2017年06月21日

シャブリの日

そう言えば順序が逆になっちゃいましたが、カウンターのブルゴーニュの週についてです。シャブリが中心でした。

今回シャブリを4種類飲みました。特級レクロが揃い、V.ドーヴィサ、パトリック・ビウズ、ウィリアム・フェーブル。2015年です。そして、ラヴノーは1級でモンテ・ド・トネル。ラヴノーは1年遅れるので14年です。レクロも出ていたそうですが、もちろん売り切れてました。

まずそのラヴノー、まあ例年通り固いのなんのって、

蝋封が!!!

あのさあ、蝋封使ってるのお宅だけじゃ無いから仕方ないけど、いい加減この固くて開けるとき迷惑至極な蝋は止めて貰えませんかね。粉が飛び散るったらありゃしない!まあ自宅とかなら下に新聞紙敷いて開けりゃすむことだけど、それにしても意味がわかんない。高級感出したきゃ柔らかい蝋使えば良いでしょ?柔らかい方が高かったら、その分乗せりゃあ良いじゃんかよ1本100円も違わないだろうし。

私が開けたわけじゃなし、今の値段じゃラヴノーも全く買う気がしないのでどうでもいい話なんですけどね。そもそも蝋の意味もわかんない。吹くと蝋から滲み出るんだよ?気密性もかえって低いじゃないの。

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パッケージの文句へはさておき。ラヴノーワインも固く、何だかスモーキーなのが特徴。味わいの奥行きは確かに豊かなので長熟するだろうしさせたいです。が、皆さん「樽香が強い」と言っているのが私にはよくわからない。新樽の香りならもっとバニラだろうし、このスモーキーさは、新じゃ無いとしても樽由来かなあ?いわゆるミネラル的な要素を強く感じられます。
師匠がよく「皆さんが樽香と言ってるのは樽由来とは限りませんよ」と説明するんで、これもその例じゃ無いかと思うんだけど。。もちろん、ラヴノーも樽使ってますけどね。

レクロ3本では、ウィリアム・フェーブルが一番高いのにびっくり。ドーヴィサよりピウズが高いんだあ。私の印象だと、人気は
ピウズ<フェーヴル<ドーヴィサ<<<ラヴノー
だったので意外です。

でも確かにフェーヴルも美味。前からですよ。比較的ほぐれていて、果実味が前に出るタイプだと思います。きっちりと「岩の風味」もあるし、優美さもある。もしかして値上がりしたのならチョイ寂しい。

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ドーヴィサ、最近師匠が「固すぎてもういらない、飲み頃になると思えないから」と断じているのが市場に影響?のわけないわな。
急いで補足すると「いらない」というのは自分では買わないという意味で、ワインとして飲む気が起きないという意味では無いですよ。さんざん待たないと美味しくならないのならラヴノーにしてしまう、と言うことでしょう。

しかし私は結構好み。寝かせて美味しくなるのを待つ気がしないのは同感ですが、シャブリの固い感じが好きなので、ラヴノーに比べると大人しいのかも知れませんがさすがに果実の奥行きも十分にあって今でも美味しいと思います。

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そしてパトリック・ピウズ。東急では日本初入荷の頃から扱い、今でも続いています。
当初はシャブリとは思えないくらい豊かで甘い感じすらした記憶がありますが、だいぶスリム、筋肉質になってきました。私の好みに近づいてきてくれましたね。
(ピウズも蝋封ですが、固いか柔らかいか失念。今度確認・・しないだろうな)

と言うことで4者4様で全部美味しいという結論。2015年がグレート・ヴィンテージなので、シャブリには豊かすぎないかと思いましたが、良い生産者はやっぱり良いワインを作ると実感します。1級で14年なのにそれに負けないラヴノーもやっぱり凄いな。


それと、有名人ですがそれ程高騰しない(理由は明白)、ヴィレーヌのリュリイ1級グレジニー(Rully GRESIGNY)2014が出ていて、飲んだらこれもかなり美味。もっともヴィレーヌのワインの中で、なぜかこれだけ突出して高いんですが(7,000円強)確かに良いです。

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シャロネーズだから驚くことも無いんですがきりっと引き締まって果実の豊かさが上手に調和していて、案外シャブリに近い印象。最初に飲んだので、惑わされてないですよ。
もちろんシャブリほどキンキンしないので、ピュリニィ的・・と言ってしまうとやっぱりこぢんまりしちゃいますけどね。普通の値段の買ってみよう。


赤についても一言。この週の赤は前に書いたルジェの14年ヴォーヌ・ロマネが圧倒的なんですが、ダークホースと言っては失礼ながら、ルシアン・ボワイヨのジュヴシャン1級、レ・シェルボード(Lucien Boillot G.V. Les Cherbaudes)2014が良かった。

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意外と果実味が豊かで、厳しさを感じず柔らかいニュアンス。ちょっともっさりした印象ではありますが、柔らかくて美味しく飲めます。
安いジュヴシャンなんてこの世に存在しないのでそこそこするにしても13,000円位の筈だからかなりお値段控えめの方。
同じ年の、モンティーユ、ロティ、セラファン(それぞれ著名な1級)より、今飲むなら、美味しいと思いました。意外な発見でした。


なんだかんだ言いつつ、結局ブルゴーニュも堪能しちゃいますね。




余談。

今調べたら東急の売値、ラヴノーよりフェーヴルの方が高いじゃん!高くなったとは言え、ラヴノーはまだ良心的な方です。
とはいえそれはぬか喜び。ネットで調べたら東急の売値はとんでもなく安い。他ではあっという間につり上げられてしまうんです。師匠がよく言う「うちは安くはないけど、便乗値段は絶対付けない」の好例です。
悲しいので、もうラヴノーの値段については語らないことにします。
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2017年06月19日

新カリフォルニアワイン

しばらく前から「新オーストラリアワイン」が話題です。扱うインポーターが有名になり、特にワイン・ダイヤモンズは複数のネットショップで特設コーナーが有ったりメーリングリストに「ワイン・ダイヤモンズから続々入荷!」と載ってたりとブームに近い物がありますね。

アメリカ、カリフォルニアでも同様の動きが有り、これまでとは異なる味わいのワインを作る生産者が増えているそうです。「NEW CALIFORNIA WINE」という本が出て、そこに取り上げられている生産者が先頭を注目されているようですね。

昨日のカウンターはカリフォルニアで、ボンドやシネ・クア・ノン、ドミナスなどの王道に並んで新のワインが多数出ていました。主に、新進気鋭のマイケル・クルーズ(Michael Cruse)が作るワインです。クルーズは昨年サンフランシスコ・クロニクル紙のワインメーカズオブイヤーを受賞したそうです。

飲んだのは、まずコンブ・ペットナット・トルソー、チャールズ・ハインツ・ピノノワール2012年。この2つはクルーズ地神のワイナリーではないそうで、前者(ジュラの品種トルソーのブラン・ド・ノワール)はIPOBの立役者ラジャ・パーのプロデュースだそうです。

クルーズ自身のワイナリー、クルーズ・ワイン・カンパニーではモンキー・ジャケットとタナ(TANNAT)、2015年です。
クルーズ氏、どうもいろんな品種と試したいようで先ほどのトルソーに加えこちらはタナ。モンキー・ジャケットの方は2016年の情報では7種類以上のブレンドで、カリニャン、タナ、シラー、ピノ・ノワールに加え、サン・ローラン(!)、ヴァルディギエ(???)、そして「その他」だそうです・・・ゲミシュター・サッツかよ。
ヴァルディギエが結構多いそうなので何かと聞いたら、ナパ・ガメイの事だそうです。昔聞いたことがあるけど。。
ジャンシス・ロビンスンのワイン用葡萄ガイドを見たらヴァルディギエで出てました。19世紀後期南仏で耐病性の為にはやったことがあるそうですがフランスでは見られなくなり、カリフォルニアに持ち込まれそこそこ存在したナパ・ガメイも「1990年代までには、この品種は公式統計から全く姿を消した」そうです。どこから引っ張り出してきたんだか。

文字情報はさておき、肝心の味ですが。やはりどのワインも果実味も持ちながら引き締まった感じで冷涼感を大事にしていることがうかがえます。
トルソーの泡はそのかっちりした風味がきれいですね。酸がきれいに乗っていて緩みがありません。
ハインツのピノ・ノワールは、4本の中では常識的なタイプかも。でもポール・ラトーと比べると柔らかく、軽快。つまりは果実味は目立たないわけで、やっぱりIPOBを思い出します(関係の有無は判りませんが)。

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クルーズのワイナリーの物は、モンキー・ジャケットは香りにSO2少ないときの獣臭とか、もわっとした感じ(ソムリエさんの表現を真似します)があってそちらに気を取られよくわからないのが正直なところ。味わいは豊かだと思いますが。
それに比べてタナはクリーンな香りでミディアムくらいの果実味とフレッシュ感がうまく調和しています。タナは黒くて固いイメージがありますが、そういうタイプじゃ有りません。エレガントさが良くて、1本買いました。

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ところで、タナの隣の強烈なラベル、クロニック・セラーズでこれも新オーストラリアっぽいですね。ちょっともわっとが不安でしたが大丈夫、なかなか柔らかくて美味しいです。

値段は泡は1万円以上しますが他は5,000円程度と、まだ大人しいランクです。試す価値は大いにあると思いますが、量が少ないというのも新オーストラリアと同じ。もし発見できたら試す、という事になりますかね。
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2017年06月15日

ブルゴーニュ、とはあまり関係ない話

先日のカウンターはブルゴーニュ、中でもシャブリ大会。でもそれはおいといて、興味を引かれた物を。

まずこれ。何だかわかりますかね。

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これ、日本製だそうでキャップシールの裏に電気に反応するフィルムを貼って経路を追跡する、トレーサビリティ用の仕組みらしいです。これまではキャップシールに縦に銀のシールを貼っている場合が多かったですが、どうも金属感が強くてねえ、という方に最適です!(業者に知り合いはいないけど・・)

これが張ってあったのはルジェのヴォーヌ・ロマネ2014。さすが高級ドメーヌ、資金豊富。

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ところで。このルジェのヴォーヌ・ロマネ2014,師匠が美味しいゝゝゝゝ言うので思わず頼んだら本当に美味。なんかお金持ちならこれだけ世の中にあれば良いというくらい。まあボトル19,440円(税込み)、売り物1本なのでどだい無理なんですが。
(ラベル写真はわかりきっているので省略)


もう一つ、座った席から目についた物を撮りました。

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私という人間はかなり嫌みなやつなんで、心意気に感じなくも無いんですが、それよりこれを段ボールに印刷するのは如何な物かとか、コルク以外のクロージャーは使っとらんのかとか、肝心の出荷日が書いとらんじゃないかとか、突っ込みたくて仕方なくなっちゃうんですよね。
(会社の名前の所にぴったりガムテープが貼られてるのは、本当の偶然ですよ)

絶対神罰が当たるな。

ワイン本体の話は、また別に。
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2017年06月07日

ルモワンヌのACブル

見かけて思わず買ってしまったブルゴーニュ、ルシアン・ルモワンヌ(LUCIEN LE MOINE)のACブル赤。特級と、特級並みの一級しか作っていないという認識だったからです。

見たとき「あれっ?」と声を上げてしまったのですが、たまたま横に居た店員さんに「前から有りますよ」と言われました。それで考えてみると、そういや有ったな、と言うかすかな記憶が(聞いてからの偽記憶かも)。中間が無く、ACブルと、特級格だけを作っていたかも。

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買ったことは無かったので購入即決。5,940円。ACブルでも最近このくらいするのかなり有るから、安いとは言えないけどまあ良いか、と思いました。

早速飲んでみると、やっぱりこれは中々美味しい。2014年ですがしっかりとした果実味の豊かさはさすがルモワンヌ。それでいてやり過ぎ感が無く、バランスが良いのもやっぱりルモワンヌの腕だと思います。村名でも畑名入りくらいの味だと思われ、最早最近のブルゴーニュにしたらお買い得の仲間かも知れません。5,940円だけどね。

とは言え、どんなにしつこいと思われようと言いたい。だからこそ気付いたんだけど言いたい。こんなでかくて重い瓶は止めてくれ!本気でセラーに入らないんだから。昨日のグロスターの1リットルを見習って欲しい。絶対ルモワンヌの方が重いぞ。値段も重いけど。





あれ、楽天で調べてみたらルモワンヌ、なんか比較的にお手頃になってる。。。やっぱり人気が無いのかなあ。
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2017年06月06日

恒例だけどいつも良いオーストリーワイン

先日のカウンターは年2回のオーストリー(AWA)の会の今年前半。社長のテッシュさん来てます。ゲスト解説者が来るとお客さんが多いです。

もちろんこういう細長瓶のワインを飲みます。

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2012のグリューナー・フェルトリナー3者比較です。全部最高生産者ですが、特に人気はF.X.ピヒラー、は日本では変わりませんが本国ではヒルツベルガーの方が高いんだそうです。おかしいとは一切思いませんが、へえ、と思いました。時代は動くんですね。
個人的には酸が際立つクノルが一番好きですけど、それはまた別の話。やっぱりいつ飲んでも見事です。

欲を言えば、リースリングも飲みたかったなあ。

この辺と産地も違うので比較は出来ませんが、シンプルにお買い得だと思ったのはこれで、グロッサー・ワインのゲミシュター・サッツ。混植混醸ですね。5種類くらい混ざっているそうです。

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瓶がずんぐりむっくりしてますが1リットルです。なんでも、かつてオーストリーの瓶は1リットルが標準だったそうで、20世紀中期に750mlにそろえられたんだとか。その伝統を復活させたいと言うことで、ここは全ての銘柄をこの1リットル瓶で出しているそうです。

南ブルゲンラントの生産者で、作っている銘柄はブラウフレンキッシュが中心。白はこのゲミシュター・サッツだけです。お値段3,000円強、その時点でお手頃ですがフルボトル換算だともっと安くなります。

しかめっ面して飲むようなワインじゃないですがコクも果実味もちゃんと備えていて爽やかだけではない飲み応えがあります。暑いときにゴクゴク、だけだとちょっと勿体ないかも。良いですよ、これ。


もう一つ、大きい瓶がこれ。アラホン、2007年のマグナムです。

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FXという文字が見えますが、F.X.ピヒラーを交えた3人の生産者がブルゲンラントで作っている赤で、ブラウフレンキッシュ50%。そのほかは、2007年時点ではカベルネ30%だったそうですが今ではメルロを多くしてより柔らかくしているとか。

でもこの2007年は実に円やか、練れていて、グレートまでは行きませんが文句なしに美味しい。もちろんまだまだ果実味も有り、個人的にちょうど好きなタイミングでした。カベルネも良いのにねえ。
マグナムという点も味に寄与していそうですが、残念なことにこれはテッシュさんの個人所有、売ってません。残念!欲しかったなあ。


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2017年05月31日

日本ワインはまだまだ人気らしい

先週末の東急は日本ワイン。一時期よりはお客さんが減ったとも聞きますが、土曜日の18時40分くらいに着いたときまだテーブルにお二方、カウンターは満員でした。

今回の人気の中心は恐らくですがドメーヌタカヒコと、イレンカでしょう。タカヒコは生産量も増えているそうですがまだ人気の方が上回っているらしく、知人はちょっと忘れていて買い損ねたそうです(銘柄によるでしょうけど)。北海道、岩見沢市のイレンカ(IRENKA)は今年リリースの2015年が初ヴィンテージですが東急に売り出しの問い合わせがあり、即完売したそうです。

葡萄作りは女性が一人でやっているそうで、醸造以降はブルース・ガットラヴという最近はやり、と言う言葉は適当じゃないかも知れないけど、よく聞くパターンです。

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ワインなんですが、言っちゃうとガットラヴ味。そんなものが有ると言い切れるほどまだガットラヴのワインを飲んでいないんですが、聞いていて飲むと「なるほど」と思ってしまいます。少々濁りがあって、赤だと色が薄くて、若いけどダシ風味が出てくる。そんなタイプです。

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隣に安心院のアルバリーニョが写っていますが、今回の師匠トップのお勧めはフェルミエのアルバリーニョ2種。安心院はやっぱり大人しいし、特徴がつかめないな。決して悪くないんですよ(いいちこの会社が作ってるって余り知られてない感じだったなあ。会社名「三和酒類」明記されてるけど)。

でもフェルミエの方がはっきり印象に残る。2016年はアルバリーニョを6種類作ったんだそうです。昨年までは、普通、陰干し葡萄ブレンド、オレンジの3つでしたが、「普通」を元々作っていた2つの畑で別にし、更にそれぞれをオーク熟成とステンレス熟成とに分けたんだとか。まあその、やりたいのは判るんですけど・・・というのは前に書きました。

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El Marは海に近い垣根作りの畑だそうで、畑の名前が無い(Barrica)方はより内陸の棚作りの畑だそうです。畑の差はともかく(判れなんて無理です!)、ステンレス熟成の方はきらきらしたようなフレッシュでちょっと塩っぽい果実味、Barricaはかなりはっきりと樽のニュアンスがありますがワインがそれに負けないボディを持っている感じで重厚感が出ています。少し寝かせた方が、樽が溶け込んでバランスが向上するかも知れません。

ファンキー・シャトーのカベルネ2014とか、ルバイヤートの2010年物(ボルドーブレンド)とか番外編も良かったです。というか番外編が沢山有って番外編から売り切れていったという話も聞きました。やっぱりお客さん多かったみたいですね。

え?タカヒコ?

飲んだのに何で記憶が無いんだろう・・・最後でアルコールが回っていたから、ですね。
posted by harukuni at 21:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

やっぱり美味しいブルゴーニュ(泣)

昨日の日曜日にカウンターへ。土日とも用事があり、日曜の18時半くらいに立ち寄りました。ブルゴーニュで概ね売り切れ。ただしルソースペシャルでさすがに高価な物は簡単に売れなかったらしく、4種類残っていました。クロ・ド・ベズでグラス14,000円では・・と思ったら、多分同価格のシャンベルタンは売り切れてました。

それで、最もお手頃価格のルー・デュモン(Lou Dumont)のドメーヌ物のACブルを頼んだら、2014年というのに結構果実味豊か。もうすこし柔らかいものをイメージしていたので少々驚きました。おお、お買い得かと思ったらボトルは5,200円くらい。やっぱり少し引いてしまいましたが、美味しいからその価値はあると思いますね。

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ルソーは見事に高い方から減っていたので、一つだけ、一番安い(シャトードジュブシャンを除いて)グラス5,000円(税抜き)のクロ・ド・ラ・ロシュを頼みました。

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さすがに美味いし、こちらも2014年として果実味がきれいで豊かです。もちろんデュtモンより奥行きがあって濃密でより豊かですが、案外似ているかもなあ。今文句なしに美味しいんですけど、もはやこのラベルの方ですら高くて手が出ません。悲しい。


ところで、一つだけ赤ワインの2015年が出ていました、昔から早く売り出されるジュブレ・シャンベルタンのフレデリック・エスモナンです。
特級のマジ・シャンベルタンですが2,400円でルソーのクロドラロシュの半額以下。昔からそういう評価です。そんなに悪くも無いんですが、何か物足りないんですよね。

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それが、2015年は色は濃いわ果実味バリバリだわフレーバーたっぷりだわ。その割りに味がやや固く、バランスがイマイチに思えますが先入観があるかも。ヴィンテージの良さがはっきり判ります。

ボトル2万近くするはずで、エスモナンにしては相当に高価です。ましてルソーとか幾らになっちゃうんだろう。既に手が出ないからどうなっても関係ないと言えばないんですが、考えるとやっぱり怖いです。
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2017年05月12日

シュヴァル・ブラン・ブランvsマルゴー

古酒から1週間経ってカウンターは2014年ボルドー。行かないわけにいきません。

今回の目玉はなんと言っても、シュヴァル・ブランの白、ル・プティ・シュヴァル(LE PETIT CHEVALでしょう。初ヴィンテージです。なかなかのお値段(グラス3,564円)ですがボルドー白好きの私は特に飲まねばならない。

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うん、やっぱり特級の味だけど、2015のイグレックを並べちゃうと・・・。この値段を取るならもう少し頑張ってね。初ヴィンテージだから見守りましょう。

他、2014年の赤を飲みましたがやっぱり弱い年という感じです。線が細く、果実味がもっと欲しい。その中で突出していたのは実は初体験のクロ・レオ(Clos Leo)篠原麗雄さんという日本人が作っているので有名ですが、カスティリョンで7,000円以上するので中々手が出ませんでした。

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これが豊かだったんですよ。他はフィジャック以外左岸だったせいか上記の印象でしたが(フィジャックは若いと判らん)レオは果実味充実。もちろん重すぎるようなことは有りません。バランスが良く、既に文句なく美味しいワインでしたね。買いだなこれは。

で、これで終わりにするつもりだったんです。これで。。

隣の人が絶賛するんですよ。当然師匠も同調します。終わりのつもりと言うことはまあまあアルコール入っているので、頼んでしまいました。シャトー・マルゴーを。グラス6,900円(これでも相当割安)。

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うーん、確かに。それだけのことあるわ。
やっぱり線が細いんだと想像します。近年全然飲んだこと無いので。でも控えめながらもとてもしなやかで上品できれいな果実味を感じて、とても滑らかでエレガント。青みなんてほんのかすかにも存在しません。

更に驚くのはその余韻。大人しいのに華やか、それがほとんどいつまでも続きます。これは秒数を数えたくなるわ。この余韻は、クロ・レオも全くかないません。

少なくとも飲んで失敗ではありませんでした。痛いけど。凄いですねと感想を述べ、で、2015はどういう値段になっちゃうんでしょうと言ったら、「容赦なく高いでしょうね」。

2014年はボトル7万くらいだそうですが、9年・10年に比べればかなり下がっています。そして15年は無慈悲なことでしょう。払える人であれば、2014はお買い得かも知れませんよ。私は、買ってすぐ飲んで良いと思うし。
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2017年05月10日

東急古酒2017GW編〜長いおまけ

もう一つ書かねばならないことが有りました。印象的なラベルです。

まずこちら。ネックを見るとドゥーツと判りますがラベルは7割くらい消滅してます。でも最下部をよく見ると「BRUT 1982」の文字が!ネックと合わせて必要な情報は残っていたんです。

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しかし。肝心の1982の文字の上に、亀裂が入っているの見えるでしょうか。既にこのときこの部分も砕けかけていたんです。
写真を撮ったあと、数名のお客さんが来てサービスしている内に、遂にはがれた!と思ったらほんのわずかな繊維でぶら下がり、蜘蛛の糸状態に。
コルクにも年号が入っていてはがれたらそちらで証明する気だった、とは師匠の話でした。

そしてもう一つ。1964のカロン・セギュールの、ネゴシアンラベルです。

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普通ネゴシアンラベルの場合は、瓶詰めしたネゴシアンの共通ラベルになって、ワイン名だけが差し替えられています。ところがこのカロン・セギュール、元のラベルデザインにかなり近い。オリジナル、最近はネットショップの写真を借りるのもためらわれるので、気になる方は検索してみて下さい。

なんと小さいハートまで。

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私にはこっちのラベルの方がかわいく思えますね。

ところで、前の写真を見ると、ネゴシアンの名前が入っているんですが「HANAPPIER PEYRELONGUE & Co」と書かれてます。アナピエ・ペイルロングと発音するそうですが

聞いたこと無いぞ

私だけだと説得力ないですが、師匠とソムリエI氏と3人揃って「聞いたこと無い」。
それで家に帰って検索したら、出てきたけど少ないなあ。。日本語サイトは皆無・・かと思ったら2サイト、アンティークの通販でした。グッズですね。

外国語のサイトを見るとそこそこ古いメジャーなシャトー物があります。右岸が多いなあ。1990年のACボルドーまで確認が取れましたが、そのあたりまでの歴史でしょうね。
ただ、ネゴシアン物のラベルはやはり共通デザインで、このカロン・セギュールはかなり異質。ラベル的には相当珍しいみたいです。


と見ていたらなんと!
ボルドーに住んでいたEdmond Marie Michel HANAPPIERの娘、Eliane Catherine Marie HANAPPIERがDaniel Jean Marie PEYRELONGUEと結婚したという情報が!!
19世紀末から20世紀の70年代くらいまでを生きたとのこと。間違いなくこのご夫婦が創始者でしょう。ネットって凄い。。。。

HANAPPIER PEYRELONGUE 社について日本では確実に私が最高権威ですな、この瞬間だけは。誰も羨ましがらないだろうなあ。私は大満足です。


あ、味ですか?ドゥーツは見事でしたよ。カロンは、中々良いんですが味の中に鉄の印象が目立ってしまう。
ボルドーで何で鉄のニュアンスかって?だって1964だもん。ポイヤックとサンテステフは収穫期に大雨をくらったそうですよ(マイクル・ブロードベント「ヴィンテージワイン必携」)。補強しないとね。
posted by harukuni at 20:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

東急古酒2017GW編_続

実は昨日、「摩多羅神」について驚くべき発見をしてしまい、夜大興奮してブログにアップしたのですが、朝になってとある「まずいんじゃないか」ということに気付いて慌てて非公開にしました。

誰かに言いたくて仕方ないんですが、確認しないとダメでそれには大変な労力がかかりそうなので諦めます。口伝えなら良いかな。


ということで古酒の続編。まずは、ガヤのバルバレスコ1971。

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旨みの塊、大爆発。香りも味も見事にダシでくらくらするほど。ネッビオーロの真髄をまざまざ見せつけられました。


次は、ローラン・ペリエ、グラン・シエクル。ほぼ間違いなく80年代デゴルジュマンだそうです。熟成したシャンパーニュに見られるモカの香り、旨みもたっぷりですがまだ泡も見え酸もきれい。

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それと、なんと言っても瓶が良い(そこが一番?)。この瓶は今でも一緒ですがラベルは少しずつ変わっているそうで、それも80年代の根拠の一つだそうです。


これはブルゴーニュから、ルネ・ニュダンのコルトン・ブレサンド。ネックが写ってませんが1988です。

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まだ早いかと思ったら、やっぱり香り高いとは行かないものの果実味と熟成感のバランスがとても良い、私好みのタイプでした。他のブルゴーニュ?あんな高いの手が出ません!(ガヤ飲んでるじゃん)


そして、予想外に良かったその1のアメリカ、ワシントン州、シャトー・サン・ミシェル、カベルネ・ソーヴィニョンのコールドクリークヴィンヤード、1983です(長いよお)。

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これと全く同じワインが前にも出た記憶があるんです。うろ覚えですがヴィンテージも同じかも。そして、大したことないなあ、という思い出でした。
それが、このボトルについてははるかに好印象で、1983なのにまだ若さを保っていて味わい深い。わずかに青い感じがするのも個人的に良い感じ。
師匠も「前のより全然良いですねえ」とおっしゃる。記憶は誤っていませんでした。アメリカのカベルネ、ワシントン州でも結果を出してます。


予想外に良かったその2はイタリア、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ、コッレマットーネ、1990です。立ててありますね。まだ絶対若い。

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若いんですがすごく良い飲み頃。果実味が横溢してますが柔らかく円熟し、果実の甘みと熟成の滑らかさがちょうど良い。絶賛しましたよ。こんなに美味しいブルネロは多分初めてです。元ブルネロのカーゼ・バッセは全く別方向でめちゃくちゃ美味しいけど。(値段は雲泥の差)


最後に中甘口と甘口。モーゼルのレナート・ファイト、「ゴールトトレプヒェン」シュペトレーゼ1996、それとソーテルヌ(正確にはバルサック)のシャトー・ド・ロラン1971です。
レナート・ファイトはまあ、まだ全然若いですなあ。ただ酸が落ち着いてきて円やかさが現れています。まさしく円熟のモーゼルに求める味でしょう(すごく若いのも別の味で美味しいけど)。

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ド・ロランはソーテルヌのグレート・ヴィンテージ1971にしてはやっぱりあっさり目。その分軽快なタッチと言えて、快い、重すぎない甘みがあります。格付けの無いシャトーとしては大いに踏ん張っていると思います。
日本ではやっぱり人気の無いソーテルヌですがこういうフレッシュ感がある方が受けるかも知れません。お手頃価格だし。

他にも良いワインがいっぱい。今回は古酒ウィークの中でもかなりの当たり回だったと思いますね。私が飲めなかったブルゴーニュも聞いていると揃って大好評でしたし。
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2017年05月06日

東急古酒2017GW編

先週末の東急はGWおなじみの古酒ウィーク。初日は混んでいて、なぜか二日目は静かでしたけど途中から混みました。

今回は一つ残らず状態が良く、美味しかったそうです。全部なんか飲めないからね。でもかなり数を飲みましたが確かに美味しかった。アウトが無いというのも見事です(いつもは1本は状態ダメで下げられるんですけどね)。

その中でも取り上げたいのは、まずは以下3本。突出です。

一つ目は白で、ディディエ・ダグノーのプイィ・フュメ、シレックス1990。

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これがシレックスなんですよ!!なんてだっさいラベルなんだ!麗しすぎる。
でもグラス9,200円って。。
飲んじゃいました。こういう味になるんだ、と感慨深し。でも味で言うと9,200円は高いな。ラベル込みで認めますが。褒めてない・・・
いや、あのダグノーがこういう味になるんだ、と言う経験として非常に貴重なんですよ。でもさ、美味しいかって言うと、やっぱり微妙かなあ。(知ってるんですよ、古いサンセールとかの味って)


次はおなじみ、ブルゴーニュのゴヌーです。って言ってフランソワの方。ミシェルもそれ程じゃないですが、フランソワはいよいよ有名じゃないですね。
しかしこれが良かったんですよ。ポマール、リュジアンの76年です。

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香り高くはないですが、実に味わい深い。華々しくはないもののしっかりと出てくる旨み、カラメル系の熟成した甘みと香ばしさ。グラスに入れてしばらく時間をおくとどんどん開きます。とっても美味しい。

これが安かったんですよ。グラス2,500円くらい。他の高価なワインにコスパを加えて比べたらダントツです。ポマールは日本では人気が無いですが、だから「賢い消費者」にはチャンスでしょう。

そして、ボルドー。今回の白眉です。フィジャック70年。グレート・ヴィンテージです。
美味しすぎてうなっていたら、賛同者が現れて、2人でうなると他の人も気になる。で、皆さん飲んでびっくり状態で、なんと2日目にもう売り切れていました。最近ボルドーでそんなの無い。もちろん師匠もソムリエI氏も大絶賛だったし。

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清らかと言う言葉がぴったりくる。まだ若さも残りながら透明感が現れていて、もちろん熟成感がありますがそれだけではない「果実」の味わいが見事。熟成したワインの果実味なんですよ。本当にきれいでした。

個人的にはほんのり香る青さ、杉のような風味が見事すぎて完璧なんですが、やっぱりネガティブな意味で青さと取る方も居ました。その方が「美味しい、香りと味の印象が違う」と褒めていたので、私はぴったりの印象だったんですが、それはおいといて素晴らしいワインだった。70年というヴィンテージの良さが如実に表れていましたね。

他にも見事があったので、感想を続けますか。
posted by harukuni at 21:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

初夏に良いスパークリング(もっと暑くても)

先週末のカウンターはスパークリング特集。日曜の4時前に着いたら、半分品切れ、残りも私が居るあいだに続々と空になっていきました。暑いくらいの天気だったことも大きいでしょうね。

勿論番外編を次々に準備していました。その中に、なってしまったのですが興味深かったものを。まず、是は前回入荷の時も取り上げたインドのスラ、ブリュット・トラディショナル(SULA Brut Traditional)。トラディショナルということは瓶内2次発酵ですが、そればかりでなく味わいもヨーロッパの「伝統的」。
それでいて少しスパイシーな感じもありますが、シラーも使っているそうです。色からは想像もつきませんが。

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同席された方は、通常瓶1本となんとマグナム2本をお買い上げ。とても気に入ったそうです。壮観だったので写真を撮らせてもらいました。マグナムは使い道が決まっているそうですよ。
マグナムで6,500円くらいだからお手頃も良いところ。少々私の好みとは違うデザインですが、大変に喜ばれていました。

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もう一つは、モエ・シャンドンのアイス・アンペリアル、そのロゼです。
白があるのは知っていましたがロゼは初お目見えだそうです。白自体もいつからあるのか判りませんが初めは世界中のリゾート・ホテルでしか飲めず、日本では沖縄のブセナテラスにしかなかったのだとか。ブセナテラスは、私には全く縁の無いところですがそれでも名前は知っていたくらいの有名リゾートホテルですね。

個人でも飲みたいという声が高まったため市場に少量ですが出回るようになり、そしてこのたびロゼも発売。先週の入荷だったそうです。お花見は天気が難しいので、これからの季節の方が良いでしょう。

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と言うことで、氷を入れて飲みます。ワインマニアは黙殺だったんじゃ無いかと勝手に想像。マニアが買わなくても構わないでしょうけどね、モエ的には。
しかしヲタクの私は1回飲んでみたかったので良い機会。ボトル9,000円はちょっと高い気もしますがまあ仕方ないでしょう、話題作りに良いし。
そう思って飲んだら、結構美味しいなあ、自信ないけど。最初ちょっとドサージュの甘みを感じますが、師匠によれば氷がいくらか溶けたときに味を合わせてきているんですね。と思ったらちゃんとラベルに(小ちゃくですが)ドミ・セックと書かれてました。

白はもっと安いし。スラと並んで、これからの屋外でお勧めです。
posted by harukuni at 21:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

雄牛と少女・・・より健全なワイン

ネットのニュースに「少女像を雄牛の作者が・・・」っていう記事を見ました。

また少女像かい、日韓関係がまた、でも雄牛って何だ?と思って記事を見たら、全く別の話。しかもウォール街の銅像だのアートだのがごちゃごちゃ言ってて、

どうでもいいよおまえら

なク○みたいな暇人(&金持ち)専用話で、見ている自分が堕落しそうなので、即ワインに行きます。

ロゼは世界的には既に10年以上人気で、衰えないのに何で日本に波及しないのか?お花見のシーズンは売り込みますが、桜=ロゼ。かねえ。味が合うかね???
でも桜シーズンはいろんなロゼを試飲できるんで嬉しいです。東急も頑張ってくれてます。


桜と言うよりオレンジ系が多いですが(右端はオーストリーのアンドルファ、色を主張しないにも程がある)、正直侮っていたのが真ん中のイタリアロゼ、コスタリパのロゼマッラ。VALTENESIというロンバルディアのDOCで、知らないこと夥しい。

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これが美味しかったんですってば!瓶の形もアンフォラチックで昔のイタリアワイン感が横溢で、その辺も好みでしたが味はちゃんと判定して、美味しかった!買っちゃいました。
左のウィスパリングエンジェルもロゼにしてはややお高いけど「間違いない」。美味しいですよ。

フレッシュだけど中くらいのコクがあって、最近のものは甘辛選べるし、ロゼは絶対日本に合うと思う。赤ワインが合う料理って少なくないか?

って話をいつまでしているんだか。マンネリですな。日本の消費状態も全く変わらないけど。

お偉いアーチスト様なら「ロゼワイン像」も造れるんじゃないですか?中目黒あたりに造って欲しいですな。タモリ倶楽部でやってくれないかな。
posted by harukuni at 05:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

アラン・ユドロ・ノエラについて語りたい

あまり目立たないのが美味しい、のか、アラン・ユドロ・ノエラ(Alain HUDELOT NOELLAT)。いつも薄い色です。

ブルゴーニュで泣く子が走って逃げる超絶特級畑を持っていて、有名ですが人気は中程度。味も薄いし、「自然派」じゃないし。並べちゃうと確かに目立たないんですが。
その、94年のロマネ・サン・ヴィヴァン。飲ませて頂きました。柔らかい年です。

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色、薄い。見事にユドロ・ノエラ色です。香りも味も、はかない感じ。

でもとっても滋味があります。旨みも見えているけどまだ大人しい。柔らかく、軽やかで、それながら味わいに様々な要素を感じます。すごく良い畑だけど特級の味なのか?一級でも十分に思えて、もう少し時間が必要だと思います。これならあと10年待ちたいかな。そう思わせるのが特級の凄みかもしれません。今なら村名か、たいした評価じゃない一級(有るか知らないけど)をじっくり飲みたい。料理とか他の味は邪魔です。ワインだけをゆっくりと。

ユドロ・ノエラを飲むたびに思うんですが、みんな本気で美味しいって思ってるんだろうか(超上から目線)。他の高評価のドメーヌはみんなはるかに果実味が豊かでわかりやすい。すぐ美味しいですよ。だって、今日14年のユドロ・ノエラのボーモンをカウンターで飲んでやっぱり薄かったから。(写真撮り損ねました)

値段も中程度。個人的にはお手頃です(ブルゴーニュ自体の高騰があるが)。でもリリースしたては果実味が見えるので、そこそこ美味しいし。

並べちゃうと霞むユドロ・ノエラ。タイミングが難しいですが古いヴィンテージがあったら是非欲しいワインです。たぶん比較的に安いしね。
posted by harukuni at 20:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月23日

南半球のワイン:補足

籠池氏、私の知らない世界の人のようです。全く言葉が出ず、ひたすら見守るしかないと観念しました(何が出来るわけじゃないけど)。


で、意識を変えたら先日の東急南半球で取り上げ忘れがあったのに気付いたので、書いておきます。チリ、ウンドラガのヴィーニョです(UNDURRAGA VIGNO)。

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単に「ワイン」って名前なのかもと思ってしまいますし、聞き忘れたのでネットを調べたら、紹介しているサイトがありました(こちら)。
チリ初の、フランスのAOC的に細かいルールを策定した呼称だそうで、場所はマウレ・ヴァレー限定(まあ当然)。正式に書くとVignadores de Carignan。私の写真では見づらいですが、確かに表ラベルにしっかり書かれています。

そう、このワインカリニャン主体(88%)で、12%サンソーが入っていると裏ラベルに書かれています。チリではワイン造りの最初はカリニャンが多かった、それを再現したプロジェクトだそうで、ウンドラガ以外でもヴィーニャを作っているそうです。

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それは後から調べたこと。カリニャン+サンソーという南フランスのちょいマイナー寄りな葡萄品種を使っていることにも驚きましたが、14.5%というアルコールの高さをほとんど感じさせない柔らかさにも驚き。赤い熟した果実+少々野生っぽさ。それがアクセントになって複雑さになっていると思います。

この日のラインナップでは安い方でしたが、チリで4,000円台後半はやや高めか(クロ・アパルタみたいなアイコンワインじゃないし)。でも味は値段に見合ったものだと思いました。

先のサイトによれば2015年11月時点で16の生産者が参加し、コンチャ・イ・トロやミゲル・トーレス・チリなど大規模ワイナリーもあれば小規模生産者も含まれるとか。

買う価値のあるワインだと思います。お勧めですよ。
posted by harukuni at 22:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

見事なり南半球ワイン

前回の東急カウンターは南半球。豪、NZ、チリ、アルゼンチン、南ア。それが、初日の14時過ぎに行ったら席を追加しているのに満員で4人空き席待ち中。えええ!と叫んだら店員も「何でですかねえ・・」。

そこで、7階のジュンク堂書店から始めて(ジュンク堂のレジも大混みだった)しばらく店内をうろうろし、それでも足りないだろうなあと思いながら行ったら、予想外に空席が出来てました。

相当な種類飲んで、どれも良かったんですが特に印象に残ったものを挙げます。

豪州、ロックフォードのアリカンテ・ブーシェ。前にも取り上げたと思います。果肉まで赤い、マイナー品種で作っているワインですが赤には見えないなあ。味もほのかに甘いし、アルコール9.5%だしロゼでしょうこれ。爽やかで美味しいですよ。

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外せないのは南アのブーケンハーツクルーフ、カベルネ・ソーヴィニョン。2014年から、フランシュックとステレンボッシュという地域名がついた2種類になりました(前は単なるカベルネ)。教えて頂いたところでは、南アでカベルネはステレンボッシュという定評が高いそうで、ブーケンハーツクルーフでも畑を購入し、この年から出すようにしたそうです。だから前のものはフランシュックと言うことになりますね。

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味はどちらもハイレベルで甲乙なし(値段も全く一緒)という感じですが、飲み比べればタイプが少し異なる。ステレンボッシュの方がより引き締まった感じ、フランシュックがより円やかに思えました。

これは豪に戻ってウルフ・ブラスのブラックラベル。カベルネ主体にシラーのブレンドです。

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これも文句のつけようが無いハイレベル。ウルフ・ブラスは大手に買収されてからかなりお手軽ラインのワインを出すようになりましたが、ブラックとかプラチナムになればやっぱり見事です。最初少し閉じた感じですが、飲んでいるときれいに開いてクリーム感も出てきます。

そして、やっぱり豪のクリス・リングランドのランドール・ヒル2010。クリス・リングランドのラインナップではセカンド的位置づけで、トップに達しない年に作るんだそうですがこれまでの20年で2,3回しかないそうです。

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アルコールが14.5%でクリス・リングランドにしては普通だなあ。前に見たトップは17%でしたからね。(あれ、トップは別にあるんだっけかな、ど忘れです)
なので爆発的に濃厚とか言うことはないですが、やっぱり味わい深くてたっぷりの黒系果実と滑らかさが調和し、味の要素がとても複雑です。
ま、セカンドと言っても3万円以上しますけどね。
なお、ランドール・ヒルズは次のリリースからセカンドでは無く、セミヨンの株にシラーズを接ぎ木したワインになるそうです(インポーターの方の談)。セカンドという位置づけでは、これが最後なのでその意味でもレアですね。

隣のチリ、クロ・アパルタも良かったですよ。私はチリの高級ワインで一番好きかもしれません。ただ、この2012年は少しだけ青く、ちょっと例年と違う気がしました(師匠も同意)。私は嫌いじゃ無いんですが。

最後は、アリカンテ・ブーシェと同じくロックフォードの、ブラック・シラーズ・スパークリング。生産量が極めて少なく、知り合いへの割り当てで売り切れてしまうので入手は非常に困難だそうです。

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これもインポーターが強いパイプを持っていて、分けて貰えるものらしいです。名前通り色は濃いのに、滑らかだし泡(それほど強くない)の爽やかさととてもよく調和してます。
値段を聞き忘れましたが1万円台前半だったはず(売ってないけど)。豪州のシラー図の赤泡は時々見ますが、だいたいバランスが崩れていてやる意味が理解できないのですが、これは本当に美味です。欲しいなあ・・・。

どれも取り上げたいんですが、とても手が回らず以上が精一杯です。良い回でした。それにしても、何であんなに混んでたんだろう?
posted by harukuni at 09:53| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

ローヌの赤・白・ロゼ

先週の東急カウンターはローヌ。基本シャトーヌフデュパプがメインでしたが、白はコンドリューもあって、「出さねばならない」からだそう。全部飲んだわけではないですが、どれも美味しくてそのせいかどうか、私がいる間はほぼ満員が続いていて、ちょっと意外でした。

私が特別に気に入ったのは、今更感がややありますが、サン・プレフェールのクレレット・ヴィエイユ・ヴィーニュ2014。マグナムしか作っていない、白です。

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どちらかというと柔らかい造りなんだと思いますが、それでもとても大きい印象。滑らかで香り・味が一気に押し寄せるというタイプではありませんが、飲めば口の中で味わいが広がり、豊かで余韻も長い。全体のバランスもとても良い。アルコールの嫌味は皆無です。

マグナムしかないと中々手が出ず、唯一最大の欠点だと思いますが、これは作り手が尊敬する師匠からの教えなんだそうです(アンリ・ボノー)。それじゃ仕方ないなあ。

もちろん赤も美味しくて、ACヌフパプも十分美味しいですが上のキュヴェのコレクション・シャルル・ジローは格上ということを実感させる深みがあります。これで12,000円くらいだし、クレレットもマグナムで20,000円くらい。今のワイン界ではお得だと思いますよ。

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その対極がこれ。ギガル3銃士、ラ・ランドンヌの2012年。番外です。

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この日の最高額は、」シャトー・ド・ボーカステルのオマージュ・ア・ジャック・ペラン2012年でグラス8,000円!全く手を出す気なく、最後のつもりを飲み終わった時(=かなり飲んでいる)に目の前に置かれて「どうですか?」と師匠。グラス7,000円でペランと大して変わらないのに頼んでしまいました。やられた・・・

しかし良い経験でした。思ったより優しいエレガントな味わいで、果実味の中にうまみのような味わいを感じます。ほかの近年タイプのヌフパプよりは当然パワーが強いですが。2012年が軽い年だったからかもしれません。

3銃士合わせてもこれでせいぜい3〜4回目ですが、ヴィンテージごとに味がかなり違うと思いました。それを師匠に言ったらかなり強く同意されました。今更ですが意外な感じです。(パーカー100点になんだかんだ言って翻弄されてるなあ)
ちなみに、師匠はトゥルクが常に早くから美味しいと言ってました。買ってすぐ飲みたい方には良いようです。

最後、実はこれが最初に飲んで、この週最もインパクトが強かったワインです。「プリウレ・デ・モンテ・ザルグ」のタヴェル・ロゼ、2015年です。

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タヴェルにしてはかなり淡い色合いですが、味も爽やかで重ったるさがなく、タヴェルに時々見られる苦みとは無縁。きれいな果実味、軽やかで華やかでフレッシュな香りが実に気持ちがよく、しかも味に意外と深みがあります。しっかりと味わえるワインでもあります。

売り物がなく、ボトル値段をはっきり聞けませんでしたが1本2,300円くらいらしい。グラスは472円。間違いなく、今回のコスパトップはこのタヴェル・ロゼです。2本注文しちゃいました。

楽天で探したら売ってない!?これから出てくるのかもしれません。もし見つけたら、「歩いてではなく走って行って買うべき」だと思いますね。
posted by harukuni at 22:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

トカイ・ソモロドニ1984

とあるワイン会にて。ハンガリーの古いワインが出てきました。
トカイ、ソモロドニの1984年です。(以下、カタカナ表記やハンガリー語訳はすべて世界の銘酒事典91年版に従っています)

ハンガリーのトカイと言えば甘口、世界3大貴腐と言われた時代もありました(今もなのかな?)トカイが独特だったのは加える葡萄由来の甘みによる甘さの段階があったことで、プットニョシュという数値が3からあり、数が増えるにつれて甘みが増します。こういうトカイを「トカイ・アスー」と呼びます。
一方、甘さを加えないものを「ソモロドニ」と呼び、ハンガリー語で「あるがままに」という意味だそうです。足してないよ、って事ですね。葡萄の熟度や紛れ込む貴腐果の量により、甘口にも辛口にもなるそうで、甘辛が表記されてます。

余談ですが、6を超えるレベルのアスーを「トカイ・アスー・エッセンシア」と呼ぶ一方、加えるのでは無く、貴腐葡萄のジュースだけで作るトカイを「トカイ・エッセンシア」と呼びます。結果は全然違うものなのですが、極めて紛らわしいため間違いの表記を実によく見ました。昔は「トカイ・エッセンシア」なんて売っておらず、極々希に有ってもすさまじい値段でそれを見れば判別できましたし今でも出来ます(もちろん原語のラベルはちゃんと書いてますよ)。ちなみに「3大貴腐」に加わるのは、「トカイ・エッセンシア」です。


蘊蓄公開は満足したので肝心のソモロドニの1984年。ソビエト崩壊前の、社会主義ハンガリー時代のワインです。一応SWEETですが、おそらく最早無関係。酸化が進んでシェリー風味横溢ですがとてもとてもきれいなシェリーで悪印象一切なしです。あまり酸化系のシェリーに慣れていない参加者もとても感心していました。

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当時は当然国営企業が作っていて、「フンガロヴィン」(HUNGAROVIN)という巨大組織でした。トカイと言えばフンガロヴィンで、90年代前半にソモロドニを飲んだこともありますが、あまり良い印象じゃ無かった。甘さが強い方が好みだった記憶があります。しかしこのワインは、非常に美味しくて複雑で、味わいがとても深いものでした。20年ぶりに見直しました。
主要品種のフルミントはとても酸が強い葡萄なので、それが長命に役立っている可能性がありますね。この瓶に限ってですが、最高ランクのワインと言っても良いでしょう。


しかも、ばっちり値札が写っていますがなんと1,300円!!これを購入した方が、とある酒屋に「転がっている」のを発見したそうで、値札も相当古いですよ。それにしては他のラベルが非常にきれいなので、保管状態が良かったに違いありません。湿度はまあまあだったようですね。
購入額もこのまんまだったそうです。それ以上に、札束を握りしめて探し回ってもこのワインに巡り会える可能性はほぼ無い!これぞ真のお宝ですね。会に参加させて頂いて、どんなに感謝してもし尽くすことはありません。
タグ:トカイ
posted by harukuni at 23:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

新しいカリフォルニアワイン

更新がやたらと空いてしまいました。

先々週の東急カウンターはカリフォルニア。スーパーなお値段の赤ワインもずらり並んでましたが(番外で3つくらい増えてた)ちょっと手が出ない。比較的高めのワインが多かった回でした。

そんな中でお手頃だったのはエリック・ケント(ERIC KENT)。SONOMAだそうです。この日出ていたのはシャルドネ2種(1つは番外)とピノ1種。ほかの葡萄もやっているかは聞き忘れました。

特にインパクト大だったのは、そのラベル。

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左から、シャルドネ、同じくの格上品、そしてピノ・ノワールです。

バックラベルに、それぞれのラベルをデザインした人の名前が入っていて、別の人でしたが共通性がありますね。カリフォルニアというよりオーストラリアに多そうな気がしますが、先入観ですな。ラベルとしては好みじゃ無い方向性ですが、味はかなり良いと思う。特に気に入ったのは、安い方の(ミミズク)シャルドネ。安いったって7,000円くらいするけど。

結構引き締まって硬質な印象。格上の方が豊かですが、私は現時点ではきりりの方が好みです。

今ネットで見たらほかにもラベルがあるみたい。傾向はやっぱり似てますね。バックラベルはこれで統一。(格上シャルドネです)

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あと、地味に驚いたのがこれ。フロッグスリープの、シュナン・ブラン2015年。

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「初めて見ましたけど・・」と言ったら、初ヴィンテージだったそうです。老舗も新しいことにチャレンジしてますねえ。
味は。うーん、やっぱりソーヴィニョン・ブランの方が美味しいかなあ。もちろんこれも、「現在は」の話ですが。

あと。この写真。

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結局一つ飲んじゃった・・・じゃったで済むかあ!!
一瞬たいしたことないと思うけど途中からの膨らみが圧倒的。すんごい美味でしたが、会計が
posted by harukuni at 20:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

やっぱりオーストリーワイン

先週の東急カウンターはオーストリー。意外なことに閑散としていたそうで、私が行った2日目午後も私とあともう一方だけ。最後に一人増えましたが。何でだ?

オーストリーはAWA社のテッシュさんが来ることが多いのですが、今回はAWAではないインポーター中心だったのでテッシュさんがいなかった。たぶんそれが一種の反動になり、少なかったんだと推測します。

でもAWAあったんですよ。結局それが印象に残ってしまいました。
一つはこれ、ヨハニスホフ・ライニッシュのグンポルツキルヒェン・トラディション、2014年です。

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テルメンレギオン(Thermenregion)というオーストリーでもかなりマイナーな産地で、グンポルツキルヒェンというのは地葡萄2種類をブレンドしたこの地方伝統のワイン。ただ、その2種類の地葡萄自体が既に「絶滅危惧種状態」だそうですので、相当なレア物です。
とはいえマイナー生産地の地味なワイン、ボトル3,000円。今回のラインナップで最も安価で、コスパ最高とはその場にいた人間が皆認めるところでした。
(サンプルが少ないのがいかんともしがたい…)

でもこれが美味しい。不思議なことに、若いのに旨みたっぷりです。途中からどんどん開いたと感じたので、ゆっくり味わう価値があると思います。


そして今回の白眉、2015年のF.X.ピヒラーです。

2015年はもんの凄く良い年だったそうで、最悪に近かった2014年の正反対だった、というのは既に何度も聞いています。それを初めて味わったのですが、確かに素晴らしい。
銘柄は、
グリューナー・フェルトリナー(GV)のロイブナー・ロイベンベルグ・スマラクト、同じくGVのM(もちろんスマラクト)。

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そして、今や2万を軽く超える、ウンエントリッヒ・リースリングです。

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何が凄いって、今開いていてものすごく美味しいこと。実は、私はF.X.ピヒラーのスマラクトはアルコール感が強すぎ、重すぎると感じることがよくあるのです。もちろん暖かい年によく感じます。すぐ飲むなら、オフビンかスマラクトより下の格の方が良いかもしれないと。スマラクトは熟成させて馴染ませないと難しいかな、という感じでした。

2015年は素晴らしい年で、第一の理由は温暖だったことと聞いていました。なので身構えていたのですが、驚いたことに重さを全く感じない。果実味が豊富で、一方で酸もしっかりしていて、バランスがとても良いのです。GV2本は14%、ウンエントリッヒは14.5%のアルコールにもかかわらずです。温暖・乾燥だけではない要因があったんでしょう。師匠にもっと詳しく聞けば良かった。

ほかの生産者の2015年も楽しみです!


いや、AWA以外のインポーターのワインも良かったんですよ(贔屓じゃないと必死の主張)!ほかも含めて、オーストリーの時に来るのに今回パスした方、勿体ないと思いますよ。たまたま私の印象に残ったのが、また2015年だったのがAWAだったと言うことです。

AWAに思い入れということは無いのですが、オーストリーとドイツのワインが好みなのは否定できませんけどね。
posted by harukuni at 22:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする