2017年08月04日

『神道集』の衝撃〜外側編

「神道集」という本を、古本で買いました。
平凡社が出している「東洋文庫」シリーズの94に同じく「神道集」があり、こちらは現代語訳されて詳しい解説も付き、大いにありがたいのですが、残念なことに一部が省略されています。
もちろん「神道集」という書物に興味を持つ人に大いに役立つ平凡社本ですが、マニアを越えて底なし沼に踏み込みつつある私からすると略されたところが気になる。実際他の本を読んでいて、略された部分について論述している事があったりして、持っているだけにもどかしい。

そこで古本を探してみました。「日本の古本屋」サイトです。多数の古本屋さんが出品していて既に何度も購入。前に書いたかも知れないけど、Amazonの古本は高い気がして仕方がない。

検索してみてはたと困りました。ほとんどが1万円以上だと言うこともありますが、幾つかの系統があってどれを買えば良いか判らないのです。

例えば
貴志正造 東洋文庫 S47 400円

これは私が持っている本の古本です。著者(訳者)名が同じです。
その次に。
神道集_東洋文庫本
近藤喜博編 昭34 33,000円

色々と違うのは判るんだけどさあ。この差は何なの?値段、間違えてないですからね。肝心なところなのでしっかりと確認してます。

さらに。
神道集_河野本
渡辺国雄他編 角川書店 昭37 2冊 16,000円

とか
赤木文庫本神道集
貴重古典籍叢刊 昭43 2冊 14,000円

同じく、
赤木文庫本神道集
近藤喜博・貴志正造編 昭53 2冊揃 62,640円

なんてのもどうすりゃ良いんだあ、の前にどっちも買えないよなあ。

と、思っていたら。結局私が買った物があったわけです。

神道集_東洋文庫本
近藤喜博編 角川書店 昭34 2,800円

桁が間違ってるんじゃ無いんですよ。東洋文庫本・角川書店・近藤喜博編の本もかなり出品されているんですがまず1万円以上してます。2番目の¥33,000は「なんでかな〜」ですが、それ以上に、3千円ぽっきりってあなた。

状態が書いてあります。箱はかなりな程度にシミだらけ、中も天(だっけ?)など日焼け厳しいけど、読む部分は問題ないと書いています。でも安すぎないか?大丈夫か?と思いましたが考えてみればワインに比べりゃあどうって事無い、著者・出版社・発行年とも他の高価な本と一緒なので、購入決定。だって私は読めれば良いんだから!(ワインの扱いに似てるかも)

で、楽しみで仕方なかった本が届きました。まず、箱。

20170804_1.jpg

確かにとってもシミがありますが、赤ワインかかっちゃいましたね、すぐ拭いたんだけどいう感じにそっくり(自分がちょっと特殊かも)。箱なんて無くても良いんだよ。

で、中はこう。日焼けとかは無関係。(著作権?私の所有物の写真を載せて何が悪いか!・・自信ないけど)

20170804_2.jpg

ちゃあんと、全く問題なく読めますよ。何一つ問題ない。送られてきて包装のセロファンを切ったらすごい「古本の臭い」がして、かび臭いやら、懐かしいやら!

これで1/4以下の値段になっちゃうのかあ。古本は奥が深いなあ。
それにしても、こんな特殊本で、価格比較ができるECサイトは素晴らしい!多くのお店の在庫を比較できるサイトだからこそ、「神道集」をとっても安く買えたんだから。

しかもこの本は神道集以外の「上州の語り物」五本が収められ、近藤氏のとても詳しい解説(というか論文)付き。これはどこで買っても同じに決まってますが、知らなかっただけにやっぱり嬉しさひとしおです。

中はもちろん現代語訳されていませんが、拡大すると判りますが今で言う送り仮名が振られていて、返り点もシンプルなのでなんとか読めます。和文と漢文からハイブリッドしたような状態ですね。

自分もここまで来ちゃったか。

念のために書くと「神道集」って現代の神道とはほぼ完全に無関係ですからね。神社は佇まいを楽しんでるだけって言ってたのが、遠くなったなあ。
posted by harukuni at 22:21| 東京 ☀| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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