2018年01月23日

シモン・ビーズ2015

先日の東急カウンターはブルゴーニュで、リストを見るとため息が出るので行くかどうか考えたんですが、日曜日予定が潰れてしまったのでまあ良いかと思って出かけました。

幾つか飲んで、なにしろ2015年なのでどれも良いんですがやっぱりどうもなあ。ちょっと高級になると手が出ないし・・・という中で、唯一よし、これなら、の生産者がシモン・ビーズ(Simon Bize)でした。言うまでも無いサヴィニ・レ・ボーヌ(Savigny-les-Beaune)の生産者です。

失礼ながら、日本で結構人気がある理由のかなりの部分をマダムが日本出身だからだと思っていました。ある意味サヴィニらしい、土臭くて黙りこくったタイプのワインだと、飲むたびに思っていたからです。20年以上熟成させたのを飲みたい。でもそういうタイプって人気ないですよね。

それが、多分去年(2014ヴィンテージ)位から変わった感じがあります。すぐに美味しくなった気がする。

もっともこちらが感想を組み立てる前に師匠に言われてしまうんで流されているのかも知れませんが。今回も「最近すぐ美味しくなりましたよねえ」と一言。

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これ村名の白です。最初はドライすぎると思いましたが、すぐに味わいが出てきます。そうなるときりりと引き締まった酸が快くて果実味とバランスが取れていてエレガント。飲むほどに滋味が出てくる印象。

サヴィニィの白としては恐らく最上位でしょう。5,000円、今のブルゴーニュの値段を考えればかなりのお買い得ですよ。

同じくサヴィニィの赤、畑名(Aux Grands Liards)付き村名2015も美味しかったですね。グラス1,000円でしたからボトル7,000円くらいのはず。まあこれなら辛うじて認められます。


なお、あくまでこの日飲んだ範囲限定ですが、2015のコート・ド・ボーヌ白は酸が高いのかと感じました。番外で出ていたアルベール・グリヴォのムルソー・クロ・デ・ペリエールもこのワインにしてはきりっとした印象だったからです。好きで結構飲んでいるので自信ありです。

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赤の出来に引っ張られて酸が足りないのではと思っていましたが、そんな事は無いかも知れないですね。
ラベル:ブルゴーニュ
posted by harukuni at 22:33| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

シャトー・ルーディエ・ヴィンテックスって何??

最近とんと人気の無いボルドー。私の色々な周辺でピノノワールばっかり人気です。ピノが人気なのは別に良いけど、じゃあボルドー品種はと言ったらアンケートを取ったわけでは無いが人気全くなし。

だからこういう物も出る。シャトー・ルーディエ(Ch.Roudier)の2000年。サンテミリオン衛星地区、モンターニュ・サンテミリオン(Montagne Saint Emilion)を代表するシャトーで名門です。そこのグレートヴィンテージ2000年。

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一回買って飲みました。メルロの柔らかい果実味がほぐれてきていて丁度飲み頃。2000年だからか厚みがあり、複雑で味わい深い。ボルドーらしさが見事に現れていました。素晴らしいですよ。


で、値段は税込み2,991円


バカにしてんのかおい。


知らねえんだよ最近の「ワインラヴァー」どもは。

ピノ(正確にはブルシャン)ばっかり有りがたがって他のワインは無視。たまに横を向いても他の国のピノノワールとか。視野がひどく狭くて無知、結局良い物を知らない。知ろうとしない。人気の物を持ってると威張り腐ってる。ああそうですか、シャンボールですか、ヴォーヌロマネですか。そういやボーヌは全く相手にしないし、最近ようやくニュイサンジョルジュを認め始めたくらい遅い。邪魔くさいからDRCとミュジニだけ騒いでろよボケ!

よくぞまあ中国人の悪口言えるもんだよ。全く以て同レベルじゃねえか?

ま、ブルゴーニュってもシャブリはラヴノーだけだし、無知だからシャロネーズなんか知らないし。他にいくらでもあるんですが日本に入らないので入手できないんだよなあ。買う人がいないんじゃ輸入しろとは言えないし。

ましてやボルドーの、サンテミリオンなんて中途半端で仕方ない。1000円なら入れるんでしょうけど。3000円は売り先困難ですな。だから謎の「ヴィンテックス」とか付いちゃう。楽天の銘柄名にシャトー-・ルーディエ ヴィンテックス」と書いてあるんですが、ラベルを必死に探してもヴィンテックスは無い。インポータの名前じゃ無いですよ。結局どこから来たのか謎です。

ちなみに、「ヴィンテックス」ワイン2001年もあって2700円になるのでぜひ購入を検討して下さい。飲んでないけど、たぶん良いと思うよ。
posted by harukuni at 00:45| 東京 ☁| Comment(1) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

「嘘つき!」ワイン

この間の東急カウンターは「ナチュラルなワイン」特集。私はどちらかというと苦手分野ながら、人気はあるし経験しておこうといつも行きます。

一番の人気が「モメント・モリ」(MOMENTO MORI)。そのピノ・ノワールが特に話題で、今入手困難だそうです。初日に夕方でほぼ1本終わり。私がいる間に来店し、最初に頼む方が複数。ちなみにブルゴーニュの会とは客層がほとんど被りません。日本ワインに近い気がする。

2種類出ていたんですが、前に飲んだ知人が比較的自然派さが大人しいと言ったので人気があるピノ・ノワールにしました。(2本目・・・)
いやな感じは無かったですが、およそピノ・ノワールとは思えない凝縮感と少々の揮発感。色も紫に近い。アルコール14.5%、余程葡萄の成熟度が高いんでしょう。

ところで、ワインに劣らず強烈なのがラベル。もちろん右です。

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一番あっさりしたラベル(クラウス・プライジンガー[CLAUS PREISINGER]のピノ・ノワール)と並べると尚更ですね。味もプライジンガーの方が軽やかで、ピノ・ノワールっぽいのはこちら。だから好み。
江戸時代の風俗絵、妖怪画を模しています。骸骨や大蛇の感じ、右下の短冊形のワイン名など間違いない。よく理解してもらってます。

そこで首が悲惨な事になっている人物。四角くてでかい顔です。矢が上から顎の下に突き抜けてるし、大蛇が口元に噛みついてます。

これ、現実のモデルがいるんだそうです。判った人いましたよ。隈取りのため私は言われて言われて納得。

トランプ合衆国大統領です。

ワインの名前は「LIAR MOUTH」。嘘をつく口、「嘘つき!」ってところか。

トランプ大統領、私も嫌いですが、ラベルにするほど嫌われているか。イギリスで特に嫌われているように聞くし、英国系の人が嫌うんですかね。
(アガサ・クリスティの小説を読んでいるとイギリス人がアメリカ人を嫌っているのがよくわかるので、まだ続いているのかも)
このラベルを描いているのは、ワイン生産者の親友だそうです。もちろん生産者自身も同感だからこのラベルなんでしょうね。

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ピンぼけですが裏ラベルはこう。国旗みたいなマークが日の丸を思わせますね。

日本が好きなんだろうなあ。
posted by harukuni at 19:40| 東京 ☔| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

新春東急古酒の会

先日の東急カウンターは新年恒例の古酒の会。昨年秋に続き今回もやや縮小して、フランス限定です。

個人的には色々な国を飲みたいんだけど、東急本店と言えど大盤振る舞いも出来ないし。残っちゃうんじゃ仕方ないよなあ。

しかもブルゴーニュが多くなるため範囲がさらに狭まるやら高くなるやら。諦めてしまい、懐には優しいです。
なので、以下の感想も実際に飲んだ、限定した範囲での比較。リスト全体では、飲んでない方が多いです。

白で今回特に良かったと思ったのが、正直意外でしたが97年、ラロッシュのシャブリ特級、レ・クロ。きりっと引き締まった山と火打ち石の印象がシャブリらしく、しかし奥にきれいな果実味が乗っています。ラロッシュは悪くは無いけどそれほど評価が高いわけでも無い。規模が大きいというので有名ですが、これは良かった。

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これぞタイミングの勝利でしょう。もちろん酒質も中々レベル以上での話。師匠も「これがラヴノーやドーヴィサだったらまだがちがちでしょう」と言ってましたね。

赤は、師匠が決して外さないボルドー、ミジャヴェル氏のドメーヌ・ド・カンブ95年はほぐれていて勝黒系の果実を残す、私好みの味わい。これでACボルドーというのが凄すぎます。

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ブルゴーニュではルイ・ジャドのNSG、クロ・デ・コルヴェ。一級ではあってもあまり有名じゃないし、ネゴシアン物ですが前からちょくちょく古酒が出て、飲んだことが2度くらい有り、外さない。同じ86年だったかも知れません。これが、まだまだ衰えを見せない骨格をしつつ熟成の風味も出てきています。

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ルモワスネの67セット、村名ジュブシャンとシャンボールで、ジュブシャンだけ飲みましたがまだまだ若さもあり、素直に美味しい。この辺、ネゴシアンの底力ですね。

ジャン・グロのクロ・デ・レア95年、これは飲みたかったけど、我慢。すんごく美味しかったそうです。

フランスの他の地方だと、ポール・ジャブレのエルミタージュ・ラ・シャペルが素晴らしかったそうですがこれも見送り、2日目に開いたマス・ドーマ・ガサック90年に意欲を燃やした結果、少なくとも敗北感は無し。南仏のワインとしては煮詰めたような風味や獣っぽさが無く、ミントの香りすらしてエレガント(青いと思う人も居るかも)。恐らくシラーやグルナッシュの比率が低く、カベルネ系が多いんでしょうね。

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そして。以上全てに匹敵する記憶に残るワインが、ここに全力を注入したイケムの1970年。

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色が黄金を越えて赤みを帯びています。貼って有るイタリアのインポーターラベルの性による錯覚も加わっているかも知れませんが。そして、香りからして実に興味深い。

興味深いんです。

1970はボルドーの赤(つまりほとんど)にはグレートヴィンテージですが、ソーテルヌは「並」。暑く乾燥した秋のため、貴腐があまり付かなかったんです。とは言え流石にイケムは高いレベルに達し、イケムとしては物足りないかな、と言うところまでパーカーとブロートベントが同意見。(ボルドー第3版/ヴィンテージワイン必携)。

だとすると、このイケムはボトル差でチョイいかがかな、なのかも。香りがいきなり接着剤的な鋭い印象。色を見ているとニスを思い出します。味わいも何だかドライで素っ気ないし、堅苦しく感じます。
それでも、時間が経つにつれ香りも味わいも蜜やトロピカルフルーツ、クリームの豊かさが見えてきます。そうなれば複雑とも言えますが。

知人に「どうですか?」と聞かれて答えに窮してしまいましたよ。いや、飲むに値するんですよ。30mlで5,000円弱、グロよりちょっと高いくらいです。高いよなやっぱ・・・。でも、50年近く経ったイケムですからね。

この頃のワインはブルゴーニュでもボルドーでもある程度のボトル差は仕方ありません。そこまで割り切って、味わい深く飲めましたよ。

個人的にはイタリアラベルも嫌いじゃないから。ボトルが出てきたときには流石に驚きましたけどね。70年だから、こういうのも有りますね。そこまで含めて、得がたい体験でした。

ラベル:古酒
posted by harukuni at 20:58| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

新年からマディラン

2018年のお正月ワインは、マディラン(Madiran)、シャトー・モンテュス(Ch.Montus)のXL、1995年でした。

XLは(たぶん)当時のトップキュヴェ。今はもっと高い青いラベルのものがありますね。
買ったのは不明ですが2000年代中盤だと思われます。その当時、もう1本買って飲んだのですがまだまだがちがちで、セラーに投げ込んで見ないようにしておきました。そろそろ良いかな、と思って開けました。(もう10年以上経ったんだ・・・)

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まだほこりっぽいタンニンも感じますがかなりこなれています。黒系の果実味、上品な味わいでコクがあり余韻も長い。上級のボルドーのいい熟成をしたものに匹敵すると思います。香りは正直華やかとは言えませんが(温度が低かったかも)、22年熟成に耐える底力を感じました。自分熟成は困難ですが、忘れる保管能力(色々な能力の集合)があれば、何とかなりました。

この先まだまだ持ちそうですが、これ以上待つ必要はない楽しめる味です。良いワインで2018年をスタートできました。
posted by harukuni at 21:10| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月28日

クリスマス会〜正確にはイタリアの古いの中心のワイン会

12月半ばにワイン仲間と催したクリスマス会。ほぼ最初から単なるワイン会になってました。

イタリア好きが多いつながりで、下の写真もほとんどイタリア。一部、シャンパーニュとかオーストラリアとか混じってます。(ボルドーもいるよ・・)

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中でも珍しいのが上写真の左から2本目、ずんぐりむっくりした瓶ですがランブルスコで、しかも手前のコルクを見てわかるかも知れないんですが完全なる白です。かなり色を濃くも造れるランブルスコ、白は非常に珍しい。昔ながらの1,000円ランブルスコにはありましたけどね。そういう作り手ではありません。

どうやって造っているのか、他の泡の方が色が濃かったですよ。味もきりっと引き締まっていますがちゃんとした味わいで美味しい。その色でこの味に仕上げるとは驚きです。
そういや、1,000円ランブルスコの白も、どうやって造ってたんだろう…

このランブルスコもそうですが、何人か同じ旅行でイタリアに行って、持って帰ってきた物があります。堂々たる叔父さんのラベルのワインもそうで、ロンバルディアのヴァルッテリーナ。ネッビオーロから作ります(なんとか言う別名だけど、忘れました)。
ラベルにうたってはいないけどかなり自然な造りの人らしく、2001年と言うことも有って優しい旨みたっぷりの味わい。その続き3本も古いので、比べると味わい深いことこの上ない。「古酒って良いね〜」の声多数でした。
黒いラベルはバンフィのサルモス、カベルネ・ソーヴィニョンですが1999年で実に良くこなれていました。アメリカ資本でモダンみたいに言われてましたが、ちょっと違うんだよな。これなんか完全にイタリアワインの味です。

その次は言うまでも無いチェレット、ブリッコ・アジリの1993。状態もよく文句の付けようがない。
次がクインタレッリのヴァルポリチェッラ1998ですから見直すと本当に贅沢だよなあ。いつ飲んでも美味しいし、これも優しい味だから見事な一つながりでした(ボトル順に飲んでます)。クインタレッリは年齢を感じさせない味でもありますね。最初からこんな感じだと思う。

他のシャンパン・泡、最後の甘口も美味しくて。素晴らしいワイン会でした!
posted by harukuni at 21:36| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月26日

1月のプレミアム・ヴォギュエ

郵便受けを開けたら来年1月の東急ワインフェアの案内が入っていました。メールでももらっているのですが、印刷物があると古い私にはありがたい。

封を切り、1枚目は通常ゴミ箱直行。プレミアムの販売は関係ないからですが、一応何がプレミアムなのかだけは確認。でもメールでみてるから、再確認です。

で、今回はちょっとよく見てみました。メールではヴォギュエになっていたのですが2種類しかない。やけに少ないな、とおもって再確認してみたのです。1行目、

ミュジニィ・ブラン。

二度見しました。ミュジニィ・ブランだと!?

15年です。そうか、遂にミュジニィ名復活か。2015年て多分20年丁度くらい(1994がラストだとの記憶が正しければ、本当に20年ですな)。ま、良い年だからということも有るんでしょう。

で、値段に目をやる。95,040円か。想像した通り。10万前後だと思いましたからね。ブルゴーニュを名乗っていた、直近で4万円くらいしたはずだから。その倍くらいと踏んでましたよ。販売数は1本。ま、そうでしょうね。

にしても販売が2種類とは少ないな、と、
思い出しました。ヴォギュエ、今年からリリースを遅らせると言ってましたね。J.F.ミュニエと歩調を合わせて。成る程、それでか。

でももう1種類がレザムルーズになってるぞ(15年)。どういうことかな??
やっぱり本数が少ない(発売2本)。これだけチョイ出しして様子見か?

なんかいやらしい感じが拭えない。私には無関係ですが、あんまり良い気持ちにはならないですね。

でも全然無関係でもないんだよね。だって、23日のリストの中に。(写真がぶれぶれなのはご勘弁)

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メールは来てたけど全く知らなかった。偶然にしては怖いな。(自慢という説も無きにしも非ず。。自分の方がいやらしいか)
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2017年12月13日

シラー尽くしの夜

先日のワイン会はシラー尽くしの9種類。私は余り気にしませんが、やっぱり寒い時期じゃ無いときついかな。なお、シラーの回とだけ知らされ、他の情報はありません。
リストは以下です。(そう言えば全部「シラー」表記だった)ヴィンテージの記録忘れが2本。

2015 南ア/ブーケンハーツクルーフ/シラー
(不詳) 米、ワシントン/レコール41
2012 伊/トゥア・リタ/シラー
2014 長野/メルシャン/椀子シラー
2014 チリ/エチェヴァリア/シラー・グラン・レゼルバ
2015 カナダ/ル・ヴュー・パン/シラー・キュヴェ・ヴィオレット
2014 仏、サン・ジョセフ/ギガル/ヴィーニュ・ゾスピス
(不詳) 豪/ショブルック/トミー・フィールド・シラー
2015 長野/ソガ・ペール・エ・フィス/シラー・クロ・デュ・シャトー

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この順に並んでいたのですが、誰が見ても色が違うのが最後のソガ。淡いのなんの。香りも味わいもダシを感じて、全員暗黙に「日本だね」。
しかしメルシャン椀子は日本とは思わなかった。色は他とほとんど同じ、香り高く、産が目立つ所がシラーにしては珍しいと思いましたが、日本とは驚き。日本ワインにとても詳しい方がいらっしゃいましたが、びっくりしていました。

ショブルックは私の苦手な「SO2なし」臭が。味はまあマシでしたがやっぱり厳しい。これを一撃で「ワインダイヤモンズ物」と言い当てた人が居ました(プロ)。納得です。

トゥア・リタはかなり高級感を感じますがやっぱりがっちりまだ固い。あと5年待ちでしょうか?ブーケンと、カナダは開いてちょっと意外に感じるエレガントさで甘みも感じます。エチェヴァリアは何だか妙で全然違い、タニックで土っぽいような、でもエレガントなような謎のワインでしたが、2,000円しないんだから票が入っただけたいした物です。

人気投票するんですが、今回は滅多になく票が集中。全22票(一人2票)で、6票の2位がレコール41,9票集めたのがギガル。レコールは結構新世界的にカカオを感じてバランスが良く華やか。そして、奥行き、果実、酸味、全てが調和するのがギガル。ローヌとは信じられないくらい。やっぱりギガルは凄いなあ。

なお、流石に赤だけだと(料理もあるし)と言うことでおまけの泡と白。これがまた良かった。

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白のベリンジャー、単なるナパヴァレー・シャルドネ。新世界だとわかる豊かさですが重ったるくなく素直に美味しい。そして、実はお店が差し入れてくれたリーフレのクレマン・ダルザスは甘やかなながら緩みが無く、泡も中々綺麗で、シャンパンと信じて疑わない人続出。ネットだと2,500円くらいらしく、これはお買い得です。

料理もとっても美味しかったし。いい夜でした。
(クレマンも差し入れてもらったしやや苦戦しているそうなので、お店の紹介。恵比須駅東口から歩いて3分のビル7階にある「ラ・ルレヴ」でした。料理は美味しい上にインスタ映えってやつ間違いなし、オシャレですよ。)
posted by harukuni at 21:19| 東京 ☁| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月27日

ワインテイスティングパーティー2017

24日金曜日、東急のワインテイスティングパーティーに行ってきました。

別途の有料試飲は高価で、値頃感のあったアルマン・ルソー、クロサンジャック2011の1杯だけ、にしました。ルソーのビッグ3に入るクロサンジャックがグラス3,240円は今では安い。味も、結構開いていて美味しく飲めたし、高級感も十分ありました。やっぱり人気だけのことはあるか。

あとは、無料試飲(入場料3,240円、ルソー1杯と同じ)を駆け回りました。写真はないですが(検索すれば出るはず)、印象に残ったものを挙げておきます。思い出した順です。

・クラレンドル、オー・メドック
最近ボルドーもエレガントに向かっていますが、これははっきりとチョコやバニラ。果実味濃厚です。香りの派手さはやや度が過ぎるかと思いましたが、濃厚なワインも好きな私には美味しかった。

・ハッシュ・ヒース・エステート バルフォー1503 ロゼ・ドライ NV
イギリスのスパークリング。ラベルもキャップシールもピンクで、ロゼなんですが注がれたワインは全くロゼに見えない。グリ系のブドウのワインでもっとロゼ色している物はあると思います。でも、味はかなり果実味がしっかりしていて、なるほどロゼだなと思わせますし、バランスがいい、良い泡です。
まあ、安くはないんですけど(5,000円強)、イギリスだから仕方ないかなあ。

・ブシャール・P・F ACブルゴーニュ シャルドネ・ラ・ヴィニェ 2014
びっくりするほど鋭い酸。酸っぱい位で、注ぐところを見ていなかったら隣のシャブリかと思うところでした。冷えすぎていたのかも。ちょっときついんで、また機会が有ったら確認したいです。

・ルモワスネ プイィ・フィッセ2014
不思議なことに、やっぱりルモワスネの味がします。でも良い意味ですよ。果実味が凝縮していてとろみを感じますし、それでも重ったるくありません。単なる村名プイィ・フィッセとしたら、かなり高級に感じます。これは欲しくなりました。

・ダヴィド・デュバン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2013
顔なじみに何人も会い、このワインの話をした方が二人いらっしゃいましたが、二人ともブルゴーニュ経験豊富な方で、推奨します。でも、私にはイマイチ。昔からで、変わらない。酸化防止剤が少ない味でプリューレ・ロックに感じる生みたいな風味があります。
変わらないことを確認しました。お好きな方にはおススメですね。

・フォンテルートリ キアンティ・クラシコ 2014
最近昔ほど騒がれなくなった気がするフォンテルートリ。シエピが一番有名で、「モダン」タイプです。このキアンティもSG中心ですがメルロが少々入っているとか。
変わらない高品質だと感じました。抜栓して結構減った状態だったので、より開いていたかも。

・シャトー・レ・トゥーレル、カディヤック 2014
ボルドーのマイナー甘口カディヤック。レ・トゥーレルは知らないなあ。試飲には出てませんでしたが赤と辛口白もあるそうです。中+ぐらいの甘さで爽やかなタイプ。きれいな飲み口です。

・ムヌトゥー・サロン ドメーヌ・ド・レルミタージュ 2014
説明に「果実味が芳醇」と書いてあり、香りを嗅いだらかなり青めのSB香だったので疑いつつ飲んだら、びっくり、確かに果実味豊かで少し甘みも感じるくらい。トロピカル・フルーツ系統の味。香りとのいい意味でのギャップがうれしい。

・スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ ハンズ・オブ・タイム・レッド・ブレンド2013(長い・・)
当然カベルネ系統の味ですが、全てにおいて度が過ぎず、果実味と酸とボディがきれいにバランスを取っていて、今すごくおいしい。これも空気との接触時間が関係しているかもしれませんが。
このワイナリーの恐らく最も安価な銘柄ですね(赤で)、ネットだと4000円台前半です。いいですよ、これ。最も印象に残りました。(山火事、被害が心配です)
ぺルカルロも並ぶ美味しさでしたが、ちょっと高いし美味しいに決まってるんで。


他にも、モトックスが出していた東欧シリーズとか興味深い物がたくさんありました。今年はブルゴーニュ・シャンパーニュ比率が高過ぎないかと思いましたが、まあそれはマーケットがそうだから仕方がない。手ごろな価格でおいしいワインも探せば色々あるな、と痛感させてくれる会でした。満足度高いです。

(フェヴレイのミュジニィ、採算とれたのか、ちょい心配)
posted by harukuni at 21:01| 東京 ☁| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

マデイラワイン1850

先日のカウンターはポルトガル。しかも、マデイラのスーパーオールドヴィンテージが出ました。
1971,1969,1907(!)、1850(!!)これは、飲まずには死ねません!!!

マデイラは伝統的にすごく古いワインを残していて、19世紀のアメリカで17世紀の物を飲むのが流行るとかいうレベルなんですが、今では相当少なくなった。フィロキセラも打撃を与えたようですね。インポータの人が来ていたので色々聞いたら、今回のマデイラで1969以外はドリヴェイラ(D'OLIVEIRAS)という会社で、ここは一時期事情があって出荷できなくなり、結果古い年の在庫がたくさんあるそうですが、有名なバーベイト社は19世紀や20世紀初頭などのワインをほとんど持っていないそうです。


で、絶対飲みたいんですが混み方の想像がつかない。1850に気付いて殺到するか、ポルトガルなんてでガラガラで終わるのか。万が一のことを考え、普通は神社を回った後の遅めの時間に行くのですが12時くらいに行きました。

結論から言えば、私がいる間はガラガラ。ずっと一人で、師匠と、インポーターの人と話してました。懐かしい話が多くてそちらも大満足。ガタンかガタオか、やっぱり発音が極めて難しく、でもどちらかというとガタンで、でも綴りがガタオにしか見えないので木下コーポレーションではガタオにしているそうです。
ランサーズとか懐かしすぎる(って今でも扱っているそうですが)

で、肝心なのは1850年。

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他のヴィンテージももちろん飲みましたが、予想通りそれほど違わない。凄いのか変化が無くてつまらんのか悩みますが、円やかな甘みと引き締める酸、カラメル風味、だんだん広がってくるクレーム・ド・ブリュレの風味、素晴らしい。ただし、1971の方が美味しいという意見もあると思います。

やはり年代を堪能するもの。歴史を感じる1本です。と30ml 9,800円を納得しますが、167年前、江戸時代(ペリー来航3年前)のワインだと思えば、やっぱりすごいですよ。

最初に同じカウンターに板方が「ラ・ターシュ1本か」と言っていました。私がどちらを選ぶか聞かれたら、全く考えること無く1850マデイラですね。私の価値観ですけどね。

多分これ以上に古いワインを飲むことは無いでしょう。記憶に残らざるを得ない体験でした(売り切れたのかなあ・・・・・・)
posted by harukuni at 18:42| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

南アフリカの見事な甘口

先日の東急カウンターのテーマは南半球。しかし、数が多くなりすぎるので南アメリカは除外し、豪、NZ、南アです。

今回は南アフリカのブーケンハーツクルーフ祭り。だけでもないですが、7つ椅子のバージョンは全種類ありました。シラー、カベルネ2畑、セミヨン。私はセミヨン好きで、このセミヨンは実に美味しかった。
しかしそれ以上に注目せざるを得なかったのが甘口。ノーブル・レイト・ハーベスト(Noble Late Harvest)です。

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葡萄品種は元のラベルには書いておらず、インポータののラベルに「セミヨン他」とありました。ノーブルと名付けているので貴腐入りか。
香りには貴腐を感じますがそれほど強くなく、甘みも爽やかさを保っていて全部貴腐では無いでしょう。密度が高く、しっかり甘いですが果実風味が前に出ていて、バランスがとても良く、余韻もとても長い。

美味しい上に爽やかさがあるので、これなら私でなくても一人でハーフ1本飲めると思いますね。

そんなに高くもないようです。東急ではまだ発売していないとのこと。これは買ってしまうなあ。

ところで、そろそろ他のシリーズも飲んでみないとなあ。価格帯が全然違うけども。
posted by harukuni at 21:21| 東京 ☀| Comment(2) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

予想を超えてきた、地味なブルゴーニュ

このあいだ、家で開けたワイン。ジョルジュ・シコート(GEORGES CHICOTOT)のニュイ・サンジョルジュ一級、レ・サンジョルジュ1988。
1988はブルゴーニュもボルドーも同じような評価で、中身はあるがとにかく固い。酸やタンニンがぎっちり。その為中々魅力的な物にならず、悪い年ではないにも関わらず人気が低めです。

そんな感じかなと思いつつ開けたら(購入したのは今年の1月末)、予想外に熟成感があり、柔らかく滑らかで固さを感じない。なめし革の風味やダシの旨みも出ていて、温度が上がるにつれて尚開いていきました。正直、予想を超えた美味しさでした。

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ニュイ・サンジョルジュでトップの畑で88年。ただでさえ固いイメージ、生産者もそれほど有名じゃない。かなり地味なワインですが、良い買い物でした。12,400円でしたよ(2割引セールだったけど…)。

ところで、全く同じ畑、年、生産者のワインがついこの間のカウンター古酒の回で出ていたんですが、もっと固い印象でした。それもありますが、そっちの写真がこれ。

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ラベルが全然違う。いや、同じワインでラベルが違うことはブルゴーニュでも時折ありますが、ここまで全くデザインが異なるのは、ノースバークレイみたいな特別な買取業者が入る場合しかないと思います。(後はオスピスだけど、オスピス・ド・ニュイは違う)
このワインは、家で開けた方が特別ラベル。紋章みたいな青い地のマークに飾り文字があって、1文字はMで、あとは多分Cと、なんだろう、とにかく何らかのキュヴェぽいですね。

それもまた、面白くて一層楽しめました。
posted by harukuni at 22:30| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

不思議なラヤス

前回の東急カウンターはローヌ。Ch.ラヤスのラ・ピアラード(LA PIALADE)が出ていましたが、私が2日目の結構早めの時間に行ったときには、台風接近で雨も欠航降ってきていたのにもかかわらず既に売り切れ。聞きませんでしたが、初日に売り切れたのかもしれません。

なにしろグラス648円(税込み)というお手軽さ。それで皆が求めるラヤスの味の片鱗があるかというと、師匠の言葉から推察するに有ったようです。2012とまだ若いのにかなり淡く、オレンジがかった色合いで風味に熟成感があったとか。

同じくラヤスが作る、Ch.デ・トゥールのヴァケラス2010年も出ていてこちらはまだありました。

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ラヤスの系列は、フラグシップのシャトー・ラヤス(CNDP)、ピニャン(CNDP)、Ch.フォンサレット(CDR)、デ・トゥールが有りますが、私はラ・ピアラードは記憶にありませんでした。ラベルを見ると、ラヤス〜フォンサレットの系列(最近著作権が厳しいので、ショップから写真を借りるの止めました)。この系列のワインの全部の格下品だそうですね。ラヤス&ピニャンに加え、フォンサレットの畑からのブドウもあるそうです。だから4番手というわけでもない。

フォンサレットは、畑は違いますが醸造はラヤスで行っているそうです。一方デ・トゥールは、醸造所も違う。その為なのか、随分味が違います。デ・トゥールの赤はかなり色も濃くボディがしっかりした印象です。今回もそうで、2010年でラ・ピアラードより古いのに、若く思えると師匠が言っていました。
ラヤス系はどれも色が淡く、実際のヴィンテージよりも年数を経ている印象を受けます。獣臭も、デ・トゥールは余り感じません。

古酒の週の印象でも書いた通り、私は今のラヤス人気が今ひとつピンときません。とても美味しいと思うときもあれば、何だかな〜という事も有り、かつ獣臭が強すぎる印象の時が結構あって、絶賛する人と嫌いという人が別れる、飲み手を選ぶワインのように思えるんですよね。どうなのかなあ?
なお、あくまで赤の印象です。白は皆に喜ばれるように思います(ここも不思議と言えば不思議)。

残念ながらラ・ピアラードを飲めなかったので味を再確認することは出来ませんでした。次の機会を得るためには、金額がきついか、見つからないかなんですよね。フォンサレットも今じゃ入手困難or/and高価だし。

CNDP:シャトーヌフ・デュ・パプ
CDR:コート・デュ・ローヌ
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2017年10月17日

ジョルジュ・ルーミエを飲んで思う

ジョルジュ・ルーミエ(Georges Roumier)。今や日本では5本の指に入る人気生産者だと思いますが、わたしの周囲には意外と賞賛しない人が多くいます。月例のワイン会を開催してくれる友人もその一人ですが、かつては今みたいな超高額では無かったので買っていました。先日の月例会は、そのルーミエでした。

ラインナップは、2001年のコルトン・シャルルマーニュ、1993の村名シャンボール・ミュジニイとレザムルーズ、それに2001のリュショット・シャンベルタンでした。

ルーミエとしてはある種異色(唯一の白&ボーヌ…唯一、だったっけ)のコルトン・シャルルマーニュ、なかなか良い感じに熟成していてハイレベルのブルゴーニュ白として素直に美味しい。最近はこれも高くなりましたねえ。

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93年の村名とレザムルーズ。価格も評価もお話にならない差ですが、味はそんなに差が無いような気が・・ただ、主催者によれば買った時の店での状態がレザムルーズはイマイチだった可能性があるそうで、実力を発揮していなかったかも知れません。

村名はまだがっちりした感じです。色、香り、味わい全てにおいて。一方レザムルーズは少しエレガントな、やや進みが早い感じ。こなれた赤系果実がとても綺麗で好印象です。1993は赤は中々高評価ですから(途中から変わった)、ルーミエとしては逞しいワインが出来た年なのかも知れません。

リュショット2001年は当然まだ若くてしっかりとしていますが、村名シャンボールの印象からすると案外若い果実味を楽しみながら飲むことが出来ました。ヴィンテージの特徴でしょうか?バランスがとても良いのは確かです。

長命と言う点と、バランスの良さを考えればけっして悪くないものの、「そこまでか?」というのが私の周囲のルーミエに対する、代表的な評価です(もちろん最高という人も居ますよ)。その意見に影響されている可能性も大いにありますが、やっぱり行きすぎの感を受けますね。

飲まなければ判りません。貴重な機会でした。
posted by harukuni at 21:14| 東京 ☁| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月04日

東急古酒2017年秋ー後編

今回、白は余り飲まないうちに品切れ多数。特に、周囲の評価大だったフォンサレットの04の白を飲めなかったのは残念。でもまあ、出会いですからね。縁がなかったと言うことです。

その中で、ウンブレヒトのテュルクハイム・ピノ・グリ(長いんで正式名称は写真で勘弁)は1999年とそれほど昔でも無いのに色は茶色に近い黄金色。でも味は甘口と辛口の間。何じゃそりゃ、と言われても仕方ないですが飲んだ最初はドライなのに飲み込む当たりで甘みが結構はっきり出てくる印象なんです。

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その意味で非常に面白い。香りに、やや貴腐を感じるかなあ。自信なし。
隣はアルフォンス・メロのサンセール・キュヴェ・エドモン2000年。サンセールってたまに古い物が出ますが、若いときと印象がものすごく変わります。石鹸みたいな印象になります、ってちょっと表現が妥当じゃ無いんですが、他に思いつかない。

若い方が好きかもなあ。。。

とっとと赤へ。ブルゴーニュ連発になりますが、まず1997,ジャン・グリヴォのヴォーヌ・ロマネ1級、オーブリュレの97年。

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案の定人気が無くて最後まで残ってましたが、97という軽い年なのにまだ色は若々しく、そしてタンニンがかなりあって固いのなんの。聞いていた通りと言うべきでしょう、これじゃ人気出なくて仕方ない。でも80年代初頭までは最高ランクの評価だったんですよ。

一時期評判が落ち、その後造りが固い方向に向かって、まだ飲み頃じゃない物ばかり。いつ飲めるんだこれ。将来性はあると思うんですけどねえ。

同様に人気は無かったですが、個人的には結構行けているじゃ無いかと思ったのが、オスピス・ド・ボーヌ、コルトン・キュヴェ・ドクトール・ペスト1988。これもコルトンだけあってがっちりしていますが、熟成感が出てきていて美味しくなってきてます。

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オスピスで肝心なのは熟成業者だと言われますが、ん?何だ?よくわかんないぞ??
写真だと隠れてしまってるんですが、「作った」のがMichel Rossignolで、ボーニュのニューマンという会社とケルンのFegers und Unterbergという会社の名前が大書されてます。ミシェル・ロシニョルが寝かせたって事かな。いずれにしても「よくわかんない」です(こういう例ちょいちょいありますけどね。樽を落札した人が熟成先に頼むって言う形だと思う)。

かなり美味しかったのが、最終日に開いたジャン・ミシェル・ゴヌーのポマール・ペリエール1985。ポマールのゴヌー関係者(一族だろうなあ)の一人ですが、一番有名なミシェル・ゴヌーとは違います。春にもう一つのゴヌーが出ていた記憶がある。

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春のゴヌー(確かフランソワ)も良かったと思いますが、秋のゴヌーも良かった。熟成感たっぷり、ダシ風味。全体にボリュームが小さい気もしますが、旨みは十分です。ブルゴーニュの古酒として申し分ありません。
ラベルがやけにきれい。蔵出しかな?古いワインを出すゴヌー系列と言うことでしょうか。


ブルゴーニュばかりだと何なので、っわけじゃないですがボルドー、クロ・ド・サルプ1966。一時期ずいぶん沢山古酒が出回っていて、よく知らないシャトーで、それほどお手頃という値段でも無かったので手が出ませんでした。飲めて嬉しい。

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長熟、時間がかかることで有名だそうです。味も良かったですよ。こなれていますが果実味もちゃんとあるし、ほんのりと青いところや下草、腐葉土やお茶の感じがいかにもボルドー古酒。まだ落ちてはいません。
これならグラス4,500円でも適切ですね(50年ものだっつの)。


以上、省略したものも有りますがやっぱり今回は赤でした。
もちろん、ジレットは大例外です!
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2017年09月29日

東急古酒2017年秋ー前編

なんか「ワインと模型と神社」じゃ無くて「寺社仏閣」ブログになって来た感があるので、ワインの話を書かないと。もう2週間前ですが、東急カウンターは秋の古酒だったので書かないわけにはいきません。

ところで、ラインナップの中に2006年のコント・ラフォンという「古酒?」と思う物が入っていましたが、師匠自身が「何でこれを入れたのか思い出せない」と言ってました。

3連休は、本当は友人達と旅行の予定でした。所がその旅行は台風に吹き飛ばされてしまったので、日にちと予算をカウンターにつぎ込んだのですが、明らかに高くなってしまいました・・・

リストの中で、出す側もお客さんも絶賛していたのが1992年のルジェのエシェゾー。どうもアンリ・ジャイエが作ったらしく、師匠は味からして間違いないと言っていましたが、なにしろ17,280円(グラスですよ、念のため)。遂に誘惑を振り切ることが出来ました。なので写真もありません。

さて本題。飲んだワインで特に印象的だったのは、まずは何をおいてもこれ。シャトー・ジレット クレーム・ド・テット、1989年。ほぼ最新ヴィンテージです(1990がアドヴォケイトで評価が出ているとのこと)。

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1989年はまだソーテルヌ全体が古い造りの時だし、中でもジレットは味はかなりクラシックになるので当然ですが、甘みは抑えめでエレガント、流れるようなあでやかさ。ジレットとしては、やっぱり若い味かも。堪能しました。

それにしても、昔から思うんですがクレーム・ド・テットじゃ無いジレットって存在するんだろうか。
そう言えば、以前にコメントでジレットのヴィンテージ一覧が判るサイトを教えて頂きましたが、確かあれもクレーム・ド・テットだけだった記憶があります。確かめよう。

次はこれかな。パイパー・エイドシックの1966年。

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もちろん大いに熟成したモカの香りや旨みが見事でしたが(まだ少し泡があったのは驚いた)、なんと言っても強烈な印象は、裏。

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いくら何でもこれはちょっと…と感動。師匠を含め他の人も大いに楽しんでましたが、これが表だった時期もあるそうです。まあ、時代によってデザイン感覚は変わりますからね。

お手頃価格ラインでは、南ローヌのラストー、ドメーヌ・ラ・スマド(Soumade)と、あのボーカステルの単なるACコート・デュ・ローヌが揃って1998年(ローヌのスーパーヴィンテージ)で、美味しいしグラス1,300円と1,000円。私は知りませんでしたが、スマドはかつてラストートップの生産者と言われた時期が有ったそうで、その頃の物のようです。

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どちらもまだ果実味を保ちながら、粗さは無くなっていて練れて円やか。味わいも複雑で、スパイシーさや濃さを残した果実が楽しいです。ラストーの方に幾分獣っぽさを感じますが、嫌みではありません。

売っていたら欲しいくらいです。スマド、確かに良い生産者なんだなあ。今はどうなのかな?楽天を見ると最近のヴィンテージもあるから、試してみようかな。

1986年とはるかに古く、格もはるかに上のラヤスのピニャンも出ていました。お値段もはるかに違います。状態も良く、みんな褒めていましたが、なぜか私にはぴんと来なかった。もちろん良いんですけど、コスパだけじゃ無くて98の2つの方が好印象でした。やっぱり果実味が好きなのかな?
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でも古酒も大いに飲むし、1972年ムートンは色も香りも味も非常に淡くてはかないくらいでしたが、その旨みが大いに気に入りました。経過年数を考えれば同格のお値段でしょう。(この2つを飲んじゃったから一気に支払いが炸裂したんですけど)。

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1972はボルドーの最低ランクのヴィンテージだし、この頃のメドック1級(ムートンはまだ2級ですが)はオー・ブリオンを除いて軒並みガタガタの評価ですが、こういうのなら良いですね。もちろん、以前に飲んだ元気一杯だった73オー・ブリオンと比べちゃうと相当貧相ですが、何というか、品の良さを感じます。
オフヴィンテージだから安ければもっと良いんですけどね。。。(身勝手)


まだまだ有るので、後編に続きます。
posted by harukuni at 21:48| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

コルトン尽くし・・「ほぼ」

先日のワイン会、ブルゴーニュをそろえるのは珍しくないですが、コルトンだけ(ほぼ)というのは中々珍しいでしょう。

4本で赤白半々。

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白はコルトン・シャルルマーニュで、ドメーヌ・フェヴレイの2003年と同じくドメーヌ・ルロワの1999年。
赤は、「ほぼ」コルトンのペルナン・ベルジュレス(無理有りすぎかなあ)、デュブルイユ・フォンテーヌ(Dubreuil-Fontaine)のクロ・ベルテ(Clos Berthet)1999年と、ドメーヌ・フェヴレイのコルトン・クロ・デ・コルトン1993年です。

クロ・デ・ベルテは、ネットで調べたところ今は1級ですが、99年は村名表記ですね。正直これだけ格が随分違いますが、準備した方の話ではこのドメーヌでは最高に近い評価だそうです(コルトン・シャルルマーニュは別ですよ)。

どうしても白に目が行きます。ヴィンテージも違い比較は難しいですが、私自身どちらが好きとか言えない、横綱同士という印象。2003年という暑いとしながらしっかりと酸もあり、豊かな果実味が丸みを帯びてきてふっくらとしたフェヴレイ。ルロワの白の特徴というごまの風味を感じさせ、引き締まっていながら果実と旨みとがうまく重なるルロワ。どっちが上なんて、言えません。

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一方赤ですが、これも実は大いに良かった。年の若いクロ・ベルテの方が淡くて熟成が進み、クロ・デ・コルトンに比べればはるかに熟成が進んでいますが、旨みたっぷりで滑らかで繊細。
フェヴレイの方は、ただでさえ長熟と言われるフェヴレイの、しかもコルトンの最上の畑。1993は赤の良作年でもあり、案の定まだ恐ろしいほど若い。しかしかなりほぐれてきていてタンニンの中にも円やかさが現れてきています。飲みにくいほど固いわけではありません。

まだまだ全然長持ちすること間違いなし。リリース直後はどういう味だったのか・・・すごい熟成力。

コルトン尽くし。素晴らしい会でした。
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2017年08月23日

麗しのロワールSB

先日のカウンターはロワール&アルザス。見事に白祭りで赤はアルザスの1種類だけです。(追加でシノンガ開いてましたが)
アルザスももちろん良いのですが個人的にはやはりロワールのSB(ソーヴィニョン・ブラン)に目が行ってしまう。ワインにはまった理由に、2回目に飲んだワインの、ロワールSBが美味しかったからという思い出がありますから。

まずはサンセール2種類比較。ヴァシュロン(Vacheron)15年と、テール・ブランシュ(Terres Branches)14年です。

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ヴァシュロンは近年東急本店で毎年入るようになった優良生産者。テール・ブランシュは初耳です(っていうかこの用語しょっちゅう見るから記憶できないよ。「白い土地」だからねえ。)

ヴィンテージも関係しそうですが、ヴァシュロンは香りも味もトロピカル感すらあるほど果実が熟した印象で、もちろんしっかりと岩の風味や酸もあるようですが、奥に隠れています。元々ブドウを完熟させる生産者ですが、15年は特にその個性が出たのかも。
一方のテール・ブランシュは、同様に果実味豊かで甘いニュアンスもありますが、香りにほのかに草っぽさがある。個人的にはこの方がサンセールらしくて好きですが、特に男性にこの青みを嫌う方が多いと聞くので、そういう方にはヴァシュロンが喜ばれそうです。


そしてプイィ・フュメ比較。ラドゥセットのバロン・ド・エル12年と、ダグノーのシレックス14年です。ダグノーは裏見ないとヴィンテージが判らないな。前の2本より一気に値段が跳ね上がりますが、もちろんダグノーの方が高価です(ダグノーのAOC表記に拘らないで下さいな)。

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両者互角にがっちりしていますが、これもヴィンテージと2年の差も影響していそうですが、バロン・ド・エルの方が厚みがある印象。ダグノーは固いですからねえ。まだまだ岩みたいで果実味が見つからない。

バロン・ド・エル、昔からあって有名で、やや「かつての栄光」みたいな扱いされている気がしますが(売れてなさそう・・)、飲むとやっぱり非常にハイレベルだと思います。引き締まっていますが度を超していない。こちらもやや青い風味を感じるから余計私好みなのかな。
シレックスは、「ミネラル」の香りしかしない。って言うとけなしてばっかりみたいですが、将来は凄くなるでしょう。自信ないけど。聞いたことあるから・・・
(一応、カウンターの古酒の会で90年代を飲んだら、確かに見事だったし)


これら4種類が、ほぼ同じ地区で作られるSBだとは俄には想像付かないくらいです。特にヴァシュロンはブラインドで出されたらSBとはわからないかも知れない。これらを一度に体験できるのが、カウンターの最大の利点ですね。最近飲む機会が中々少ない中央フランスのSB、大満足でした。


余談ですが、この日は大ゲリラ豪雨&雷落ちまくりの日でしたが、ちょうどその時を地下で何事も無く過ごしました。神社に行かなくて良かった。。
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2017年08月22日

久々の大物

最近ビッグなワインを飲む機会が少なくて、このブログも旨安ワインが圧倒的に先行しています。なのでたまには偉大なワインを。


どうだ!!恐れ入ったか!!!

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コント・ラフォンのムルソー1級ジュヌヴリエール1988,同じく1級シャルム98,村名の98、そして赤のヴォルネイ・シャンパンこれも98です。

ヴォルネイはまだまだ若し。色も香りもしっかりと若くてベリーとか果実を感じます。多分まろやかになって来ているんだろうなあ。

村名とシャルムはやはり格の差が見えますね。98の白はイマイチだったようで、村名は既に落ちかかっている感じがしますがシャルムはしっかりと熟成感があって美味しい。やっぱりコント・ラフォンの1級にしては進みが早い気もします。

とどめのジュヌヴリエール。コント・ラフォンのジュヌヴリエール自体今では余り見かけない。その1988年。
長熟タイプの白には素晴らしい年で、これも本領発揮です。熟成のダシ風味横溢ながらも黄色い果実、引き締まった酸。弱点なし。

素晴らしい体験でした。言うまでもない所に痛みも感じつつ。。
posted by harukuni at 20:41| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

ブルゴーニュ2015年白〜の中堅を少々経験

先日のカウンターはブルゴーニュ。日曜の遅い時間に行ったので、皆さんお目当てのルソーはすっかり消滅だし赤ワイン自体4種類くらいしか残っていない。
なので、白ばかり飲んでいました。印象に残った物を挙げると。

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ルフレーヴ・アソシエのリュリイ1級、2015年。ヴィンテージの効果があるかも知れませんが、リュリイとしても、アソシエとしても意外なほど豊かで甘やか、「わかりやすい」美味しさ。今飲んで美味しいです。

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こちらはルロワですがメゾンのACブル。ただ、45年記念というラベルが付いています。これも2015年で紅白です。
単に45年のシールを貼っただけで高くなるんですか、という印象でしたが、やはりヴィンテージのおかげか、普通より良い中身なのか(師匠は前者の意見)、味に深みと切れがあるように思いました。メゾン・ルロワのACブルは元々結構するので(今では珍しくなくなったけど)経験は少ないですが、もっと地味な印象がありました。
どちらか買うなら、やっぱり白が好みでした。

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こちら、右はギュファンス・エナンのプイィ・フィッセ、ジュス・デ・オー・デ・ヴィーニュ2015年。アソシエのリュリイよりも筋肉質で目が詰まった感じ。でもやっぱり、もちろん美味しい。寝かせても期待できると思います。
随分高くなっちゃいましたが、現状を考えると仕方ないですね。

なお、隣のハウメ・コドルニゥは(当然)番外編です。一杯1,200円とカヴァとしてはかなり良いお値段ですが、値段なりの厚みと綺麗さがとても美味しい。カヴァでも、大手メゾンの最高級品は見事です。

最後に赤。ルイ・ジャドの、ドメーヌの、ジュブシャン1級カゼティエ2007年です。やはり番外。

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師匠自慢の一品。2007は弱めの年で、でもドメーヌ・ジャドのあのカゼティエで10年物なら今美味しいと考えて開けたら、見事に美味しかったとのこと。飲まないわけには行きません。他の大方の赤より安いし。

既にエッジにオレンジが見えています。香りは、それほど強くはないですが若さと熟成の出し風味が重なるバランスが取れたもの。味もそれに似て、大人しめですがこれぞ「ほどよい熟成」という感じです。これを買って飲んだら大当たりですよ。

残り物にも、福が残っていましたね。
posted by harukuni at 22:44| 東京 ☁| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする