2017年01月29日

水戸光圀に学べ!

韓国のメディアは色々過激らしいが、少なくとも仏像問題についてはまとものようだ。地元の地裁判決を厳しく批判している記事ばかり(日本語版はね)。当然で、あんな根拠が全く無い感情判決を下していたら韓国の司法が国際的に疑われる。北とレベル変わらん。

でも、yahooのニュースとか見てると日本も相当にレベルが低い。というか、ここ10年くらいで明らかに劣化している。下品になっている。まともな大メディアが退潮し、わけわからん知識も覚悟も何にも無い「メディア」がまかり通るようになっているんだと思う。

最悪はDHCなんちゃらで、悪口雑言を吐きかけている相手に取材もせず理由は「数々の犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はないと考えます」。相手を取材しないメディアなんてあり得ない。なのに今後も良質な言論を提供するんだそうだ。

良質=自分のお友達、なのは言うまでもない。腐敗仲間ですな。

アパもバカだが経営者が思い上がっているだけで、単なる「バカ」。テーブルに本が「読め!」と置いてあるそうだが(何度も泊まっている人から確認)脇に投げ捨てればいい話。
バカが思い上がっているだけだが歴史をやっている人間の感情的に非常にムカつく。低レベルの素人のくせに何様のつもりだ。史料を読む苦労ぐらいしろ!

社員を自殺させて自分はデカい面して国会議員になる経営者、100時間越の残業を金も払わず自分はかわいい男アナウンサーに億単位の金を払う経営者、あれほど悪口を言っていたのに立場が変わると回線を貸さない経営者、とか一杯いる。大体がこの10年でのし上がってきた会社(回線業者は違うが、たぶん悪例を作った奴)。金を払う消費者も悪いんだが。知らないうちはともかく、情報が流れたら金払うのやめれば?まあDHCは共感するアホが多そうだけど。
(自分は今後アパホテルに泊まることはない。他になかったら別だけど・・・)

今、ブラタモリ水戸を見ている。藩を作ったときからの事とは言え大赤字、その中で学問を発達させた。神仏習合の私からすると大日本史史観は受け入れがたいんだけど、それをまとめた努力、学術に丹精を込めた気持ちは崇敬して止まない。

今の日本の偉い奴らは水戸に足を運び、資金がない中で学問を進めた人達の気持ちに学ぶ必要がある。金持ちになったときの慢心が、汚らしく表に出ている。それは金持ち国家になった日本全体に言えるんじゃないか。

隣国の悪口を言う前に、やることがあるんじゃないですか?まず歴史の光圀に学んでくれよ。おまえら金儲けは出来たんだからさ。
posted by harukuni at 09:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

超今更なワインを飲んだ〜モンペラ、白

自分でも余りにも今更感がありますが、初めて飲みました。シャトー・モンペラ(Mont-Perat)の、白です。

いや、赤はとうの昔に飲みましたよ。大騒ぎになる寸前(っていうかまだ気付いてなかったんだな)。東急が前の売り場だったときです。師匠に渡されて、手頃な値段だったので買って、なかなか美味しかった記憶があります。その後のバカ騒ぎは意味不明でしたけど。

白があるのは昔から知っていましたが、手に取る機会は全く無かった。なんとなく白は大したことないような先入観が出来てしまっていたのです。

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それを東急で買いました。2012年。2,000円だったし。

いや、美味しいと思いますよ。価格にしては良い感じに豊かだし爽やかだし、味わいの奥行きもちゃんとあります。さらさらしすぎていない、上手い作りだと思います。白はデュブルデューがコンサルでしたっけ?記憶がはっきりしませんが、だとしたら納得ですね。

今楽天を見てみたら、いまだに読むに堪えない煽り文句書いてる。。だから買うのが恥ずかしいんですが、赤も含めて人の目を気にせず買いたいと思います。2500円なんてしなければ、の話ですけど。(2500円でも文句はない味ですけどね)
posted by harukuni at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

これぞ想定外、モルドヴァワイン

先日、無謀じゃないかと書いた東急のモルドヴァ特集。私は土曜日には行けず、日曜日にどのくらい残っているか心配しながら行きました。

2時過ぎくらいに行くと、カウンターに他に2人のお客さん。インポーターの、明らかにモルドヴァ出身の女性も立っています。赤ワインは中々減っていて、まあ良かったと思いつつでも1本はまだ開けてないな、やっぱりかなと思って飲み始めたら、師匠が驚くべき言葉を。

「京は静かですけど機能は大変だったんですよ。ずっと満席で、空くのを待っている人や立ち飲みの人までいましたよ」

え?ブルゴーニュでもルソーとかじゃないとそこまで行かないぞ!

じゃあこの開いてないワインは、と思って聞いたら「2本目です」。他にも2本目に行った物があったそうです。さすがは東急なのか、東急なのになのか・・。

師匠が強調していましたがモルドヴァは東欧で黒海沿岸(面してはいない)なのでジョージアみたいな変わったワインだと思われるそうですが、とても近代的な味わいのワインを作っているそうです。今回出されたのもそういうもの。

例えば、これはフェテャスカ・レガーラという固有品種と、ピノ・グリージョの2本ですがフェテャスカは最初垢抜けないと思っていたらだんだん開いてきれいな果実味が見えてきます。

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一方のピノ・グリージョは師匠大お勧め(2本目か、もっとかも)のストレートに美味しい、きれいなワイン。果実味が豊かで、一時「ピノ・グリージョ」に見られたシャバついた薄っぺらさとは無縁。3,000円前後なので良いですよ、これ。

一方、これはフェテャスカ・ニャグラとララ・ニャグラというどちらも固有品種ですがやっぱりきれい。

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両方赤です。ボルドー品種系統の味ですが、酸がきちんとしていて飲み心地が良いです。で、1本2,000円くらい。お買い得間違いなし。(ワイナリーは、裏ラベルにすごく小さくしか書いてないんですがLion-Gri。ヴィンテージも記載が無いです。これはフェテャスカが13年、ララが14年だそうですが)


ところで先ほどのピノ・グリージョ、シャトー・プルカリというワイナリーですがプルカリは地名でもある。ACマルゴーのシャトー・マルゴーみたいな物で、位置付けも同様、モルドヴァを引っ張っているワイナリーだそうです。そこの最高級品が、アルブとネーグル。「白」、「赤」の意味だそうです。なんとボトル1万円突破。

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しかしこの味ならそれも納得。白も赤もものすごくバランスが良く、豊かで滑らか。間違いなく、どこに出しても恥ずかしくない品質です。ラベルもとてもエレガントで格好いい。通常品は、このワイナリーが最も誇りとする創業年の1827がちょっと邪魔に感じてしまいますが、最高級品は、ボトルの肩に!やっぱり大書はしてますね。

最初のフェテャスカ・レガーラを除くと、ラベルがやや田舎っぽいのがこれ。

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名前も「タラボステ」でどうも洗練に欠ける気がする。カウンターでは言わなかったけどアダモステを思い出す・・・ってそれは可哀想ですが!
前に来た方にも「このおっさん誰ですか」とか言われてたんだとか。でも、この人はモルドヴァの物語に出てくる英雄で、タラボステはその名前だそうです。

しかもこのカベルネが美味。やや粗さは残りますが、このコクと円やかさでカリフォルニアだったら1万円しかねない。それで約4,000円だそうですよ。経済状態が違うとは言え、このおっさんワイン(王のワインって言う方もいたとか。その方が良いですね)もまた見逃せないお買い得品です。

最後に、この2本。ビックカメラ有楽町店で見て、すごく気になっていたんですが、決して安くないので恐くて手が出ませんでした。
ミレシティ・ミチというワイナリーで、世界最大、延長200kmの地下セラーがギネスに載っているそうですが、これは1987の赤と1990の白でどちらも旧ソビエト時代のワイン。師匠が他の方に「少し取っつきにくいです」的な説明をしていました。

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当然飲んでみたら私にはものすごく馴染む懐かしい、でも確かに古い飲み手じゃないと慣れてなくて引いちゃうかも、という味でした。赤はクラシックなボルドーの、1級とかじゃない格の、うまく熟成したものによく似ている印象。そして、白はどこかで飲んだことがあると思っていたら、思い出しました。

今じゃロペス・デ・エレディアくらいしか作っていない、やたら樽で長熟させるリオハの白に似てます。あそこまで木の香りはしませんが(そりゃあそうだ)、恐らくは木の器の中でかなり熟成したんだと思います。もうこういう作りはしていないそうです。そりゃまあ、そうだろうなあ。

7,000円ほどだったので(ビックカメラより安いんじゃないか?インポーターが違うそうです)、白1本買っちゃいました。
この他も良いワインが目白押し(あれ?も有ったけど)。モルドヴァ、侮り難し!!




最後に聞いたばかりの蘊蓄を。フェテャスカは、白のレガーラと赤のニャグラが有るわけですが、ミチの古い白は単なる「フェテャスカ」。レガーラとニャグラは、元となるフェテャスカに他の葡萄を掛け合わせた交配品種なんだそうです。
・・・以上、知っていても全く使い道のない蘊蓄でした。

でも、もしこのモルドヴァの美味しさが広まると、今後は威張れる時が来るかも。
posted by harukuni at 21:08| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

デュガ&デュガ

週末、ワイン会があってデュガがテーマでした。クロード・デュガとデュガ・ピ両雄です。
クロード・デュガは2000年の村名ジュブシャンとシャルム、デュガ・ピは1997のシャルムでした。

ブルゴーニュの2000年は良くも悪くも言われない目立たない年ですが、クロード・デュガの村名はかなり柔らかくなってはいますがまだしっかりしています。もう飲み頃かな。

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比べるとさすがはシャルム。奥行きも凜とした透明感、きれいな酸が際立っていてまだまだこれから。でも、私はもう美味しいと思いました。他の方で「全然早い」と首を振る人もいたので、これはもう好き好きとしか言えません。間違いなく若いですけどね。ほぐれつつある感じが好みです。

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デュガ・ピのシャルムは、準備した方が97ならもう良いかなと考えてセレクト。でもデュガ・ピの特級だから全然固いんじゃあと思っていたら予想外にほぐれていてしなやか、柔らかさが出ています。クロードの2000年よりははっきり熟成が進んでいますが、デュガ・ピだけあって骨太な果実がしっかり残ります。私はこれも美味しかったですけどね。

で、写真を撮り忘れた。。。

一番の好きだったのはクロードのシャルムでした。いつもながら良い会でした。
posted by harukuni at 21:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

好一対の神道概説書

神社巡りを始めてしばらく経って、だんだん「神道」に興味を持ち始め(最初は建築・文化財としての興味だったので)買った本が、値段も手頃でわかりやすそうな「日本史小百科 神道」(東京堂出版刊)(※)でした。
この出会いが私を神社方面でもヲタクな道に引き込んだと言って良いかも。やっぱり、偶然以上の何かはあると思っちゃいます。

なにしろ、かなり「濃厚」な宗教学者だという評価を見たことがある末木文美士(すえき ふみひと)氏がその著「中世の神と仏」(日本史リブレット32 山川出版社刊)の巻末で参考文献を挙げる中で、
最新の中世神道研究に基づき、従来の神道像を一変させた画期的な概説書。<中略>神道研究の今日の到達点であり、今後の出発点をなす。

と書いているほどなのです。

私の言葉で言えば、「神道は古代から変わらない日本人の根本」とか、「仏教と並ぶ日本を代表する宗教」とか、「神社とお寺は別のもの」とか、そういった、私も子供の頃から思っていた考え方が末木氏の言う「従来の神道像」です(大雑把すぎますからね、念のため)。それとは相当にかけ離れた視点で書かれているのが、「日本史小百科 神道」であるわけです。

そして最近。そう言えば通史を忘れかけているな、と思って購入したのが岡田莊司著「日本神道史」(吉川弘文館刊)です。これが、意図して買ったわけではなかったのですが小百科と好一対の内容だったのです。

岡田氏も著名な神道学者ですし基本となる事実認識において小百科と異なることはありません。ですが、立場、思想が異なります。決してアナクロという意味ではなくて、従来に近い立場なのです。

例えば神仏の関係の把握が違います。小百科の方は神仏習合が一般的な形態で神仏隔離は伊勢・宮中祭祀のみにあった特殊な形という立場ですが、神道史は神仏習合の時代でも神仏を別けて考える意識は一貫して存在したと書いています。そのため、全体を通しての仏教への言及の比重が、当然小百科は多くなり、神道史は少なめになります。

一方、小百科があまり重きを置いていない考古学的祭祀と神道との連続性を神道史は重視していて、古代祭祀についてとても多くページを割いています。宗像の沖ノ島遺跡の詳細な解説はとても嬉しい。

同様に、小百科では比較的あっさり流しているの近世以降の神道思想、明治政府の神社政策史についてもまた詳しい。その分中世は軽めです。通史にしては近世以降が詳細すぎる気がしなくはないですが、結構気になっていた私には極めて有り難いです。

つまり。この2書を合わせて読むと、足りないところを補い合い、神道の歴史を古代から現代まで通して学ぶことが出来るのです。ただ、やはり思想が食い違うので連続部分をならすのは読み手に力が要求されます。でも有り難いことに、強調している時代が異なっているため、同じ時代のことを全く別解釈で説明されることは少ないのでそれ程困難ではありません。

偉そうに書いてきて本当に判っているのか、怪しいと自戒しつつ。両方とも何度も読み返したい本です。
でも先に触れる事になった中世神話の世界にのめり込んでいる自分がいますが。


※「日本史小百科 神道」の著者は、伊藤聡、遠藤潤、松尾恒一、森瑞枝の四氏です
posted by harukuni at 23:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

熊野5〜イザナミ説話ゆかりの地

神倉神社を出発して国道を北へ。一旦今回の目的地の最北、花の窟神社を目指します。

花の窟はイザナミの神が「神去った」、つまり黄泉国に入った場所だという伝説があります。それは知っていましたが特に有名という印象はなく、前に来た友人も「ほとんど人が居なかった」と言っていました。
しかし世界遺産パワー!神社の前には道の駅花の窟ができて広い駐車場に観光バスが到着します。この時間には天気も最高になったためか、鳥居の中に人がどんどん流れ込んでいく。友人唖然です。

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花の窟神社も岩がご神体。社務所を通るとそこにいきなり高い岩が屹立します。その足元が伊弉冉尊の磐座になっていますね。横にもう一つ敷石や賽銭箱が見えるのは、向かい合った小さい岩にある磐座でこちらは軻遇突智命を祀ります。

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境内から岩の頂部を撮影すると、こう。ここ浜辺から上がったところですよ。こんな高い岩があるのです。

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ところで、岩から何か飾りのような物が下がった綱が渡されていますね。これは「お綱かけ神事」のお綱で、神事の時には浜辺まで引きます。下がっているのは「三流の幡」で、神事の時には花を飾り付けるそうです。三流は「三神」、アマテラス、ツクヨミ、スサノオを表すんだとか。他にも色々ないわれがあるので、境内の解説板を示しておきます。

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(本当は写真そのままはいけないと思うんですが、情報量が半端ない上に図解が必要なので、ご勘弁を)
「お綱かけ神事」の風景は神社のHPに出ています。一見の価値がありますよ。

私は、他の参拝客が社務所で聞いていた綱の結び先を探し回ったり、友人達も思い思いにじっくり眺めていましたが、多くの人は境内直行、お綱を写真に撮り、御朱印をもらうとあっという間に退散。ツアーバスだと仕方ないですが、もう少しゆっくりしないものかなあ。。軻遇突智命の磐座に金属の御幣が2本立っているのが不思議で、社務所で聞きたかったんだけど神職さん忙しかったので諦めました。


次に向かったのは打って変わって静けさに満ちあふれた産田神社(うぶたじんじゃ)。神社の伝承によれば、イザナミがカグツチを生んだ場所だからこの名前だそうです。で、亡くなったのが花の窟だと。セットなんですが御朱印も花の窟神社で授与する事になっているそうなので、静かなのかなあ。

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でも例によって我々しかいないここは、豊かな社叢に囲まれたとても味わい深い、良い神社でした。国道から細い道を入っていかないと着かないのも難点かも。
まあ、花の窟に比べどこにでも有りそうではあるんですけどね。しかしこの静寂と社殿の味わいが神社巡りの醍醐味。

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ここでは余り社殿に接近しませんでした。白石の上に乗るには靴を脱がなければいけないから。でも後でよく見たら、上がるための草履が置かれていました、失敗。それでも立派で大満足です。

ところで。産田神社には古代の神籬の跡が残っていると言うことで、熊野市教育委員会の解説板には「と伝えられる」という言い方、一方境内の書き手の署名がない解説板には学者が断定した(後で調べたら結構著名な神道学者)と書かれています。

現物を見ても何とも言いがたしですが、市の文化財で、かつ埋蔵土器も多く出土する産田神社の祭祀遺跡として一括指定というあたりで、納得しておくのが無難でしょう。

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ちなみにこの写真の、石垣と板垣の間にありますが、石垣に乗っかっちゃあ失礼ですよ!(こっち側は草に覆われて見えませが。社殿を挟んで両側にありますよ)

産田神社から国道に出て南へ戻ります。途中、別にいいよと言っていた観光地点、獅子岩や七里御浜、はては紀宝町の道の駅でウミガメまで見学。完全なる観光客ですが、面白いから良いのです。(速玉大社でミカンも買ったし)
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そして、熊野川の少し手前で町の道へ降り、神内神社へ向かいました。続けるとものすごく長くなるのでまた次に。
posted by harukuni at 20:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

東急日本ワイン

先週末、東急は日本ワインでしたが例によって大盛況だったようです。

私は用事があって土曜日は行けず、日曜日の午後に行きましたが、元々15種類くらい有った銘柄はほとんどが売り切れか2本目。番外がかなり出ていました。それでも後から後から人が来るのでどんどん減っていました。

なので、私が味わったのは一部ですが印象に残ったのは、まず旭洋酒の千野甲州、ノンバリックとバリックのセット(2015)。これがもちろん味は違いながら、どちらもそれとして美味しい。酸が強めで少しえぐみが残るけど爽やかなノンバリック、ややどんよりするけど甘みを感じ、重すぎないバリック。

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当然高価ではないので、並べて比較するのが良いですよ。

ファンキー・シャトーを3種類、ソーヴィニョン・ブラン、レッド(以上2015)、ピノ・ノワール(2014)と飲みましたがどれも何だかなあと言う感じ。腰が弱く、奥行きが足りなくてややぼけている感じ。去年飲んだ物はもっと良かった気がするけど。

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作り手が変わってナチュラルワインに向かっているそうですが、今回は裏目に出た印象です。まあ、まだまだ変わるでしょうね。


確かにしっかりとしていたのは小布施、ドメーヌ・ソガのカベルネ・フランとプティ・ヴェルド(両方2014)。勿論ボルドー品種のイメージより薄めで柔らかいですが中位の果実味、コクと旨みがあります。日本らしい、って言えるのかなあ。師匠が力説していたのですが、フランに青みが全く無いのは不思議です。

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色々飲んでみたいワインがあったので売れ切れていたのが残念でした。
posted by harukuni at 21:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月13日

ワインの、最近の小ネタ

1.
ある酒屋で「能登ワイン」という私は知らないワイナリーのワインを売っていました。中に、「メルロ&サンジョヴェーゼ」というブレンドの。

白ワイン。

いきなり飛び道具過ぎないかおい。色づきが悪かったんでしょうけど。
(今ネットで調べたらブラッシュだそうですが。)


2.
東急で値札を色々見ていました。ワインの色が書いてあります。そこに「」。
文字数がせいぜいロゼまでしか入らないので苦肉の策でしょうが、何か不思議で面白い。オレンジワインと言って欲しくない生産者がいるそうなので、その人達の前では「だいだいが」と言っておけば判らなくて良いでしょう。


3.
近くの商店街に、輸入食品の激安店があります。前を通ったら、「タイムセール、ハンガリーワイン300円!」
表に出てましたが冬だし、300円なら最悪流しに捨てても良いかなと思ったんですが、すごく気になったんですが、重くなるから止めました。しかし最近390円くらいでスーパーでも売ってますね。味、あるのかなあ。

4.
来週末の東急カウンターは、モルドヴァ特集です。
冒険が過ぎやしませんかと言ったら、モルドヴァに注目しているのは遠藤利三郎商店とうちだけです、と自慢されました。
リストに17種類。インポーターが来店するそうですが、本当に大丈夫なのか?

5.
先日ショップメールを見ていたら、「パンセドラフルール、2007年、9990円(税抜)」って載ってました。
すぐ見たら在庫3本。丸1日後に確かめたら、依然として3本。
パンセって昔から1万円ちょっとくらい。あのラフルールの、セカンドの中で最もレアと言われるパンセなのに。。。人気無いの???
前からずうっと不思議でしたが、今でも不思議なままです。
今見たら、商品ページが消えてる。なんでだろう。出荷の案内は来たのに。


いろいろありますね
posted by harukuni at 20:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

熊野4〜速玉大社と周辺

熊野三山、新宮地区です。これまで新宮大社とか速玉大社とか適当に書いてましたが、社号標にもある速玉大社に統一します(地域の名前として新宮ね)。研究書なんかだと新宮と表記するんですが、本宮や那智にも速玉社の名前で祀られているから区別しているのかな?

最初は阿須賀神社。2016年10月に世界遺産に追加登録されたそうで祝いの幟がたくさん。世界遺産の正式登録名は「紀伊山地の霊場と参詣道」だそうだから当然ですね。

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阿須賀神社は重要な神社です。一つには、熊野権現はまずかの神倉神社の磐座に降臨し、阿須賀神社に移動し、最後に速玉大社に落ち着いたとされているからです。(え、本宮じゃないの、とかそういう野暮なことは聞かない)

その割に知名度も低いし(ろくすっぽ知らなかった私が言うことでは無いですが)小雨の朝だったので人もいない。でも立派な良い神社ですよ。静かな境内に、彩色がまばゆいばかりにきれいな社殿が一際映えます。

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落ち着いた、鄙びた感じが好きですが、こういうきれいな神社も別の感覚で好きですよ。みうらじゅんが仏像について書いていましたが、本来は華やかに飾られていたはずでしょうし。

重要性のもう一つは、背後にある山。蓬莱山です。
この辺りは、秦の始皇帝に命じられて東海に不死の霊薬を探しに行った徐福が上陸した地と伝えます。かなり「強力」な徐福公園とか有ります。
私も昔は話題造りの強引な有名人伝説だと思っていました。勿論史実じゃないですが日本の信仰の歴史、特に熊野や紀伊周辺の聖地に神仙思想が入ってきた歴史の一つの形跡という説があるのです(なんの本だったか忘れてしまいましたが)。案外笑い飛ばせない伝説らしい。そのシンボルが蓬莱山になるわけですね。

あと一つ、興味深いのがここの祭神。解説板によれば、事解男命(ことさかおのみこと)、家津美御子大神、熊野速玉大神、熊野夫須美大神になっています。気になるのはトップに書かれている事解男命です。
速玉大社には祀られておらず、本宮・那智には祀られていますが(玄松子大師匠のサイトによる)なんかどうも扱いが「まあまあ」。日本書紀の一書(第十の一書)に速玉之男と泉津事解之男(よもつことさかのお)が続けて生まれるのですが、それを取り込んだのか、逆に一書が熊野を取り込んだのか・・・。しかし各地の熊野神社には頻繁に現れる名前です。でも阿須賀神社のようにトップに来るのは珍しいんじゃないのか。三山の神と一緒で、その前に書かれているし。

そもそもこれら記紀にほとんど現れない神々の性格は極めて不明瞭で漠然としていますが、中でも事解男はその名前自体、理解が難しい神様です。よもつ、は黄泉国の「よみ」ですが。

蘊蓄はさておきいよいよ速玉大社へ。熊野三山、というわりにここは完全なる平地ですが実際の山の意味じゃないですからね。言うまでも無く熊野川の河口のすぐ上流部に位置し、今でこそ都会ですが近世以前は行くのが大変だった場所。主たる本宮、大河を表す速玉、瀧の那智と三山それぞれに示す神の力が有ったのでしょう。

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今は本当に町中で、アクセスが良い分なんか地味ですがゆったり参拝できるし、神社建築のファンで無くてもこの社殿配置は印象に残るでしょう。玉垣の中に十三殿がずらっと一列に並ぶのです。

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本宮・那智と違って第一(結霊宮)・第二殿(速霊宮)が独立し、第三殿〜第五殿(証誠殿、若宮、神倉宮)が一つの建物ですが当然三殿に分かれます。中四社・下四社が八神殿なのは那智と同じ。でも一つ一つが大きいので横に長いこと。こういう神社、他にないですよ。

第四殿と中四社の間に小さい社がありますが、説明が無くて戸惑っていたら玄松子大師匠のページに記載があり(流石だなあ)奥御前三神殿、天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神を祀っているんだそうです。少なくとも祭神は、明治に入ってからっぽいな。

速玉大社はさすがに参拝客を多く見かけました。天気が良くて、もっとゆっくりした時間に来れば大賑わいだったでしょうが、お陰様でじっくり眺めることが出来ました。


そして神倉神社へ。着いた時には雨が止んでいて、まだマシだった!急だとは思っていましたが、こんな恐い石段だとは思わなかった・・・

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普通、階段は横から見て直線か、ノの字の傾斜になります。しかし神倉神社の石段は急な上に○の上の部分の曲線を上がる感じになるのです。直立すると、後ろに倒れそうになってしまって恐いんです。
雨が上がっているとは言え濡れているし、自然石だし、しかもそれがうねっている。途中情けないながら四つん這い状態もありました。世界遺産になってるから手摺りとか作れないだろうしなあ。

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でも結構年配の方が平気で降りてきていましたね。下りの方が恐くないのかも。(私達は横道に逃げてしまいましたが、こっちはこっちできつかった)

ただし。登ってみればこれは凄いわ。もう素晴らしすぎる。この岩を見て神を感じるのは至極当然と言えるでしょう。何年くらいこの状態を保っているのかなあ。後から来た通常の観光とおぼしい方々は、岩を眺め、景色を眺め、お参りしてとっとと帰って行きましたが我々は5倍くらいは長居したかな。ま、いつものことですが。

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登り切ったときにはどんどん晴れてきていて眺望も素晴らしかったし、当然岩や風景の写真を撮りまくってました。登るの大変だったんだからそれだけ味わあなきゃあね。(狭いので遠慮していたのもあるんですが)

麓に下って、住宅地を歩き回って最後の撮影。見えますよ、下から神倉神社とゴトビキ岩が!これを見ないでおくものか。
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道が細く、観光客がたくさん来てしまうと住んでいる方が困ると思うので、大声では言えませんが、麓からの眺めも最高です。苦労した甲斐がありました!
posted by harukuni at 22:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

2017新春恒例東急古酒

東急カウンター年始の古酒ウィーク。特に印象に残った物を書いておきます。

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まずは2日目の泡、アンリオの単なるヴィンテージ、1989年です。まだ89年なので、色は黄金になっていますが泡はまだしっかりあります。しかし香り・味わいは外観を裏切るほど熟成していて、しかし度を超しているわけではなく、熟成シャンパンに求める素晴らしい美味しさが十二分にあります。カカオ、クリーム・ブリュレ。しかもおおいに爽やか。そこまで高くはないんですよ。

ついで文字通りゴールデンコンビ(古!)、イグレックの1985とソゼのピュリニイ1級コンベット。当たり前ですが全然個性が違います。が、両方とも文字通りの黄金色で、味わいも金色に輝く感じ。今年は良い年だ!と思うほど。

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今のソゼは判りませんが、今のイグレックは絶対この味にはならない(断言)。すごく高かったですがなんの文句もない。ほのかに貴腐の風味と熟成セミヨンのまろやかさが圧倒的です。

赤で良かったのはカステッロ・ディ・アマのラッパリータ1986年。

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昔ほど有名じゃなくなりましたが、やはり評価が高いキアンティの生産者のメルロ100%。まだきっちりと背筋が通っていますが熟した甘さも出て来ていて「丁度良い」感じ。いわゆるスーパー・トスカーナですが、これはちゃんと熟成しましたね(そうじゃないものも有るらしいです)。

取り上げないといけないでしょう。ブルゴーニュの89年コンビ、シモン・ビーズのサヴィニィ・レ・ボーヌ1級マルコネ、マルキ・ダンジュルヴィユのヴォルネイ1級シャンパンです。

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どちらを選ぶかは好み次第。ビーズのサヴィニィはかなり淡い色合いで出汁そのものの香りと味わい、ただちょっともう弱い。ダンジュルヴィユのヴォルネィはさすがのトップ畑、まだかなり果実味を濃厚に残していますが、もうちょっと時間が欲しいかも。比べて飲むからあれこれ言いますが、それぞれ素晴らしいです。

特に、シモン・ビーズの古酒は余り飲んだことがなかったので、今回が一番美味しかった(悪いけど、奥さんが日本人だから+αで人気があるんだと思ってました)。

これは予想外だったマルク・ブレディフのヴーヴレ・コレクション、1976年。

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いや、まだまだ若いですよ。フレッシュさあり、果実味も有り、しかも練れてふんわりした風味。そんなに甘くなくて、中甘口好きな自分にはバランスが素晴らしい。さすがウーヴレ、長持ちでしかも(多分)ボトルで2万円を少し超えるくらい。欲しいです!

最後はトロ・アルバラのペドロ・ヒメネス、コンベント・セレクスィオン1946年。バックラベルに「パーカー100点」と書いてあって、今頃感が無くはないものの、なるほどの味わい。

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ペドロ・ヒメネスは30年くらいではものすごく甘くて私でも飲むには勇気が要りますが、70年経ったこのワインはとろみときれいな甘さが、勿論相当甘いですが、何とも言えないカラメル風味の塊で60mlをとても美味しく飲むことが出来ました。グラス値段から推察して5万円くらいするはずですが、同タイミングで新リリースを売っていた某ACブルゴーニュ白も同じくらいの値段なので、私が買うとすれば決まっています。

なにか今回は白に偏っていますが、私が手が出なかった高価な物は素晴らしかったそうです。それを除いてもいつも素晴らしい経験、有り難うございます。
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2017年01月05日

正月休暇に飲んだワイン

自分で買ったワインの話をしていないので、年末・年始に飲んだ中で印象に残ったワインを挙げてみます。

まずは白ワインで熊本ワインの菊鹿セレクション小伏野バレルファーメンテッドシャルドネ2015(全部書くと長い・・)。知っている方なら今更の感もあるでしょう。日本のシャルドネの中で間違いなく一番上のクラスです。

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名前の通り新樽風味豊かですがとても見事にバランスが取れているのはいつも通り。文句ない美味しさです。


ボルドーの話を書かないと悔しいと言うことも有りますが、なかなか良かったのは。

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ポムロルのシャトー・プランス1995。ポムロールでは2軍格、いや第3軍ですか。無名とまでは言いませんがお値段はかなり安い。何しろ去年の内に買ってほぼ5000円でしたから。

確かに華やかさを余り感じず、土臭い印象なんですが、果実味も残しているし熟したボルドーらしいまろやかさも見られ、中々心地よいです。値段が値段なんで試す価値十分です。


しかし、悔しながらやっぱりこっちの方が純粋に感嘆しました。ルイジャドのペルナン・ベルジュレス1級クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエール。これも名前が長い。このクロはルイジャドのモノポールですが(エリティエ・ルイジャド名義なので昔からの所有ですね)、アン・カラドゥー(En Caradeux)という全く名前の違う1級の中にあります。有名なレ・ヴェルジュレスの近くにありますが、評価はやや低い。

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しかしそこはルイジャド、しかも1983と33年前の、上手くいけば当たった年です。まだまだ味わいに若さの片鱗を残し、酒軀も確かですが同時に柔らかく流れるような円い酸を備えたお茶や腐葉土の熟成感もおおいに感じます。
やはり優美さという点で同じくらい熟成したコート・ド・ニュイには適わないと感じますが、そこは第2クラスの村でもあります。そこの産としては実に見事だと思います。正直、これまでに飲んだ赤のルイジャドの中で最高かも知れない。

ちなみに。同じ畑の赤白の最近のヴィンテージが売られていますね。白を飲みましたが、若いですが美味しかったですよ。


当然83ペルナン年は高かったですが、最後はコスパ最高のワイン。カリフォルニアのボーグル・ヴィンヤード、オールド・ヴィン・ジンファンデル2014です。

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ボーグルは何種類か飲んでいますが、どれも安くて美味しい。このジンも香りはチョコレートそのものですが飲んでみると中程度の濃さで結構爽やかさも感じます。一時主流的だった甘い、バーベキューソースそのものみたいなジンとは一線を画します。2,300円ですよこれ。大変なお買い得だと思います。


他にも幾つか飲みましたが一つだけ香りが「豆」そのもののワインが有ってこれは趣味に全く合いませんでした。でも外れはそれくらい。良いお正月でした。
posted by harukuni at 21:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月04日

猫にドンペリ

先日書いた贅沢ワイン会の時の話。
これも贅沢な話ですが、泡に出ていたのがドン・ペリニヨン。通常品とエノテークです。

空になって横のテーブルに並べて置いておいたら、お宅の飼い猫がなぜかドンペリに馴染んでいました。

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面白いし可愛かったので撮影会状態になり、それが成り立つくらい長時間居続けてくれました。猫好きの私も当然参加しましたよ。

何が気に入っていたんでしょうかね。匂いは嗅いでなかったしなあ。
posted by harukuni at 21:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月03日

ハードすぎる初詣

熊野の話を書こうと思ったんですが、今日行った神社が余りに強烈だったのでまずこちらを。奥多摩にある羽黒三田神社です。
参道の入り口は奥多摩駅から歩いて6〜7分くらいとアクセス良し。しかしその先を、私は余りに軽く見ていました。
そう、やっぱりクリスマスの許しがたい贅沢三昧を神様に咎められたに違いありません・・・

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ここが入口。見上げると鳥居の奥に何やら神社みたいな物がありますが、こんな近いわけない。横に由緒等を書いた解説板があって、それによれば見えているのはたぶん随神門。真っ直ぐに階段が登っています。この角度で。

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おかしいとは思っていました。以前、この階段の登り切った地点までは行ったことがあったんです。その時は別の自動車が通れる道を上がったんですが、それでも相当に高くて苦しかったんですよね。でもネットの地図そこに上がる階段にしちゃあ随分あっさり書かれているし、まあ何とかなるか、位に思ってしまいました。いや神社のためなら良いんですけども。

そして手摺りとか無い急階段を休み休み登りました。虎ノ門の愛宕神社の階段が、高さは倍で幅は5分の1になったと思ってください。恐くて振り返られない。

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なんとか登り切り、少し坂を上がって見覚えのある場所に。しかしそこには不安になる案内板がありました。「(←)表参道 入口」

え?まだ表参道に着いてないんですか?

そして前に一度覗き込んだ「表参道」に突入。完全に山道。しかも地図で見た印象とかなり違う、階段ほどではないものの決して楽ではない傾斜で登っていきます。

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これは登山じゃないのか?

もうへろへろになり、一度5分ほど座って休んだりして、もしかして動けなくなるんじゃとか、そういやツキノワグマが出たって書いてあったけど、さすがに今は寝てるよね、とか色々考えながら何とか登って、あった!鳥居!

ようやく着いた羽黒三田神社。いや、結構素晴らしいよここ。社殿も立派だし森の中の雰囲気も良い。よくここまで建築材料運ぶよな。とも思いつつ全く人の居ない神社を満喫しました。しばらく休憩してからですが。

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初詣がこれとは、正直ハードすぎました。
あと、実は車があればかなり楽に上がれる道があるんですが、どこの地図にも出ていないので一旦行かないと判りません。駐車場なんて無いしね。(大型車じゃなければ路駐で問題ないと思いますが。禁止じゃないし)

随神門にあったミニ御神輿が面白かった(随神も結構いい造り)。担ぎ棒が切られているので今は完全に装飾品ですが、昔は担いでいたのかな?かなり凝った彫刻で、明らかに見覚えのある猫ちゃんもいました。

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ところで、麓に有った由緒書きのポイントを抜き出すと。
1.祭神は、正殿が高皇産霊神と少彦名神、左殿が天穂日命、右殿が倉稲魂命。
2.貞観3年出雲国の人土師連行基が、御嶽山に来て神のお告げをえて、この村に
高皇産霊神と少彦名神を祀った。その際穴澤天神と称した。
3.また左殿に天穂日命を祀った。
4.永享6年に村内元巣の森にあった羽黒大神を右殿に祭り、羽黒大権現と称した。
5.永正3年に領主三田弾正忠次秀が社殿を再建した。
6.明治3年官命により羽黒山大権現と穴澤大神を併せて羽黒三田神社と称した。

まず、穴澤天神に関しては式内社の論社で、武蔵五日市や稲城市にもあるのでまあ、なんとも。(谷保天満宮も自称してないけど論社なのか、しらなんだ。)
ただ五日市の穴澤天神社も高皇産霊神が祭神になっています。稲城市と、谷保天満宮には有りません。天穂日命を祀っているのがここの独特なところ。出雲感が増してきて、由緒の土師氏が出雲出身というのもつながって来る。
そしてここが奥氷川神社があるのが見逃せない。氷川神社は出雲出身の氏族が武蔵國造になり、祀ったという伝承があるからです。奥氷川神社は川のそばの低いところ、羽黒三田神社が奥氷川神社を見守るように距離では近く、高い位置に有るのは、何か意味があるのかも。

そして羽黒大権現。明らかにこれが江戸期の名前でしょう。倉稲魂命が祭神というのは、近代の出羽神社(羽黒山)の祭神を踏襲したものと思われます。由緒にあるとおり御嶽山は修験道の地であり、出羽三山信仰と関係しているのだと思われます。

最後の三田。次秀が実在したかは別にして、戦国時代に三田氏が青梅一帯を収めていたのは事実です。三田氏は平将門の末裔と称していて、この辺りに将門神社が複数有るのはその関係でしょう。しかしその名前がいきなり社名になるのは普通の由緒だと首をひねる。由緒にある明治に入ってからではなくて、江戸時代から、羽黒大権現と三田氏の名前を重ねて呼んでいたのではないでしょうか。例えば三田氏が勧請した羽黒大権現、というふうに。

とまあ、ろくすっぽ裏付けがない推測話ですがこれぐらい書かないと納得できないんですよ今日の疲労。
posted by harukuni at 21:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

贅沢の度が過ぎる

新年なので豪華な写真を。尤も飲んだのは12月24日、クリスマスは関係ないんですけどね。

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フルーロ・ラローズのル・しかつかないモンラッシェ(Le、写真から切れていますが書いてあります)1992,同じくバタール・モンラッシェ1997,それにラモネのシャサーニュ・モンラッシェ、レ・カイユレ1996です。

ラモネは96年で既にパワー全開。クリーミーで甘やか、申し分なく美味い。
フルーロ・ラローズは余り知名度が高くないですが流石は「ひざまずいて飲むべし」のモンラッシェ、気品が違います。引き締まっていますが透明感・奥行きが素晴らしく、豊かさも顔を見せています。
興味深いのが、バタールは全く個性が違い、こちらは甘いくらいに果実風味全開です。ラモネよりももっと大型に感じますが、少し緩いと言ったら贅沢ですねえ。

出して頂いた方に感謝頻りです。何しろ、フルーロ・ラローズはその方がフランスで買ってきたんですから。最高のクリスマスプレゼントでした。他にも色々あったんだから!一番私がすごいと思ったのはこれ。

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エゴン・ミュラーのシャルツホフベルガー1990年のアウスレーゼ、しかもゴールドカプセル。
(勿論涙が出るほど美味しかった。意外に甘さ控えめなんですが、清らかさが段違い)

贅沢が過ぎるわ。早く初詣に行って、神様に許しを請わねば。
posted by harukuni at 17:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする