2017年05月10日

東急古酒2017GW編〜長いおまけ

もう一つ書かねばならないことが有りました。印象的なラベルです。

まずこちら。ネックを見るとドゥーツと判りますがラベルは7割くらい消滅してます。でも最下部をよく見ると「BRUT 1982」の文字が!ネックと合わせて必要な情報は残っていたんです。

20170510_03.jpg

しかし。肝心の1982の文字の上に、亀裂が入っているの見えるでしょうか。既にこのときこの部分も砕けかけていたんです。
写真を撮ったあと、数名のお客さんが来てサービスしている内に、遂にはがれた!と思ったらほんのわずかな繊維でぶら下がり、蜘蛛の糸状態に。
コルクにも年号が入っていてはがれたらそちらで証明する気だった、とは師匠の話でした。

そしてもう一つ。1964のカロン・セギュールの、ネゴシアンラベルです。

20170510_01.jpg

普通ネゴシアンラベルの場合は、瓶詰めしたネゴシアンの共通ラベルになって、ワイン名だけが差し替えられています。ところがこのカロン・セギュール、元のラベルデザインにかなり近い。オリジナル、最近はネットショップの写真を借りるのもためらわれるので、気になる方は検索してみて下さい。

なんと小さいハートまで。

20170510_02.jpg

私にはこっちのラベルの方がかわいく思えますね。

ところで、前の写真を見ると、ネゴシアンの名前が入っているんですが「HANAPPIER PEYRELONGUE & Co」と書かれてます。アナピエ・ペイルロングと発音するそうですが

聞いたこと無いぞ

私だけだと説得力ないですが、師匠とソムリエI氏と3人揃って「聞いたこと無い」。
それで家に帰って検索したら、出てきたけど少ないなあ。。日本語サイトは皆無・・かと思ったら2サイト、アンティークの通販でした。グッズですね。

外国語のサイトを見るとそこそこ古いメジャーなシャトー物があります。右岸が多いなあ。1990年のACボルドーまで確認が取れましたが、そのあたりまでの歴史でしょうね。
ただ、ネゴシアン物のラベルはやはり共通デザインで、このカロン・セギュールはかなり異質。ラベル的には相当珍しいみたいです。


と見ていたらなんと!
ボルドーに住んでいたEdmond Marie Michel HANAPPIERの娘、Eliane Catherine Marie HANAPPIERがDaniel Jean Marie PEYRELONGUEと結婚したという情報が!!
19世紀末から20世紀の70年代くらいまでを生きたとのこと。間違いなくこのご夫婦が創始者でしょう。ネットって凄い。。。。

HANAPPIER PEYRELONGUE 社について日本では確実に私が最高権威ですな、この瞬間だけは。誰も羨ましがらないだろうなあ。私は大満足です。


あ、味ですか?ドゥーツは見事でしたよ。カロンは、中々良いんですが味の中に鉄の印象が目立ってしまう。
ボルドーで何で鉄のニュアンスかって?だって1964だもん。ポイヤックとサンテステフは収穫期に大雨をくらったそうですよ(マイクル・ブロードベント「ヴィンテージワイン必携」)。補強しないとね。
posted by harukuni at 20:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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