2016年08月30日

黒から出た白で、泡じゃなくて、ピノ・ノワールでもないワイン達

先日のワイン会は、テーマが超マニアックでした。
・ブランドノワール(黒ブドウから作った白ワイン)
・泡ではない、スティルワイン
・ピノ・ノワールは除外
シャンパンの影響でしょう、ピノは何種類も存在しますが他の葡萄だとあまり見かけません。私もシラーとテンプラニーリョを飲んだくらいしか記憶が無い。今回は、それが8種類もあるのです。
生産者の名前を書いても「なんじゃそりゃ」が多いと思うので、国と葡萄だけ書きます。

1.ドイツ、シラー
2.イタリア、キアヴェンナスカ(ネッビオーロ)
3.スペイン、テンプラニーリョ
4.イタリア、ネレッロ・マスカレーゼ
5.日本、マスカット・ベーリーA
6.イタリア、バルベラ
7.フランス、カベルネ・フラン
8.イタリア、ネロ・ダヴォラ

です。各国の産地は大体想像通りの筈です。3番はリオハ。5はタケダです。私が飲んだことがあるのはヴィンテージ違い(当然)の1番だけ。3は違う銘柄でした。

ブラインドテイスティングのテーマは、国・品種は当たったら奇跡みたいな物なので、もっぱらオープン後に明かされる品種の個性があるかどうか。それまでは懸命に個性を考えます。

で、結局私も、他の人も、

全く品種を感じない!  …オープンになった後でも。

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辛うじて5にMBAのニュアンスを認めた方がいたくらい。さっぱり判りません。共通性があるとしたら、どれも甘みが強く、しかも酸も強い。前に飲んだ経験のあるものも、ピノを含めてかなり厚みのある印象でした。酸はそれ程感じなかったような記憶があるけれど。
白ワインにする際に、抽出が出来ないので工夫する結果でしょうかねえ。(セニエとかしてたりして)

5.が品種の個性を感じられた人がいました。私も言われれば確かにMBAっぽいと思いましたが、他は完全に白ワインの色でしたが、5.だけは色からして「これはロゼではないのか」という感じ(主流意見)でほのかにピンクも入っています。ゆっくり圧搾しているそうで、皮の風味が加わったように思います。

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(左上が5番)


それほどワインの味わいにとって皮の存在が大きいわけですね。そうなると白ブドウが不思議に感じます。特に最近、これらのワインよりはスキンコンタクトを長めにしますがそれでも発酵開始前に取り除きます(「オレンジワイン」はもちろん別)。それであれだけの個性が出るのだから、驚きです。

なお、プラス1のワインもブランドノワール、しかもブルガリアのマヴルード。私が持ち込んだもので、兄妹が東欧に旅行した際ソフィアのカルフールで購入したもの。私も、知っていた師匠も「思ったよりまとも」。かなり固くてもっと潤いが欲しくなる感じでしたが、安物感がありません。師匠セレクトの他のワインに並べて何ら見劣りしませんでした。

やっぱり航空便は違うのかなあ。それもおまけ的な一つの発見でした。ワイン会に出すと行った時、兄妹は不安がっていましたが、おおいに受けたことを伝えなくてはいけないな。
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2016年08月29日

聖地巡礼最終日〜醍醐と小野と両部神道

最終日は京都駅で荷物を預けて山科へ。第一の目的は醍醐寺です。
本当は上醍醐へ行きたかったのですが、山の上だし登るのに1時間かかる。しかも最終日はとても天気が良くて強烈な日射。醍醐寺ですら木蔭が欲しいくらいだったので断念、というか最初から諦めてました。秋に行きたいなあ。

醍醐寺は応仁の乱で焼失し五重塔だけが残ったそうです。境内は非常に広いですが大門を入ってしばらく進んだ、伽藍のある広場は所は建物も少なくてかなりシンプルな印象。青い空と紅葉とかなら綺麗かも知れませんが真夏の京都ではまともに日光を食らってかなり厳しい。
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広場の中央を道が通り、左(北)にあるのが金堂。大きいですがなにやらあっさりと立っているんですが、実はこれ国宝。1600年の建立です。境内で金堂に向かい合うような位置に有る五重塔に至っては951年です。そりゃあ国宝だわ。でも、あまり観光客がい無いなあ。暑いだけじゃあないだろうな。金堂の中の仏像とか見応え有りますよ。
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五重塔の手前にひっそりと有るのが清瀧宮。醍醐寺の鎮守、清瀧権現を祀りますがひっそりとしていて鳥居もないので目立たないのは仕方ない。本社は上醍醐でそちらは立派ですが、私は見逃しません。
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これらの建物が有る場所が下醍醐(上醍醐に対して言う)の中心ですが、奥へ進むと手前の石の護摩壇が見物の不動堂や、祖師堂の前を経て観音堂に着きます。
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(不動堂)


お堂自体は昭和5年の建築だそうで文化財ではありませんが御朱印やお守りなどはここで授与しているので中心的な建物の一つです。中も中々良いですよ。
その先はもう上醍醐への登山道の入口なので引き返しますが、醍醐寺はもう一つ見所があります。入口から大門の間、左右に大きな建物が有り、南側は霊宝館ですが北側は極めて由緒の長い三宝院。醍醐寺のHPでも上醍醐・下醍醐・三宝院と分けています。

建物が国宝を含め重文も沢山という文化財山盛りの場所で、実に味わい深いですがそれに光輝を加えるのが庭園!秀吉が醍醐の花見に際して作らせた(自ら設計したとも)だけのことがあって、豪華な中にも実に落ち着きを感じさせる場所です。しかも、案内の方曰くごく最近写真撮影が許可されたそうで、友人はカメラを持ってしばらく動かなくなってしまいました。
しかし私も少しもいらつく事無く付き合い、写真もたくさん撮りました。風が通って涼しいし、幾らでも見ていられる美しさです。我々以外ほとんどお客さんがいなかったので、こちらからすればなお素晴らしい。なんで来ないんだろうなあ。

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醍醐寺のあとは、隣の長尾天満宮にさんざっぱら遠回りで寄って、友人が好きな天皇陵の朱雀天皇陵と醍醐天皇陵にも立ち寄り、随心院へ向かいました。

随心院はよく知らなかったのですが、直前に調べて仁海僧正の開基と知り驚きました。そう言えば最寄り駅が小野。仁海僧正は小野僧正とも呼ばれていたっけ。
小野という地名から、小野小町が余生を過ごしたところと伝えられ、随心院ではそちらをおおいに押し出していますが(まあ当然ですね)私は真言密教の重鎮の仁海僧正ゆかりの寺院という方がはまりました。友人にも言いませんでしたが。

実は、私の今回の旅行の裏目的は真言密教の聖地廻りだったのです。東寺は数年前に行っているので、今回高野山が決まったときにじゃあ醍醐寺にも行きたいと主張しました。
最近中世神話にはまっている私です。中世神話の担い手は両部神道に深く関係し、伊勢を中心として室生寺や醍醐寺も重要な存在です。両部神道は、真言密教の強力な影響下に成立したと言われます。例えば、伊勢の内宮・外宮は真言密教の中心となる世界観である金剛界・胎蔵界の両界、すなわち「両部」に配当されています。
室生寺は、創建したのが興福寺僧で、長い間興福寺末でしたが女人高野と呼ばれていることからも判るとおり江戸時代に正式に真言宗になりました。しかしかなり古くから真言密教の影響を受けていて、初期の真言系の両部神道書である「宀一山(べんいちさん)宝山記」の宀一山は室生寺の山号です。

醍醐寺の開創、理源大師聖宝は修験道の再興者として知られますが同時に真言密教小野流の開祖でもあります。両部神道の担い手として名前が出る僧侶は醍醐寺や東寺の関係者が少なくないそうです。そう言うわけで、真言宗の聖地廻りをこっそりと目的にしたわけでした。長谷寺は両部神道には余り関係なさそうですが、極めて有名なので行かずに済ませるわけにはいきません。観音様見たいし。

あともう一つ、三宝院は室町前期に満済をはじめとして幕府に関係が深い僧侶を輩出したので、名前はよく知っていました。一挙両得というわけです。

話は逸れましたが随心院は庭園こそかなりこぢんまりとしているものの、やはり京都の名刹、建物は外観も内装も優美な物で、特にふすま絵は見事です。個人的には奥書院の舞楽図がとっても興味深かったですね。写真が撮れないのが残念。でもおおいに堪能しました。
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正直小野小町はどうでも良いんですが、やはり行く価値はあると思いますよ。

最後に勧修寺に向かいました。ここも美しいらしいのですが、入口まで行ったものの入るとかなり時間が掛かりそうで、新幹線に間に合わなくなりそうだったのでタイムアウト。紅葉は避けつつ、勧修寺も秋に行きたいものです。
代わりと言ってはなんですが近くの吉利倶八幡宮へ。
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ここ、「八幡宮です、吉利倶八幡とは正しい社名ではありません」と強調した説明が張られていたんですが、他にあった2つの由緒書きには「吉利倶八幡とも呼ばれています」との事。通称に近いのは間違いないようですが、道案内にもはっきり吉利倶八幡宮と書かれてるなあ(あ、消火器の箱にも)。
由緒書きの1枚によれば、ご神木が焼けた時に梵字の「キリーク」が現れたため、こう呼ばれるようになったという言い伝えもあるそうです。神仏混淆が嫌なのかな?

と言うわけで、毎日大満足でした。もう2ヶ月近く前ですが充実しまくった聖地巡礼でした。
posted by harukuni at 22:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月25日

高野山本体と地主神

奥の院を出て昼食。初めての精進料理ですが、美味しかったなあ。
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そこからバス移動して、西のはずれにある大門へ。高野山域の端なので人が少ないですがそれでも観光客が複数、国籍も複数で来ています。さすがは世界遺産。
大門はやはり巨大で立派。正面からではカメラに収まりません。すぐ周りを道路が走って面倒なくらい車が来ますが通る時に見て満足するのかなあ。
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そこから10分ほど歩くと檀上伽藍に着きます。現在の高野山の中心と言っていいでしょう。巨大な根本大塔に驚かされますが、東西にある(と言ってもそこそこ離れている)西塔と東塔が十分に立派で、友人は西塔見て「こっちが大塔じゃないの?」と言ってました。西塔は古く趣があるので気持ちもわかります。
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西塔の前、檀上伽藍の一番西に鳥居があってここは見逃せない、鎮守神の神社、「御社」(みやしろ)です。丹生明神と、高野明神(狩場明神)の社が並んでいるんですが、木々に覆われて写真だと見えないですね。

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丹生明神と高野明神は弘法大師を高野山に導いたり土地を譲ったりした神様で、正確には地主神です。南(向かって左)脇に小さいお社があって、そちらは十二王子、百二十伴神だそうですがどういう謂れかなあ、と思って検索したところ「http://www.lares.dti.ne.jp/~hisadome/honji/files/NIUTSUHIME.html」というサイトに行き当たりました。天野村にある著名な丹生津姫神社の史料ですが、そこに
 長宮(梁行五尺桁行二間二尺 本社の左にあり)
  祀神五座(皮張神 皮付神 土公神 大将軍 八王子)
 長宮(梁行五尺桁行二間六尺一寸 本社の右にあり)
  祀神六座(八幡 熊野 金峯 白山 住吉 信田)
 衣比須宮(梁行五尺桁行三尺三寸 右の長宮の次にあり)
  祀神十二王子之一合祀百二十伴神
  以上三社十二座の神を十二王子といふ 旧は高野明神の社に合祭せしを承元三年行勝上人分ち祭る所といふ

とあります。前半の五座は明らかに陰陽道系統、後半六+一座は神社ですが神仏習合色の強い神社ですね。信田がわかりませんが、九度山駅と紀ノ川を挟んで対岸にある信太神社か、安倍晴明を生んだ雌狐を祀るという信太森稲荷かのどちらかだとおもいます。ちなみに、対岸のほうの神社は「土竜封じの神」だそうです。はあ。面白いなあやっぱり。
(http://kamnavi.jp/mn/kinki/kiisinoda.htm)

さて。根本大塔は巨大の一言。人と見比べるとサイズわかりますね。金堂も十二分に立派なんですが、かすんじゃいます。
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ところで、根本大塔の中の壇は漆塗りできれいなのですが、そこに完璧に意味不明なことに1円玉が立てて置かれてます。しかも無数にある。確実に観光客がやっているわけですが、一体何がしたいの??友人に報告したら呆れ返っていました。験担ぎという話もあるようですが。

根本大塔周辺には金堂をはじめ幾つかの堂舎がほぼ東西のラインで並びますが、一つだけ南側に地味なお堂があって、観光客は多いのに見ている人はいなかったですが、これがなんと国宝の不動堂。正確な建築年代は不明ですが鎌倉後期と考えられるそうです。言われると、優美な建物のような気がしてくるような・・(曖昧)

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なお、これから行かれる方に一点注意。金堂と根本大塔は入場料が必要ですが、小銭しか受け取らないしくずす場所もありません。友人は入らずじまいになってしまいました。だから一円玉の件は「報告」したんです。気を付けましょう(しかしもうちょっと配慮してくれてもいいのでは。。。)

檀上伽藍を出て歩いていたら有名な町石を発見。根本大塔を起点としているそうなので一番近いところかな。
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町石を見ながら最後の目的地の金剛峯寺へ。空海が開いたのが高野山金剛峯寺ですが、こちらはその直接の末ではなくて、江戸時代までは青厳寺と興山寺の二つのお寺だったものを明治2年に合併して金剛峯寺としたそうです。とはいえ現金剛峯寺も多くの文化財を持つ歴史のある立派なお寺。さあ見学、と思ったらなんと拝観時間を過ぎてしまっていました。4時半終わり。こんなに早いか。。
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金剛峯寺は外観を堪能して終わりでした。最後は残念でしたが、それでも十分に満足する高野山でした。
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2016年08月22日

夏の白尽くしの宴

月例ワイン会は夏恒例の白尽くし。98年で揃えています。

・ラヴノー、シャブリ1級モンマン(Monts Mains)
・パトリック・ジャヴィリエ ムルソー・キュヴェ・テット・ド・ミュルジュ(Cuve Tete de Murges)
・ミッシェル・ジョイヨ コルトン・シャルルマーニュ
・ピエール・モレ バタール・モンラッシェ

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個人的好みはラヴノーのモンマンで、すぐ次にジョイヨのコルトン・シャルルマーニュ。
主催者の話では、ラヴノーのモンマンは数が少ないそうで、普通はフォレとヴュトーになる物が集合名(今勝手に呼んでるだけ)のモンマンとしても出る場合があるとのことです。楽天で検索したら、2006,8,9はあって写真も出ています。もうちょっと調べてみます。
ジョイヨはメルキュレの有名生産者で、コルトン・シャルルマーニュを持っているとは知りませんでしたが、そういう生産者たまに見ますね。テナールとか

それはとにかく、ラヴノーはかなり開いていますが(ラヴノーにしては早い印象)まだ引き締まった酸とミネラル感ががっちりと有り、熟成の美味しさ、果実の甘さと酸・岩石の硬さがとても良くバランスしています。コルトンCもほぼ同様ながら、さすがに一段太い。でも私にはややきめが緩く感じました。

微妙だったのがジャヴィリエ。かなり茶色に近付き、味も進みすぎの印象です。カラメル感が出る前にストラクチャが崩れてしまった感じです。特別キュヴェとは言え、村名だからこんな物なのか、勿論ボトル差かも知れませんが。

そして、いよいよ難しいのがピエール・モレのバタール。畑の格、生産者の名声とも大いに期待させるところですが、変だとは思いませんが余り感じるところがない。何かこう閉じこもってしまっているような。いろはラヴノーやジョイヨのような良い熟成度を感じさせるんですけどねえ。まだ早いというのが一番有りそうな答えなんですが。。

私はたまにカウンターで飲んだりする、P.モレの若いワインも、なんだかなあという印象に終わってしまうことが多いんです。何が合わないんだろう?ドメーヌ・ルフレーヴのワインはどのヴィンテージでも好きなのに。
機会があれば、検証してみたいんですけどねえ。上のクラスは高いし、出来るかな?
posted by harukuni at 21:46| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月19日

配達中のワインが割れた件

これは書いておかないと

先日、某有名倉庫会社に預けていたワインを送ってもらいました。到着前に家に電話が。運送会社からで、家の近くの配送の方の営業所の人でした。

「割れているみたいで、すごく濡れています。確かめたいので箱を開けて良いでしょうか」

そこから色々あって、結局、1本割れていました。70年のシャトー・クリマンス。

倉庫会社で割れたのではなく配送中なのも間違いない(そうじゃなきゃ集荷の営業所で気付いたはず)。営業所から代品の調達か金額弁済になると言われましたが、倉庫から出した物の代品があるわけ無くて、「金銭しかないですねえ」と返事。しかし、金額弁済になると、購入額の証明で領収書か何かが必要になると言います。そりゃあそうだ。それがないとなんとでも言えるからね。そして、領収書なんて有るわけ無いのも考えるまでもない。

これも運、そういう巡り合わせだったんだと思うことにしました。割れたのは初めてですが、買おうかどうか迷っている内に無くなってしまうことは良くあって、「そういう巡り合わせだったんだよ」と諦めることは多々あるから慣れているし、お金が返ってこないのはブショネだったら同じ事だし。割れてしまった物をガタガタ言っていても仕方有りません。時間が無駄なだけです。

そう思って「弁償無しで良いです」で話をつけ、忘れていたら、二週間くらい後だったかまた電話が来ました。「本社の意向で、やっぱり弁償させて下さい。価格はこちらで調べました。xxxxx円で良いでしょうか」とのこと。

驚きました。私はメールでも無い限り日中捕まらないことが多いので何度も電話をくれたはずだし、色々と大変だったでしょう。どうやって調べたのか、70年のクリマンなんて?
しかも、記録がないのでわからないのですが、多分購入額をかなり上回ったはずの提示。調べようがないので受け入れてしまいましたが、そこはまあ、慰謝料込みと言うことで。正直に言えば、お金より70年クリマンの代品の方が欲しかったんですよ真面目に。飲んでみたかったなあ。

それにしても、「やっぱり弁償」になったのは年代物のワインで高価そうだったのもあるだろうし、ちょっと前にやや評判が落ちる事件があったのでイメージダウンをおもんぱかったのもあるかも知れないし(リアルワインガイドはその後無駄なクール便止めよう運動を展開してますね。おおいに賛同します)、70年のワインなんてやってる人間はうるさそうだし、なのにあっさり引いたのが不気味だったのかも知れません。

うるさく食いついていたら菓子折一つ程度で終わっていたかも知れないよ、とある方に言われましたね。その通りだったかな。気弱で面倒くさがりな性格も良い方に転ぶことがあるのかも。

勘ぐれば色々ありますが、素直にヤマト運輸さんには感謝します。割れたときの対応も丁寧だったんですよ。個人的には今後もヤマトを使いたいですね(少しは御礼をしないと)。って指定できないネットショップが多いんだけどさあ。


ところで、書類に同意の記載をしたんですが「示談書」という名前の書類でした。示談をしたのは人生初体験です。それはそれで興味深かったですね。
posted by harukuni at 21:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月17日

やっぱりそうだったか。

テレ東の、というよりモヤモヤさまぁ〜ずの狩野アナが結婚を発表しました。おめでとうございます(と言っておかないと、この後が)。

前回を次回予告まで見ていればそうじゃないかと思いますよ。狩野アナがすごく明るく「(ぴよぴよ)しました!」と言った直後のさまぁ〜ずの驚愕は凄かった。特に大竹の表情はTVではまず見られないくらいだったから、あの顔をするってこれは「結婚しました」かと思ってましたよ。昨日書けば良かった・・。

それにしても、失礼ながらなんだろうこの「残念じゃない」感。とうの昔に番組を離れていた大江アナの時は幾らか動揺したのに、おお、やっぱりそうか、という納得感が圧倒的でした。

狩野アナはすこし前に長く担当していたF1の番組を変な時期に外れたそうで、それは間違いなくレーサーと結婚するからですが、モヤさまの方は関係ないそうです。本当なのかなあ?別に3人とも既婚者で問題ないと思うから、狩野アナが何らか気持ちを切り替えたのかも知れないですね。

しかし、正直旦那さん(山本尚貴さん)は間違いないトップレーサーで、よりどりみどりだろうに何故に狩野アナを・・・ってでも思っちゃいますよ、あの雑でがさつでテンポイマイチで元気だけが取り柄みたいなキャラなんだから。
途方もなく失礼ですが、モヤさまだからこの先卒業までは思いっきりイジられますよ。その先手と言うことで。

何かここ数ヶ月狩野アナが急速に良くなった気がしていたんですが、報道による結婚意識の時期(昨年末)と近い感じなんですよね。私生活の充実が仕事に出たのではないかという推測もします。

また、その足利市の会から突如新システムを導入したのも関係が有るかな。狩野アナ卒業までも一気に楽しみが増えたし、卒業後どうなるかも気になります。
posted by harukuni at 20:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

「面白い」スパークリング

8月最初の東急カウンターは暑いから泡特集。各国の面白い泡がありましたが、泡がやや苦手で面白いパッケージが好きな私はこの2つが特に興味がありました。

一つはポメリー・ブルー・スカイ。シュール・グレース(SUR GLACE)とも書いてあるけどどっちが銘柄名なのか?それはともかくとして、パッケージの綺麗、をやや通り越したような派手な色合いと、なにしろ氷を入れて飲もうというコンセプトが特徴。とは言え欧米では流行っている・・らしいです。

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でも日本じゃかなりそれ程でもないみたい。ネットで調べても業者関係以外余り出ません。ピッコロサイズをストローで歩きながら飲むとか、そういう楽しみ方が受け入れられない気がします。とは言え、この青空さんボトルで1万円以上するみたいだから(!)、買わねえよなあ。
もうちょっと日本向きにお値段を考えて欲しかったですね。


そして、パッケージのインパクトでは歩メリーをたたきのめすのがこれ!インドのスラ、ブリュット・トロピカルです。うーん、確かにトロピカル!

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このワイン、ネットショップによればすら15周年記念ボトルなんだそうです。しかし、このど派手な原色ゴテゴテと言いペイズリー柄と言い、正直私の好みの正反対。ここまで派手じゃあ笑っちゃうと言うだけです。
ところが。

なんとこのスパークリング、師匠の大のお勧めだったのです。しかもポメリーの1/4の値段だし、柄を飲むわけじゃないので早速飲んでみて驚きました。ものすごく真っ当で、レベルの高いスパークリングなのです。

スラはどれもかなり個性的で、美味しいものの面食らう風味を感じたりしますがこれは面白くないほどに真っ当。ブラインドで出されてアジアと言える人は居ないと思います。とにかくレベルが高いと思いますね(師匠が勧めたからそうおもえたのかもしれませんが)。

しかし、「お勧めなんですけど売り物無いんですよね」ってひどいじゃないですか(笑)。ネットではせいぜい2000円+消費税らしいので、もし売り物が残っていて木之が意見に抵抗がなければぜひ試す価値ありですよ。
posted by harukuni at 22:20| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

高野山奥の院

高野山奥の院はいきなり一番奥から始まります。というのは東側、いわば裏通りを通ってしまったから。主たる通りを抜けていくと、かなり時間は掛かりますが深緑に包まれて気持ちが良く、奥の院の到達感は高いでしょう。

幾つか建物があって、それ程古いわけではないようですが(確証無し)立派です。この写真は御供所。

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「ごくしょ」かな?何て読むのか未確認ですが、見ての通りお札やお守りの授与所で御朱印もここで貰います。中央には、大黒天・毘沙門天・弁財天が祀られていてその為のお堂にもなっています。
大黒天堂の入口には紙飾り(と言うのか?)が掛かっています。宝珠、今年の干支の猿、壽の字。奥の院だけにあるのかも知れず、壇上伽藍や金剛峯寺では見ませんでした。どういう意味があるのか、聞けば良かった。
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こちらは護摩堂。ここが一番古色を感じますね。

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川に掛かる御廟所橋から遠望したのが弘法大師のお墓の御廟。橋から先は撮影禁止なんで遠景です。
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御廟の建物はごく近年の物で、地下があってそこに小さい大師蔵がずらりと奉納され、実にモダンにライティングされた空間があります。シックな色彩もあって、何だかクラブみたい。現在のリアルの信仰だから、古びている場合じゃないのは理解はしますが。。。どうもなあ。

今は「御廟」なのでお墓ですが、かつて(中世以前)はここは弘法大師が生きたまま、と表現もまた正しくないでしょうが、生死を超越した存在となってこの地に入られていて、弥勒如来の下生を待っているとの信仰が有り、「入定の地」と言われていました。岩屋に入定したんだったっけかなあ。なので特別に徳の高い後世の僧侶には生身(しょうしん)の弘法大師に会えたなんて言い伝えもありました。

さて、奥の院のメインストリートを戻っていくと、両側に巨大な石の構造物が並びます。どれも古くて苔むし、近付くのが恐いような物も。

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特大の物は大体江戸時代の大名家のもの。今は供養塔と呼んでいるみたいです(高野山地図)。これが、興味深い事に五輪塔と鳥居のセットが非常に多いのです。ただ大名の供養塔以外は鳥居は多くないように思いました。

五輪塔は仏教の供養塔、鳥居は言うまでも無く神道。神仏混交しまくっているわけですね。特に説明も無いのでこの形態が多い理由も制作年代も不明。
下は珍しく県による解説板がある徳川秀康(家康の次男)とその母親の霊屋(「たまや」だそうです)で、1604年と7年の建立とのことですが鳥居や垣も同じ時か不明。これは五輪塔ではなく、この形式がとても珍しいので特に説明があったみたいです。

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有名な武将も数多い。上から石田三成、伊達政宗、上杉謙信、武田信玄・勝頼(当然大きい方が信玄)です。
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もちろんお骨が入っているわけじゃなく(墓という表記もありますが)、やっぱり供養塔ですね。政宗の墓は仙台だろうし、勝頼は判りませんが(墓有るのかなあ)信玄は恵林寺に葬られたはず。武田氏滅亡時に何かされたのかも知れないですが高野山に移したりはしないでしょうからね。
しかし、政宗や子孫が大名として残った謙信、その他有力大名家の供養塔が勝手に作られるのもあり得ないと思われます。この辺の全体の由緒は、Wikipediaとか見てみましょう。(Yahoo知恵袋、回答が見事にバラバラだった・・・)

そして、豊臣家。ここは「高野山地図」にも墓所と表記されています。

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秀吉は京都の豊国廟が墓地ですが、和歌山県の解説板にも秀吉の墓と明記されているので分骨みたいな事をしているのかも。高野山は秀吉に庇護されたそうで他の戦国武将より明かな縁があるし、墓石が意外に小さいのでかえって本物という気がします。ちなみにここには鳥居は無し。

多くの観光客さんは有名人のお墓と緑に包まれた雰囲気を楽しむのでしょうが、私はどうしても細かいことが気になってしまいますね。
posted by harukuni at 19:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

あんまり飲まないヴィユー・シャトー・セルタン


先日持ち寄りのワイン会。私は75年のヴュー・シャトー・セルタンを持参しました。
同じ作り手のル・パンが有名、というかなんと言うか、なので陰に隠れがちですが、極めて高名です。今ではそうそう手に入らなくなってしまいました。(ル・パンが作る・・みたいな言い方は不愉快。こっちが元だよ!)

ボルドーの75年は今では微妙な言われかた。タンニンが強すぎるというのが一般的評価です。ヴュー・シャトーセルタンはポムロルだから左岸よりはしなやかさを期待できますが、でもCF30、CS10を含んでいるのでポムロルでは最も左岸的と評されていて、どうなんだろうという所です。

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でまあ、私が持っていったので自慢じゃないで・・・自慢です!明るい赤、柔らかで滑らかな舌触り、腐葉土の風味を含みながらも赤系果実の香りが心地良くて複雑。味も優しく、円やかで香りと同じく果実と熟成感のバランスがとても良い。心配していたタンニンは全く邪魔になりません。

まだ保つでしょうが今飲んで極めて美味しかったですね。今ボルドー人気は全く無くなっていますし70年代は全般に評価が低いですが(70年除く)、やはり良いボルドーは見事です。再認識しました。


ちなみにこちらは・・・

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同じ右岸だけど薄っぺらで確かに固くてタンニンが渋い。でもいいんです、値段セルタンの4分の1だから。(1万円しなかった、40年物なのに。それが今のボルドー。)
posted by harukuni at 20:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月04日

高野山、の前哨戦

3日目は一日ゆっくり高野山へ。我々は南海特急+ケーブルカー+バスで行きます。南海で九度山駅を過ぎた先からバスの途中まではかなりの山間部感なのに、高野山の中心地区に入ると道路や数え切れないくらい有るお寺の塀や建物の新しさ・綺麗さがいきなり都会の感じ。遠くに木々は見えるし、晴れていてもそれ程暑くないので山の上だとは判りますが、何やら妙な気になります。

ということで真面目な高野山の感想は次にして、まずは奥の院そばの有名な大きい墓地で見つけた「モノ」を。

この後の写真はみんな企業が作った慰霊碑や従業員・退職者のお墓です。なので余り面白がってはいけないと思うんですが、無理だよ。。。

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これは足袋で有名な福助株式会社。まさしくシンボルの福助さんが乗っています。まあこれは納得です。

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言うまでも無い、ヤクルト。見事にヤクルトの瓶が聳えています。入口の両脇にあって、狛ヤクルトになってます。

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これはUCC。上島珈琲株式会社ですね。中々工夫されていて、カップの中にはコーヒーが。

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こちらも狛コーヒーカップです。
そして、ちょっと志向が違いますが下は「しろあり対策協会」。

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わからなくはないし、針塚とか美味しく食べちゃうふぐ塚に比べれば存在意義も大きい気はしますけども、これがいきなり目に入るとやっぱり不真面目な心がくすぐられます。

そして友人曰く、企業物の白眉がこれ。江崎グリコ。

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行った方ならご存じだと思いますが奥の院前の墓地は西側の斜面+緩いカーブ沿いが昔からの場所で、東側の直線の所は最近の開発地です。ここまで紹介したお墓は直線の方なのですが、グリコは古い道沿いにあります。お墓字体は新しいんですが。場所もあるし、地味に家紋に似せながらも彩色が無い意外は徹底度が高いのも、最も感銘を受けた理由だと言ってました。確かに、周辺の雰囲気が非常に荘厳な感じなので、結構不思議感がありますよ。




なお、全然関係ないんですが、急行の行き先表示板。南海高野線に林間田園都市という大きい駅があるのですが、そのローマ字表記がこれ。

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「りんかんでん−えんとし」になってます。この表示板だけじゃなく、路線図とかみんなこの表記で統一です。
RINKAN-DENENTOSHIじゃないの?なんでここにハイフンを入れているんだろう。何か不具合があるんでしょうか。謎だ。。。

次回は、高野山のまっとうな素晴らしさを書こうと思います。
posted by harukuni at 22:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする