2017年03月23日

南半球のワイン:補足

籠池氏、私の知らない世界の人のようです。全く言葉が出ず、ひたすら見守るしかないと観念しました(何が出来るわけじゃないけど)。


で、意識を変えたら先日の東急南半球で取り上げ忘れがあったのに気付いたので、書いておきます。チリ、ウンドラガのヴィーニョです(UNDURRAGA VIGNO)。

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単に「ワイン」って名前なのかもと思ってしまいますし、聞き忘れたのでネットを調べたら、紹介しているサイトがありました(こちら)。
チリ初の、フランスのAOC的に細かいルールを策定した呼称だそうで、場所はマウレ・ヴァレー限定(まあ当然)。正式に書くとVignadores de Carignan。私の写真では見づらいですが、確かに表ラベルにしっかり書かれています。

そう、このワインカリニャン主体(88%)で、12%サンソーが入っていると裏ラベルに書かれています。チリではワイン造りの最初はカリニャンが多かった、それを再現したプロジェクトだそうで、ウンドラガ以外でもヴィーニャを作っているそうです。

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それは後から調べたこと。カリニャン+サンソーという南フランスのちょいマイナー寄りな葡萄品種を使っていることにも驚きましたが、14.5%というアルコールの高さをほとんど感じさせない柔らかさにも驚き。赤い熟した果実+少々野生っぽさ。それがアクセントになって複雑さになっていると思います。

この日のラインナップでは安い方でしたが、チリで4,000円台後半はやや高めか(クロ・アパルタみたいなアイコンワインじゃないし)。でも味は値段に見合ったものだと思いました。

先のサイトによれば2015年11月時点で16の生産者が参加し、コンチャ・イ・トロやミゲル・トーレス・チリなど大規模ワイナリーもあれば小規模生産者も含まれるとか。

買う価値のあるワインだと思います。お勧めですよ。
posted by harukuni at 22:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

見事なり南半球ワイン

前回の東急カウンターは南半球。豪、NZ、チリ、アルゼンチン、南ア。それが、初日の14時過ぎに行ったら席を追加しているのに満員で4人空き席待ち中。えええ!と叫んだら店員も「何でですかねえ・・」。

そこで、7階のジュンク堂書店から始めて(ジュンク堂のレジも大混みだった)しばらく店内をうろうろし、それでも足りないだろうなあと思いながら行ったら、予想外に空席が出来てました。

相当な種類飲んで、どれも良かったんですが特に印象に残ったものを挙げます。

豪州、ロックフォードのアリカンテ・ブーシェ。前にも取り上げたと思います。果肉まで赤い、マイナー品種で作っているワインですが赤には見えないなあ。味もほのかに甘いし、アルコール9.5%だしロゼでしょうこれ。爽やかで美味しいですよ。

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外せないのは南アのブーケンハーツクルーフ、カベルネ・ソーヴィニョン。2014年から、フランシュックとステレンボッシュという地域名がついた2種類になりました(前は単なるカベルネ)。教えて頂いたところでは、南アでカベルネはステレンボッシュという定評が高いそうで、ブーケンハーツクルーフでも畑を購入し、この年から出すようにしたそうです。だから前のものはフランシュックと言うことになりますね。

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味はどちらもハイレベルで甲乙なし(値段も全く一緒)という感じですが、飲み比べればタイプが少し異なる。ステレンボッシュの方がより引き締まった感じ、フランシュックがより円やかに思えました。

これは豪に戻ってウルフ・ブラスのブラックラベル。カベルネ主体にシラーのブレンドです。

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これも文句のつけようが無いハイレベル。ウルフ・ブラスは大手に買収されてからかなりお手軽ラインのワインを出すようになりましたが、ブラックとかプラチナムになればやっぱり見事です。最初少し閉じた感じですが、飲んでいるときれいに開いてクリーム感も出てきます。

そして、やっぱり豪のクリス・リングランドのランドール・ヒル2010。クリス・リングランドのラインナップではセカンド的位置づけで、トップに達しない年に作るんだそうですがこれまでの20年で2,3回しかないそうです。

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アルコールが14.5%でクリス・リングランドにしては普通だなあ。前に見たトップは17%でしたからね。(あれ、トップは別にあるんだっけかな、ど忘れです)
なので爆発的に濃厚とか言うことはないですが、やっぱり味わい深くてたっぷりの黒系果実と滑らかさが調和し、味の要素がとても複雑です。
ま、セカンドと言っても3万円以上しますけどね。
なお、ランドール・ヒルズは次のリリースからセカンドでは無く、セミヨンの株にシラーズを接ぎ木したワインになるそうです(インポーターの方の談)。セカンドという位置づけでは、これが最後なのでその意味でもレアですね。

隣のチリ、クロ・アパルタも良かったですよ。私はチリの高級ワインで一番好きかもしれません。ただ、この2012年は少しだけ青く、ちょっと例年と違う気がしました(師匠も同意)。私は嫌いじゃ無いんですが。

最後は、アリカンテ・ブーシェと同じくロックフォードの、ブラック・シラーズ・スパークリング。生産量が極めて少なく、知り合いへの割り当てで売り切れてしまうので入手は非常に困難だそうです。

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これもインポーターが強いパイプを持っていて、分けて貰えるものらしいです。名前通り色は濃いのに、滑らかだし泡(それほど強くない)の爽やかさととてもよく調和してます。
値段を聞き忘れましたが1万円台前半だったはず(売ってないけど)。豪州のシラー図の赤泡は時々見ますが、だいたいバランスが崩れていてやる意味が理解できないのですが、これは本当に美味です。欲しいなあ・・・。

どれも取り上げたいんですが、とても手が回らず以上が精一杯です。良い回でした。それにしても、何であんなに混んでたんだろう?
posted by harukuni at 09:53| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

もはや炎上じゃ無く噴火の規模だ籠池おじさん

森友学園事件、と言うより籠池事件といったほうがいい気がするが、なにかもう異次元の世界に突入している。

誰がどこまで本気なのかわけわかんない。通常なら籠池氏の100万円寄付発言は事実とは思えず、証人喚問であっさり「ウソでした」と謝罪して却って安倍首相は無関係というう印象を与える戦術だと思うところなのだが、この人なので「トカゲの尻尾で切られてたまるか」という説も、あるかも知れないと思ってしまう。名前が似ている鴻池氏が良い者になっていたのが相当むかついたかも。でもだったら安倍首相をターゲットにするかなあ。

また、一部で出ている昭恵夫人の独走という話も、無くはないのかもしれない。100万円寄付したという話だが、籠池氏は現金を渡されたとは言っていないから。今日、たまたま録画されていた昨日のゆうがたサテライトが爆弾発言直後だったのでじっくり見ることができました。
(それでこの記事を書いてます)

攻撃する民進党もこの証人喚問には明らかに慎重。ある記事に書いてあって納得したのですが、大打撃になった偽メール事件があったので慎重にも慎重を期している感じ。しかも突然の発言だったの裏は全く取れないだろうし。

ただ、ゆうがたサテライトの情報で昨日首相と面会するはずだった大臣が、首相が時間が取れないということで官邸に行ったのにキャンセルになったそうで、これは異例なことだとか。全部が芝居なのかもしれないけど、政権に予想外の状況になっている可能性も十分ありそうだ。

二階幹事長が「こんなことで国会を止めてはならない」と発言したとか、総理が解散をちらつかせて野党をけん制しているとかの情報もある。一体どこに向かっているのか(真実が明らかになるなんて期待してません)。

稲田大臣がなぜか大炎上してもう初の女性総理はなくなった感じだし、日本維新の会の口撃男、足立議員が
安保情勢が厳しい中で安倍晋三首相や稲田朋美防衛相の足を引っ張るのは、北朝鮮や中国と通じているのではないかと疑われても仕方ない

とか
寄付してたら美談ですよ。なんでマスコミは騒いでんの?

とか意味不明な発言を国会でしたりして周辺も大賑わい。

4日のユアタイムで市川紗耶が「四方八方に散らばりすぎて収拾がつかなくなっている」と表現したのが見事に今の状況を表してますな。やっぱり頭いい。
あと、フジサンケイでもテレビは常に普通なのが面白い。そのユアタイムで稲田大臣の「記憶」ワードをロッキード事件まで引っ張り出して嗤ってるし。たださすがに産経新聞も庇えなくなっているけど。

例の二重国籍事件で有名になったアゴラの八幡氏が「二重国籍を放置して攻撃する民進党に資格はない」みたいな記事を書いているようだけど、今回はやっぱり的外れにしか見えない。新潮も文春も追求してますよ。

一つまじめに、そのユアタイムでモーリーが言っていたけど海外(欧米だな)では関心が高く、しかも極右政権で危険な政権の可能性を重視され、大々的に報道されているそうだ(だから在外特派員協会の会見もセットされたわけですな)。安倍首相の靖国参拝の件も再度取り上げられることだろう。

あ、そう言えば豊洲の百条委員会もすっかりかすみましたな。誰にとってプラスになるのか?小池と知事にはマイナスか、逆にラッキーか。

という感じでもうネタ満載。籠池氏、面白くてオイシイおじさんだと思っていたらそれじゃ済まなくなってきてます。目が離せませんね!(離す方が無理だけど)
posted by harukuni at 21:34| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月15日

特別展-春日大社

この間行ってきました、国立博物館の特別展「春日大社 千年の至宝」。

大神社展のインパクトから予想していたので驚きはしませんでしたが、平日なのに大盛況。さすがに平均年齢は高かったな。それでも国宝だの重文だのがぞろぞろ有って、三好と松永の戦いで焼けなかったっけ?と不思議に思うくらいの充実度でした。(春日大社はちょっと離れているから焼けてないんだよね)

帰りに、やっぱり気になったのが、あれ、何って言うんだっけこれ?「図録」ですがもう少し違った言い方があったよなあ。名前はともかく、展示物を図版に納め、詳しい解説を加えた本です。版が大きいし分厚いし、迷いましたが2400円なのでやっぱり購入。大神社展の時も買って大正解だったので。

春日大社展の図録は、藤の紫をモチーフにした装丁が格好いいし、内容が予想以上の素晴らしさ。特に私が興味が深い絵画類が(絵が好きなんじゃなくて、絵に表された神社関連の表現が興味深い)充実しているのが嬉しいのなんの。春日大社だけでこんなに有るとは、知らなかった。。。


興味は類似してますが、展示で現物を見た中では最も感銘を受けたのが厨子。えーっと、「春日宮曼荼羅彩絵舎利厨子」だそうです。扉の中側と、内部側面には愛染・不動の明王と四王天が描かれていますが正面は春日野の風景で鳥居だけがあるという、中に主体となるものを納めた容器なのは間違いなく、しかしその彩色の素晴らしさは息を飲むくらいでした。おそらく舎利塔を納めたと思われるので、先の名前が有るそうです。長時間見入ってしまいました。

美術工芸的なものには距離を置いていたのになあ。今後は意識して距離を置かないとまずいな。(別の方面で底なし沼に近いのに・・・)
posted by harukuni at 23:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

ローヌの赤・白・ロゼ

先週の東急カウンターはローヌ。基本シャトーヌフデュパプがメインでしたが、白はコンドリューもあって、「出さねばならない」からだそう。全部飲んだわけではないですが、どれも美味しくてそのせいかどうか、私がいる間はほぼ満員が続いていて、ちょっと意外でした。

私が特別に気に入ったのは、今更感がややありますが、サン・プレフェールのクレレット・ヴィエイユ・ヴィーニュ2014。マグナムしか作っていない、白です。

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どちらかというと柔らかい造りなんだと思いますが、それでもとても大きい印象。滑らかで香り・味が一気に押し寄せるというタイプではありませんが、飲めば口の中で味わいが広がり、豊かで余韻も長い。全体のバランスもとても良い。アルコールの嫌味は皆無です。

マグナムしかないと中々手が出ず、唯一最大の欠点だと思いますが、これは作り手が尊敬する師匠からの教えなんだそうです(アンリ・ボノー)。それじゃ仕方ないなあ。

もちろん赤も美味しくて、ACヌフパプも十分美味しいですが上のキュヴェのコレクション・シャルル・ジローは格上ということを実感させる深みがあります。これで12,000円くらいだし、クレレットもマグナムで20,000円くらい。今のワイン界ではお得だと思いますよ。

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その対極がこれ。ギガル3銃士、ラ・ランドンヌの2012年。番外です。

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この日の最高額は、」シャトー・ド・ボーカステルのオマージュ・ア・ジャック・ペラン2012年でグラス8,000円!全く手を出す気なく、最後のつもりを飲み終わった時(=かなり飲んでいる)に目の前に置かれて「どうですか?」と師匠。グラス7,000円でペランと大して変わらないのに頼んでしまいました。やられた・・・

しかし良い経験でした。思ったより優しいエレガントな味わいで、果実味の中にうまみのような味わいを感じます。ほかの近年タイプのヌフパプよりは当然パワーが強いですが。2012年が軽い年だったからかもしれません。

3銃士合わせてもこれでせいぜい3〜4回目ですが、ヴィンテージごとに味がかなり違うと思いました。それを師匠に言ったらかなり強く同意されました。今更ですが意外な感じです。(パーカー100点になんだかんだ言って翻弄されてるなあ)
ちなみに、師匠はトゥルクが常に早くから美味しいと言ってました。買ってすぐ飲みたい方には良いようです。

最後、実はこれが最初に飲んで、この週最もインパクトが強かったワインです。「プリウレ・デ・モンテ・ザルグ」のタヴェル・ロゼ、2015年です。

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タヴェルにしてはかなり淡い色合いですが、味も爽やかで重ったるさがなく、タヴェルに時々見られる苦みとは無縁。きれいな果実味、軽やかで華やかでフレッシュな香りが実に気持ちがよく、しかも味に意外と深みがあります。しっかりと味わえるワインでもあります。

売り物がなく、ボトル値段をはっきり聞けませんでしたが1本2,300円くらいらしい。グラスは472円。間違いなく、今回のコスパトップはこのタヴェル・ロゼです。2本注文しちゃいました。

楽天で探したら売ってない!?これから出てくるのかもしれません。もし見つけたら、「歩いてではなく走って行って買うべき」だと思いますね。
posted by harukuni at 22:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする