの言うとおり話すの止めようと思うんじゃ無かろうか。千原ジュニアの言う、長ネギの日にフェンシングタクシーで乗り付けるんなら大ありだと思いますが。

まあ、ここまで来たらどんどん極めて神社界の小林幸子を目指して頂きたい。

posted by harukuni at 19:52| 東京 ☀| Comment(3) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする