2017年08月08日

江戸時代の浅草寺境内は神仏のデパート

ブラタモリを見ていると、寺社の古地図が出てくることがあります。東京編の時は浅草寺、全国編の方では目黒不動や八坂神社が出てきました。

この頃の大寺社は境内に多数の摂末社を持っていて、ちらっと写るんですが、どんな社があるのかもっと詳しく知りたい。そう思っていたら、とある本に浅草寺の境内社が多数書かれていました。その本も全部は書けません。何しろ、169もあったというのです。

「内訳は」とあるので、お稲荷様なら「○○稲荷」という存在が複数合ったのかも知れません。その内訳を引用すると、
稲荷、不動、地蔵、弁天、観音、恵比寿、大黒、庚申、疱瘡、秋葉、熊野、太神宮、鬼子母神、三峰、天神、聖天、愛染、薬師、阿弥陀、荒神、神農、三社、八幡、淡島、山王、十社、人麻呂、久米平内、達磨、子安、一権現、姥社、霊符、松尾、御霊、和歌三人、鹿島、子聖、厄伏、妙見、妙義、金比羅、聖徳太子、水神、毘沙門、文殊、閻魔、釈迦、大般若、曼荼羅、元三大師、木食、勢至

などだそうで、「現世利益の神仏のほとんど」だそうです。
(以上、山折哲雄編「日本の神」3巻、第二章 「民衆のなかの神像」飯島吉晴著 227〜228頁。なお、出典は 松平冠山編述「浅草寺志」(文化十年序) です)

神仏習合が当然の時代とは言え、よくぞまあここまでまぜこぜ。太神宮や松尾など神社があると思えば釈迦や阿弥陀など如来も。観音は、浅草寺のご本尊のはずだけど別にあるのかなあ。久米平内って何だ?と思って今調べたら、浅草寺に立派に現存しているそうです。
神農は中国の伝説の皇帝ですが、薬学の始祖と言うことで日本でも病気平癒のために祭られることがかなりあるそうです。霊符は多分陰陽道系で、奈良市内に鎮宅霊符神社がありますね。住所は陰陽町だそうです。
馴染みの名前が多いですが、十社や子聖は何だかわかんない。曼荼羅って、仏様なの?大般若も、お経のことなのかなあ。

極めて興味深いです。ブラタモリでも、「神仏のデパート」と言っていた記憶があります。まさしくですね。もっと知りたいですが、やっぱり自重しておかないと。
posted by harukuni at 20:43| 東京 ☀| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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