2017年05月22日

やっぱり美味しいブルゴーニュ(泣)

昨日の日曜日にカウンターへ。土日とも用事があり、日曜の18時半くらいに立ち寄りました。ブルゴーニュで概ね売り切れ。ただしルソースペシャルでさすがに高価な物は簡単に売れなかったらしく、4種類残っていました。クロ・ド・ベズでグラス14,000円では・・と思ったら、多分同価格のシャンベルタンは売り切れてました。

それで、最もお手頃価格のルー・デュモン(Lou Dumont)のドメーヌ物のACブルを頼んだら、2014年というのに結構果実味豊か。もうすこし柔らかいものをイメージしていたので少々驚きました。おお、お買い得かと思ったらボトルは5,200円くらい。やっぱり少し引いてしまいましたが、美味しいからその価値はあると思いますね。

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ルソーは見事に高い方から減っていたので、一つだけ、一番安い(シャトードジュブシャンを除いて)グラス5,000円(税抜き)のクロ・ド・ラ・ロシュを頼みました。

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さすがに美味いし、こちらも2014年として果実味がきれいで豊かです。もちろんデュtモンより奥行きがあって濃密でより豊かですが、案外似ているかもなあ。今文句なしに美味しいんですけど、もはやこのラベルの方ですら高くて手が出ません。悲しい。


ところで、一つだけ赤ワインの2015年が出ていました、昔から早く売り出されるジュブレ・シャンベルタンのフレデリック・エスモナンです。
特級のマジ・シャンベルタンですが2,400円でルソーのクロドラロシュの半額以下。昔からそういう評価です。そんなに悪くも無いんですが、何か物足りないんですよね。

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それが、2015年は色は濃いわ果実味バリバリだわフレーバーたっぷりだわ。その割りに味がやや固く、バランスがイマイチに思えますが先入観があるかも。ヴィンテージの良さがはっきり判ります。

ボトル2万近くするはずで、エスモナンにしては相当に高価です。ましてルソーとか幾らになっちゃうんだろう。既に手が出ないからどうなっても関係ないと言えばないんですが、考えるとやっぱり怖いです。
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2017年05月12日

シュヴァル・ブラン・ブランvsマルゴー

古酒から1週間経ってカウンターは2014年ボルドー。行かないわけにいきません。

今回の目玉はなんと言っても、シュヴァル・ブランの白、ル・プティ・シュヴァル(LE PETIT CHEVALでしょう。初ヴィンテージです。なかなかのお値段(グラス3,564円)ですがボルドー白好きの私は特に飲まねばならない。

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うん、やっぱり特級の味だけど、2015のイグレックを並べちゃうと・・・。この値段を取るならもう少し頑張ってね。初ヴィンテージだから見守りましょう。

他、2014年の赤を飲みましたがやっぱり弱い年という感じです。線が細く、果実味がもっと欲しい。その中で突出していたのは実は初体験のクロ・レオ(Clos Leo)篠原麗雄さんという日本人が作っているので有名ですが、カスティリョンで7,000円以上するので中々手が出ませんでした。

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これが豊かだったんですよ。他はフィジャック以外左岸だったせいか上記の印象でしたが(フィジャックは若いと判らん)レオは果実味充実。もちろん重すぎるようなことは有りません。バランスが良く、既に文句なく美味しいワインでしたね。買いだなこれは。

で、これで終わりにするつもりだったんです。これで。。

隣の人が絶賛するんですよ。当然師匠も同調します。終わりのつもりと言うことはまあまあアルコール入っているので、頼んでしまいました。シャトー・マルゴーを。グラス6,900円(これでも相当割安)。

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うーん、確かに。それだけのことあるわ。
やっぱり線が細いんだと想像します。近年全然飲んだこと無いので。でも控えめながらもとてもしなやかで上品できれいな果実味を感じて、とても滑らかでエレガント。青みなんてほんのかすかにも存在しません。

更に驚くのはその余韻。大人しいのに華やか、それがほとんどいつまでも続きます。これは秒数を数えたくなるわ。この余韻は、クロ・レオも全くかないません。

少なくとも飲んで失敗ではありませんでした。痛いけど。凄いですねと感想を述べ、で、2015はどういう値段になっちゃうんでしょうと言ったら、「容赦なく高いでしょうね」。

2014年はボトル7万くらいだそうですが、9年・10年に比べればかなり下がっています。そして15年は無慈悲なことでしょう。払える人であれば、2014はお買い得かも知れませんよ。私は、買ってすぐ飲んで良いと思うし。
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2017年05月10日

東急古酒2017GW編〜長いおまけ

もう一つ書かねばならないことが有りました。印象的なラベルです。

まずこちら。ネックを見るとドゥーツと判りますがラベルは7割くらい消滅してます。でも最下部をよく見ると「BRUT 1982」の文字が!ネックと合わせて必要な情報は残っていたんです。

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しかし。肝心の1982の文字の上に、亀裂が入っているの見えるでしょうか。既にこのときこの部分も砕けかけていたんです。
写真を撮ったあと、数名のお客さんが来てサービスしている内に、遂にはがれた!と思ったらほんのわずかな繊維でぶら下がり、蜘蛛の糸状態に。
コルクにも年号が入っていてはがれたらそちらで証明する気だった、とは師匠の話でした。

そしてもう一つ。1964のカロン・セギュールの、ネゴシアンラベルです。

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普通ネゴシアンラベルの場合は、瓶詰めしたネゴシアンの共通ラベルになって、ワイン名だけが差し替えられています。ところがこのカロン・セギュール、元のラベルデザインにかなり近い。オリジナル、最近はネットショップの写真を借りるのもためらわれるので、気になる方は検索してみて下さい。

なんと小さいハートまで。

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私にはこっちのラベルの方がかわいく思えますね。

ところで、前の写真を見ると、ネゴシアンの名前が入っているんですが「HANAPPIER PEYRELONGUE & Co」と書かれてます。アナピエ・ペイルロングと発音するそうですが

聞いたこと無いぞ

私だけだと説得力ないですが、師匠とソムリエI氏と3人揃って「聞いたこと無い」。
それで家に帰って検索したら、出てきたけど少ないなあ。。日本語サイトは皆無・・かと思ったら2サイト、アンティークの通販でした。グッズですね。

外国語のサイトを見るとそこそこ古いメジャーなシャトー物があります。右岸が多いなあ。1990年のACボルドーまで確認が取れましたが、そのあたりまでの歴史でしょうね。
ただ、ネゴシアン物のラベルはやはり共通デザインで、このカロン・セギュールはかなり異質。ラベル的には相当珍しいみたいです。


と見ていたらなんと!
ボルドーに住んでいたEdmond Marie Michel HANAPPIERの娘、Eliane Catherine Marie HANAPPIERがDaniel Jean Marie PEYRELONGUEと結婚したという情報が!!
19世紀末から20世紀の70年代くらいまでを生きたとのこと。間違いなくこのご夫婦が創始者でしょう。ネットって凄い。。。。

HANAPPIER PEYRELONGUE 社について日本では確実に私が最高権威ですな、この瞬間だけは。誰も羨ましがらないだろうなあ。私は大満足です。


あ、味ですか?ドゥーツは見事でしたよ。カロンは、中々良いんですが味の中に鉄の印象が目立ってしまう。
ボルドーで何で鉄のニュアンスかって?だって1964だもん。ポイヤックとサンテステフは収穫期に大雨をくらったそうですよ(マイクル・ブロードベント「ヴィンテージワイン必携」)。補強しないとね。
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2017年05月09日

東急古酒2017GW編_続

実は昨日、「摩多羅神」について驚くべき発見をしてしまい、夜大興奮してブログにアップしたのですが、朝になってとある「まずいんじゃないか」ということに気付いて慌てて非公開にしました。

誰かに言いたくて仕方ないんですが、確認しないとダメでそれには大変な労力がかかりそうなので諦めます。口伝えなら良いかな。


ということで古酒の続編。まずは、ガヤのバルバレスコ1971。

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旨みの塊、大爆発。香りも味も見事にダシでくらくらするほど。ネッビオーロの真髄をまざまざ見せつけられました。


次は、ローラン・ペリエ、グラン・シエクル。ほぼ間違いなく80年代デゴルジュマンだそうです。熟成したシャンパーニュに見られるモカの香り、旨みもたっぷりですがまだ泡も見え酸もきれい。

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それと、なんと言っても瓶が良い(そこが一番?)。この瓶は今でも一緒ですがラベルは少しずつ変わっているそうで、それも80年代の根拠の一つだそうです。


これはブルゴーニュから、ルネ・ニュダンのコルトン・ブレサンド。ネックが写ってませんが1988です。

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まだ早いかと思ったら、やっぱり香り高いとは行かないものの果実味と熟成感のバランスがとても良い、私好みのタイプでした。他のブルゴーニュ?あんな高いの手が出ません!(ガヤ飲んでるじゃん)


そして、予想外に良かったその1のアメリカ、ワシントン州、シャトー・サン・ミシェル、カベルネ・ソーヴィニョンのコールドクリークヴィンヤード、1983です(長いよお)。

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これと全く同じワインが前にも出た記憶があるんです。うろ覚えですがヴィンテージも同じかも。そして、大したことないなあ、という思い出でした。
それが、このボトルについてははるかに好印象で、1983なのにまだ若さを保っていて味わい深い。わずかに青い感じがするのも個人的に良い感じ。
師匠も「前のより全然良いですねえ」とおっしゃる。記憶は誤っていませんでした。アメリカのカベルネ、ワシントン州でも結果を出してます。


予想外に良かったその2はイタリア、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ、コッレマットーネ、1990です。立ててありますね。まだ絶対若い。

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若いんですがすごく良い飲み頃。果実味が横溢してますが柔らかく円熟し、果実の甘みと熟成の滑らかさがちょうど良い。絶賛しましたよ。こんなに美味しいブルネロは多分初めてです。元ブルネロのカーゼ・バッセは全く別方向でめちゃくちゃ美味しいけど。(値段は雲泥の差)


最後に中甘口と甘口。モーゼルのレナート・ファイト、「ゴールトトレプヒェン」シュペトレーゼ1996、それとソーテルヌ(正確にはバルサック)のシャトー・ド・ロラン1971です。
レナート・ファイトはまあ、まだ全然若いですなあ。ただ酸が落ち着いてきて円やかさが現れています。まさしく円熟のモーゼルに求める味でしょう(すごく若いのも別の味で美味しいけど)。

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ド・ロランはソーテルヌのグレート・ヴィンテージ1971にしてはやっぱりあっさり目。その分軽快なタッチと言えて、快い、重すぎない甘みがあります。格付けの無いシャトーとしては大いに踏ん張っていると思います。
日本ではやっぱり人気の無いソーテルヌですがこういうフレッシュ感がある方が受けるかも知れません。お手頃価格だし。

他にも良いワインがいっぱい。今回は古酒ウィークの中でもかなりの当たり回だったと思いますね。私が飲めなかったブルゴーニュも聞いていると揃って大好評でしたし。
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2017年05月06日

東急古酒2017GW編

先週末の東急はGWおなじみの古酒ウィーク。初日は混んでいて、なぜか二日目は静かでしたけど途中から混みました。

今回は一つ残らず状態が良く、美味しかったそうです。全部なんか飲めないからね。でもかなり数を飲みましたが確かに美味しかった。アウトが無いというのも見事です(いつもは1本は状態ダメで下げられるんですけどね)。

その中でも取り上げたいのは、まずは以下3本。突出です。

一つ目は白で、ディディエ・ダグノーのプイィ・フュメ、シレックス1990。

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これがシレックスなんですよ!!なんてだっさいラベルなんだ!麗しすぎる。
でもグラス9,200円って。。
飲んじゃいました。こういう味になるんだ、と感慨深し。でも味で言うと9,200円は高いな。ラベル込みで認めますが。褒めてない・・・
いや、あのダグノーがこういう味になるんだ、と言う経験として非常に貴重なんですよ。でもさ、美味しいかって言うと、やっぱり微妙かなあ。(知ってるんですよ、古いサンセールとかの味って)


次はおなじみ、ブルゴーニュのゴヌーです。って言ってフランソワの方。ミシェルもそれ程じゃないですが、フランソワはいよいよ有名じゃないですね。
しかしこれが良かったんですよ。ポマール、リュジアンの76年です。

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香り高くはないですが、実に味わい深い。華々しくはないもののしっかりと出てくる旨み、カラメル系の熟成した甘みと香ばしさ。グラスに入れてしばらく時間をおくとどんどん開きます。とっても美味しい。

これが安かったんですよ。グラス2,500円くらい。他の高価なワインにコスパを加えて比べたらダントツです。ポマールは日本では人気が無いですが、だから「賢い消費者」にはチャンスでしょう。

そして、ボルドー。今回の白眉です。フィジャック70年。グレート・ヴィンテージです。
美味しすぎてうなっていたら、賛同者が現れて、2人でうなると他の人も気になる。で、皆さん飲んでびっくり状態で、なんと2日目にもう売り切れていました。最近ボルドーでそんなの無い。もちろん師匠もソムリエI氏も大絶賛だったし。

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清らかと言う言葉がぴったりくる。まだ若さも残りながら透明感が現れていて、もちろん熟成感がありますがそれだけではない「果実」の味わいが見事。熟成したワインの果実味なんですよ。本当にきれいでした。

個人的にはほんのり香る青さ、杉のような風味が見事すぎて完璧なんですが、やっぱりネガティブな意味で青さと取る方も居ました。その方が「美味しい、香りと味の印象が違う」と褒めていたので、私はぴったりの印象だったんですが、それはおいといて素晴らしいワインだった。70年というヴィンテージの良さが如実に表れていましたね。

他にも見事があったので、感想を続けますか。
posted by harukuni at 21:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

初夏に良いスパークリング(もっと暑くても)

先週末のカウンターはスパークリング特集。日曜の4時前に着いたら、半分品切れ、残りも私が居るあいだに続々と空になっていきました。暑いくらいの天気だったことも大きいでしょうね。

勿論番外編を次々に準備していました。その中に、なってしまったのですが興味深かったものを。まず、是は前回入荷の時も取り上げたインドのスラ、ブリュット・トラディショナル(SULA Brut Traditional)。トラディショナルということは瓶内2次発酵ですが、そればかりでなく味わいもヨーロッパの「伝統的」。
それでいて少しスパイシーな感じもありますが、シラーも使っているそうです。色からは想像もつきませんが。

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同席された方は、通常瓶1本となんとマグナム2本をお買い上げ。とても気に入ったそうです。壮観だったので写真を撮らせてもらいました。マグナムは使い道が決まっているそうですよ。
マグナムで6,500円くらいだからお手頃も良いところ。少々私の好みとは違うデザインですが、大変に喜ばれていました。

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もう一つは、モエ・シャンドンのアイス・アンペリアル、そのロゼです。
白があるのは知っていましたがロゼは初お目見えだそうです。白自体もいつからあるのか判りませんが初めは世界中のリゾート・ホテルでしか飲めず、日本では沖縄のブセナテラスにしかなかったのだとか。ブセナテラスは、私には全く縁の無いところですがそれでも名前は知っていたくらいの有名リゾートホテルですね。

個人でも飲みたいという声が高まったため市場に少量ですが出回るようになり、そしてこのたびロゼも発売。先週の入荷だったそうです。お花見は天気が難しいので、これからの季節の方が良いでしょう。

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と言うことで、氷を入れて飲みます。ワインマニアは黙殺だったんじゃ無いかと勝手に想像。マニアが買わなくても構わないでしょうけどね、モエ的には。
しかしヲタクの私は1回飲んでみたかったので良い機会。ボトル9,000円はちょっと高い気もしますがまあ仕方ないでしょう、話題作りに良いし。
そう思って飲んだら、結構美味しいなあ、自信ないけど。最初ちょっとドサージュの甘みを感じますが、師匠によれば氷がいくらか溶けたときに味を合わせてきているんですね。と思ったらちゃんとラベルに(小ちゃくですが)ドミ・セックと書かれてました。

白はもっと安いし。スラと並んで、これからの屋外でお勧めです。
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2017年04月15日

雄牛と少女・・・より健全なワイン

ネットのニュースに「少女像を雄牛の作者が・・・」っていう記事を見ました。

また少女像かい、日韓関係がまた、でも雄牛って何だ?と思って記事を見たら、全く別の話。しかもウォール街の銅像だのアートだのがごちゃごちゃ言ってて、

どうでもいいよおまえら

なク○みたいな暇人(&金持ち)専用話で、見ている自分が堕落しそうなので、即ワインに行きます。

ロゼは世界的には既に10年以上人気で、衰えないのに何で日本に波及しないのか?お花見のシーズンは売り込みますが、桜=ロゼ。かねえ。味が合うかね???
でも桜シーズンはいろんなロゼを試飲できるんで嬉しいです。東急も頑張ってくれてます。


桜と言うよりオレンジ系が多いですが(右端はオーストリーのアンドルファ、色を主張しないにも程がある)、正直侮っていたのが真ん中のイタリアロゼ、コスタリパのロゼマッラ。VALTENESIというロンバルディアのDOCで、知らないこと夥しい。

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これが美味しかったんですってば!瓶の形もアンフォラチックで昔のイタリアワイン感が横溢で、その辺も好みでしたが味はちゃんと判定して、美味しかった!買っちゃいました。
左のウィスパリングエンジェルもロゼにしてはややお高いけど「間違いない」。美味しいですよ。

フレッシュだけど中くらいのコクがあって、最近のものは甘辛選べるし、ロゼは絶対日本に合うと思う。赤ワインが合う料理って少なくないか?

って話をいつまでしているんだか。マンネリですな。日本の消費状態も全く変わらないけど。

お偉いアーチスト様なら「ロゼワイン像」も造れるんじゃないですか?中目黒あたりに造って欲しいですな。タモリ倶楽部でやってくれないかな。
posted by harukuni at 05:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

アラン・ユドロ・ノエラについて語りたい

あまり目立たないのが美味しい、のか、アラン・ユドロ・ノエラ(Alain HUDELOT NOELLAT)。いつも薄い色です。

ブルゴーニュで泣く子が走って逃げる超絶特級畑を持っていて、有名ですが人気は中程度。味も薄いし、「自然派」じゃないし。並べちゃうと確かに目立たないんですが。
その、94年のロマネ・サン・ヴィヴァン。飲ませて頂きました。柔らかい年です。

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色、薄い。見事にユドロ・ノエラ色です。香りも味も、はかない感じ。

でもとっても滋味があります。旨みも見えているけどまだ大人しい。柔らかく、軽やかで、それながら味わいに様々な要素を感じます。すごく良い畑だけど特級の味なのか?一級でも十分に思えて、もう少し時間が必要だと思います。これならあと10年待ちたいかな。そう思わせるのが特級の凄みかもしれません。今なら村名か、たいした評価じゃない一級(有るか知らないけど)をじっくり飲みたい。料理とか他の味は邪魔です。ワインだけをゆっくりと。

ユドロ・ノエラを飲むたびに思うんですが、みんな本気で美味しいって思ってるんだろうか(超上から目線)。他の高評価のドメーヌはみんなはるかに果実味が豊かでわかりやすい。すぐ美味しいですよ。だって、今日14年のユドロ・ノエラのボーモンをカウンターで飲んでやっぱり薄かったから。(写真撮り損ねました)

値段も中程度。個人的にはお手頃です(ブルゴーニュ自体の高騰があるが)。でもリリースしたては果実味が見えるので、そこそこ美味しいし。

並べちゃうと霞むユドロ・ノエラ。タイミングが難しいですが古いヴィンテージがあったら是非欲しいワインです。たぶん比較的に安いしね。
posted by harukuni at 20:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月23日

南半球のワイン:補足

籠池氏、私の知らない世界の人のようです。全く言葉が出ず、ひたすら見守るしかないと観念しました(何が出来るわけじゃないけど)。


で、意識を変えたら先日の東急南半球で取り上げ忘れがあったのに気付いたので、書いておきます。チリ、ウンドラガのヴィーニョです(UNDURRAGA VIGNO)。

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単に「ワイン」って名前なのかもと思ってしまいますし、聞き忘れたのでネットを調べたら、紹介しているサイトがありました(こちら)。
チリ初の、フランスのAOC的に細かいルールを策定した呼称だそうで、場所はマウレ・ヴァレー限定(まあ当然)。正式に書くとVignadores de Carignan。私の写真では見づらいですが、確かに表ラベルにしっかり書かれています。

そう、このワインカリニャン主体(88%)で、12%サンソーが入っていると裏ラベルに書かれています。チリではワイン造りの最初はカリニャンが多かった、それを再現したプロジェクトだそうで、ウンドラガ以外でもヴィーニャを作っているそうです。

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それは後から調べたこと。カリニャン+サンソーという南フランスのちょいマイナー寄りな葡萄品種を使っていることにも驚きましたが、14.5%というアルコールの高さをほとんど感じさせない柔らかさにも驚き。赤い熟した果実+少々野生っぽさ。それがアクセントになって複雑さになっていると思います。

この日のラインナップでは安い方でしたが、チリで4,000円台後半はやや高めか(クロ・アパルタみたいなアイコンワインじゃないし)。でも味は値段に見合ったものだと思いました。

先のサイトによれば2015年11月時点で16の生産者が参加し、コンチャ・イ・トロやミゲル・トーレス・チリなど大規模ワイナリーもあれば小規模生産者も含まれるとか。

買う価値のあるワインだと思います。お勧めですよ。
posted by harukuni at 22:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

見事なり南半球ワイン

前回の東急カウンターは南半球。豪、NZ、チリ、アルゼンチン、南ア。それが、初日の14時過ぎに行ったら席を追加しているのに満員で4人空き席待ち中。えええ!と叫んだら店員も「何でですかねえ・・」。

そこで、7階のジュンク堂書店から始めて(ジュンク堂のレジも大混みだった)しばらく店内をうろうろし、それでも足りないだろうなあと思いながら行ったら、予想外に空席が出来てました。

相当な種類飲んで、どれも良かったんですが特に印象に残ったものを挙げます。

豪州、ロックフォードのアリカンテ・ブーシェ。前にも取り上げたと思います。果肉まで赤い、マイナー品種で作っているワインですが赤には見えないなあ。味もほのかに甘いし、アルコール9.5%だしロゼでしょうこれ。爽やかで美味しいですよ。

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外せないのは南アのブーケンハーツクルーフ、カベルネ・ソーヴィニョン。2014年から、フランシュックとステレンボッシュという地域名がついた2種類になりました(前は単なるカベルネ)。教えて頂いたところでは、南アでカベルネはステレンボッシュという定評が高いそうで、ブーケンハーツクルーフでも畑を購入し、この年から出すようにしたそうです。だから前のものはフランシュックと言うことになりますね。

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味はどちらもハイレベルで甲乙なし(値段も全く一緒)という感じですが、飲み比べればタイプが少し異なる。ステレンボッシュの方がより引き締まった感じ、フランシュックがより円やかに思えました。

これは豪に戻ってウルフ・ブラスのブラックラベル。カベルネ主体にシラーのブレンドです。

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これも文句のつけようが無いハイレベル。ウルフ・ブラスは大手に買収されてからかなりお手軽ラインのワインを出すようになりましたが、ブラックとかプラチナムになればやっぱり見事です。最初少し閉じた感じですが、飲んでいるときれいに開いてクリーム感も出てきます。

そして、やっぱり豪のクリス・リングランドのランドール・ヒル2010。クリス・リングランドのラインナップではセカンド的位置づけで、トップに達しない年に作るんだそうですがこれまでの20年で2,3回しかないそうです。

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アルコールが14.5%でクリス・リングランドにしては普通だなあ。前に見たトップは17%でしたからね。(あれ、トップは別にあるんだっけかな、ど忘れです)
なので爆発的に濃厚とか言うことはないですが、やっぱり味わい深くてたっぷりの黒系果実と滑らかさが調和し、味の要素がとても複雑です。
ま、セカンドと言っても3万円以上しますけどね。
なお、ランドール・ヒルズは次のリリースからセカンドでは無く、セミヨンの株にシラーズを接ぎ木したワインになるそうです(インポーターの方の談)。セカンドという位置づけでは、これが最後なのでその意味でもレアですね。

隣のチリ、クロ・アパルタも良かったですよ。私はチリの高級ワインで一番好きかもしれません。ただ、この2012年は少しだけ青く、ちょっと例年と違う気がしました(師匠も同意)。私は嫌いじゃ無いんですが。

最後は、アリカンテ・ブーシェと同じくロックフォードの、ブラック・シラーズ・スパークリング。生産量が極めて少なく、知り合いへの割り当てで売り切れてしまうので入手は非常に困難だそうです。

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これもインポーターが強いパイプを持っていて、分けて貰えるものらしいです。名前通り色は濃いのに、滑らかだし泡(それほど強くない)の爽やかさととてもよく調和してます。
値段を聞き忘れましたが1万円台前半だったはず(売ってないけど)。豪州のシラー図の赤泡は時々見ますが、だいたいバランスが崩れていてやる意味が理解できないのですが、これは本当に美味です。欲しいなあ・・・。

どれも取り上げたいんですが、とても手が回らず以上が精一杯です。良い回でした。それにしても、何であんなに混んでたんだろう?
posted by harukuni at 09:53| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

ローヌの赤・白・ロゼ

先週の東急カウンターはローヌ。基本シャトーヌフデュパプがメインでしたが、白はコンドリューもあって、「出さねばならない」からだそう。全部飲んだわけではないですが、どれも美味しくてそのせいかどうか、私がいる間はほぼ満員が続いていて、ちょっと意外でした。

私が特別に気に入ったのは、今更感がややありますが、サン・プレフェールのクレレット・ヴィエイユ・ヴィーニュ2014。マグナムしか作っていない、白です。

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どちらかというと柔らかい造りなんだと思いますが、それでもとても大きい印象。滑らかで香り・味が一気に押し寄せるというタイプではありませんが、飲めば口の中で味わいが広がり、豊かで余韻も長い。全体のバランスもとても良い。アルコールの嫌味は皆無です。

マグナムしかないと中々手が出ず、唯一最大の欠点だと思いますが、これは作り手が尊敬する師匠からの教えなんだそうです(アンリ・ボノー)。それじゃ仕方ないなあ。

もちろん赤も美味しくて、ACヌフパプも十分美味しいですが上のキュヴェのコレクション・シャルル・ジローは格上ということを実感させる深みがあります。これで12,000円くらいだし、クレレットもマグナムで20,000円くらい。今のワイン界ではお得だと思いますよ。

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その対極がこれ。ギガル3銃士、ラ・ランドンヌの2012年。番外です。

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この日の最高額は、」シャトー・ド・ボーカステルのオマージュ・ア・ジャック・ペラン2012年でグラス8,000円!全く手を出す気なく、最後のつもりを飲み終わった時(=かなり飲んでいる)に目の前に置かれて「どうですか?」と師匠。グラス7,000円でペランと大して変わらないのに頼んでしまいました。やられた・・・

しかし良い経験でした。思ったより優しいエレガントな味わいで、果実味の中にうまみのような味わいを感じます。ほかの近年タイプのヌフパプよりは当然パワーが強いですが。2012年が軽い年だったからかもしれません。

3銃士合わせてもこれでせいぜい3〜4回目ですが、ヴィンテージごとに味がかなり違うと思いました。それを師匠に言ったらかなり強く同意されました。今更ですが意外な感じです。(パーカー100点になんだかんだ言って翻弄されてるなあ)
ちなみに、師匠はトゥルクが常に早くから美味しいと言ってました。買ってすぐ飲みたい方には良いようです。

最後、実はこれが最初に飲んで、この週最もインパクトが強かったワインです。「プリウレ・デ・モンテ・ザルグ」のタヴェル・ロゼ、2015年です。

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タヴェルにしてはかなり淡い色合いですが、味も爽やかで重ったるさがなく、タヴェルに時々見られる苦みとは無縁。きれいな果実味、軽やかで華やかでフレッシュな香りが実に気持ちがよく、しかも味に意外と深みがあります。しっかりと味わえるワインでもあります。

売り物がなく、ボトル値段をはっきり聞けませんでしたが1本2,300円くらいらしい。グラスは472円。間違いなく、今回のコスパトップはこのタヴェル・ロゼです。2本注文しちゃいました。

楽天で探したら売ってない!?これから出てくるのかもしれません。もし見つけたら、「歩いてではなく走って行って買うべき」だと思いますね。
posted by harukuni at 22:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

トカイ・ソモロドニ1984

とあるワイン会にて。ハンガリーの古いワインが出てきました。
トカイ、ソモロドニの1984年です。(以下、カタカナ表記やハンガリー語訳はすべて世界の銘酒事典91年版に従っています)

ハンガリーのトカイと言えば甘口、世界3大貴腐と言われた時代もありました(今もなのかな?)トカイが独特だったのは加える葡萄由来の甘みによる甘さの段階があったことで、プットニョシュという数値が3からあり、数が増えるにつれて甘みが増します。こういうトカイを「トカイ・アスー」と呼びます。
一方、甘さを加えないものを「ソモロドニ」と呼び、ハンガリー語で「あるがままに」という意味だそうです。足してないよ、って事ですね。葡萄の熟度や紛れ込む貴腐果の量により、甘口にも辛口にもなるそうで、甘辛が表記されてます。

余談ですが、6を超えるレベルのアスーを「トカイ・アスー・エッセンシア」と呼ぶ一方、加えるのでは無く、貴腐葡萄のジュースだけで作るトカイを「トカイ・エッセンシア」と呼びます。結果は全然違うものなのですが、極めて紛らわしいため間違いの表記を実によく見ました。昔は「トカイ・エッセンシア」なんて売っておらず、極々希に有ってもすさまじい値段でそれを見れば判別できましたし今でも出来ます(もちろん原語のラベルはちゃんと書いてますよ)。ちなみに「3大貴腐」に加わるのは、「トカイ・エッセンシア」です。


蘊蓄公開は満足したので肝心のソモロドニの1984年。ソビエト崩壊前の、社会主義ハンガリー時代のワインです。一応SWEETですが、おそらく最早無関係。酸化が進んでシェリー風味横溢ですがとてもとてもきれいなシェリーで悪印象一切なしです。あまり酸化系のシェリーに慣れていない参加者もとても感心していました。

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当時は当然国営企業が作っていて、「フンガロヴィン」(HUNGAROVIN)という巨大組織でした。トカイと言えばフンガロヴィンで、90年代前半にソモロドニを飲んだこともありますが、あまり良い印象じゃ無かった。甘さが強い方が好みだった記憶があります。しかしこのワインは、非常に美味しくて複雑で、味わいがとても深いものでした。20年ぶりに見直しました。
主要品種のフルミントはとても酸が強い葡萄なので、それが長命に役立っている可能性がありますね。この瓶に限ってですが、最高ランクのワインと言っても良いでしょう。


しかも、ばっちり値札が写っていますがなんと1,300円!!これを購入した方が、とある酒屋に「転がっている」のを発見したそうで、値札も相当古いですよ。それにしては他のラベルが非常にきれいなので、保管状態が良かったに違いありません。湿度はまあまあだったようですね。
購入額もこのまんまだったそうです。それ以上に、札束を握りしめて探し回ってもこのワインに巡り会える可能性はほぼ無い!これぞ真のお宝ですね。会に参加させて頂いて、どんなに感謝してもし尽くすことはありません。
タグ:トカイ
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2017年02月28日

新しいカリフォルニアワイン

更新がやたらと空いてしまいました。

先々週の東急カウンターはカリフォルニア。スーパーなお値段の赤ワインもずらり並んでましたが(番外で3つくらい増えてた)ちょっと手が出ない。比較的高めのワインが多かった回でした。

そんな中でお手頃だったのはエリック・ケント(ERIC KENT)。SONOMAだそうです。この日出ていたのはシャルドネ2種(1つは番外)とピノ1種。ほかの葡萄もやっているかは聞き忘れました。

特にインパクト大だったのは、そのラベル。

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左から、シャルドネ、同じくの格上品、そしてピノ・ノワールです。

バックラベルに、それぞれのラベルをデザインした人の名前が入っていて、別の人でしたが共通性がありますね。カリフォルニアというよりオーストラリアに多そうな気がしますが、先入観ですな。ラベルとしては好みじゃ無い方向性ですが、味はかなり良いと思う。特に気に入ったのは、安い方の(ミミズク)シャルドネ。安いったって7,000円くらいするけど。

結構引き締まって硬質な印象。格上の方が豊かですが、私は現時点ではきりりの方が好みです。

今ネットで見たらほかにもラベルがあるみたい。傾向はやっぱり似てますね。バックラベルはこれで統一。(格上シャルドネです)

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あと、地味に驚いたのがこれ。フロッグスリープの、シュナン・ブラン2015年。

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「初めて見ましたけど・・」と言ったら、初ヴィンテージだったそうです。老舗も新しいことにチャレンジしてますねえ。
味は。うーん、やっぱりソーヴィニョン・ブランの方が美味しいかなあ。もちろんこれも、「現在は」の話ですが。

あと。この写真。

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結局一つ飲んじゃった・・・じゃったで済むかあ!!
一瞬たいしたことないと思うけど途中からの膨らみが圧倒的。すんごい美味でしたが、会計が
posted by harukuni at 20:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

やっぱりオーストリーワイン

先週の東急カウンターはオーストリー。意外なことに閑散としていたそうで、私が行った2日目午後も私とあともう一方だけ。最後に一人増えましたが。何でだ?

オーストリーはAWA社のテッシュさんが来ることが多いのですが、今回はAWAではないインポーター中心だったのでテッシュさんがいなかった。たぶんそれが一種の反動になり、少なかったんだと推測します。

でもAWAあったんですよ。結局それが印象に残ってしまいました。
一つはこれ、ヨハニスホフ・ライニッシュのグンポルツキルヒェン・トラディション、2014年です。

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テルメンレギオン(Thermenregion)というオーストリーでもかなりマイナーな産地で、グンポルツキルヒェンというのは地葡萄2種類をブレンドしたこの地方伝統のワイン。ただ、その2種類の地葡萄自体が既に「絶滅危惧種状態」だそうですので、相当なレア物です。
とはいえマイナー生産地の地味なワイン、ボトル3,000円。今回のラインナップで最も安価で、コスパ最高とはその場にいた人間が皆認めるところでした。
(サンプルが少ないのがいかんともしがたい…)

でもこれが美味しい。不思議なことに、若いのに旨みたっぷりです。途中からどんどん開いたと感じたので、ゆっくり味わう価値があると思います。


そして今回の白眉、2015年のF.X.ピヒラーです。

2015年はもんの凄く良い年だったそうで、最悪に近かった2014年の正反対だった、というのは既に何度も聞いています。それを初めて味わったのですが、確かに素晴らしい。
銘柄は、
グリューナー・フェルトリナー(GV)のロイブナー・ロイベンベルグ・スマラクト、同じくGVのM(もちろんスマラクト)。

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そして、今や2万を軽く超える、ウンエントリッヒ・リースリングです。

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何が凄いって、今開いていてものすごく美味しいこと。実は、私はF.X.ピヒラーのスマラクトはアルコール感が強すぎ、重すぎると感じることがよくあるのです。もちろん暖かい年によく感じます。すぐ飲むなら、オフビンかスマラクトより下の格の方が良いかもしれないと。スマラクトは熟成させて馴染ませないと難しいかな、という感じでした。

2015年は素晴らしい年で、第一の理由は温暖だったことと聞いていました。なので身構えていたのですが、驚いたことに重さを全く感じない。果実味が豊富で、一方で酸もしっかりしていて、バランスがとても良いのです。GV2本は14%、ウンエントリッヒは14.5%のアルコールにもかかわらずです。温暖・乾燥だけではない要因があったんでしょう。師匠にもっと詳しく聞けば良かった。

ほかの生産者の2015年も楽しみです!


いや、AWA以外のインポーターのワインも良かったんですよ(贔屓じゃないと必死の主張)!ほかも含めて、オーストリーの時に来るのに今回パスした方、勿体ないと思いますよ。たまたま私の印象に残ったのが、また2015年だったのがAWAだったと言うことです。

AWAに思い入れということは無いのですが、オーストリーとドイツのワインが好みなのは否定できませんけどね。
posted by harukuni at 22:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

超今更なワインを飲んだ〜モンペラ、白

自分でも余りにも今更感がありますが、初めて飲みました。シャトー・モンペラ(Mont-Perat)の、白です。

いや、赤はとうの昔に飲みましたよ。大騒ぎになる寸前(っていうかまだ気付いてなかったんだな)。東急が前の売り場だったときです。師匠に渡されて、手頃な値段だったので買って、なかなか美味しかった記憶があります。その後のバカ騒ぎは意味不明でしたけど。

白があるのは昔から知っていましたが、手に取る機会は全く無かった。なんとなく白は大したことないような先入観が出来てしまっていたのです。

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それを東急で買いました。2012年。2,000円だったし。

いや、美味しいと思いますよ。価格にしては良い感じに豊かだし爽やかだし、味わいの奥行きもちゃんとあります。さらさらしすぎていない、上手い作りだと思います。白はデュブルデューがコンサルでしたっけ?記憶がはっきりしませんが、だとしたら納得ですね。

今楽天を見てみたら、いまだに読むに堪えない煽り文句書いてる。。だから買うのが恥ずかしいんですが、赤も含めて人の目を気にせず買いたいと思います。2500円なんてしなければ、の話ですけど。(2500円でも文句はない味ですけどね)
posted by harukuni at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

これぞ想定外、モルドヴァワイン

先日、無謀じゃないかと書いた東急のモルドヴァ特集。私は土曜日には行けず、日曜日にどのくらい残っているか心配しながら行きました。

2時過ぎくらいに行くと、カウンターに他に2人のお客さん。インポーターの、明らかにモルドヴァ出身の女性も立っています。赤ワインは中々減っていて、まあ良かったと思いつつでも1本はまだ開けてないな、やっぱりかなと思って飲み始めたら、師匠が驚くべき言葉を。

「京は静かですけど機能は大変だったんですよ。ずっと満席で、空くのを待っている人や立ち飲みの人までいましたよ」

え?ブルゴーニュでもルソーとかじゃないとそこまで行かないぞ!

じゃあこの開いてないワインは、と思って聞いたら「2本目です」。他にも2本目に行った物があったそうです。さすがは東急なのか、東急なのになのか・・。

師匠が強調していましたがモルドヴァは東欧で黒海沿岸(面してはいない)なのでジョージアみたいな変わったワインだと思われるそうですが、とても近代的な味わいのワインを作っているそうです。今回出されたのもそういうもの。

例えば、これはフェテャスカ・レガーラという固有品種と、ピノ・グリージョの2本ですがフェテャスカは最初垢抜けないと思っていたらだんだん開いてきれいな果実味が見えてきます。

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一方のピノ・グリージョは師匠大お勧め(2本目か、もっとかも)のストレートに美味しい、きれいなワイン。果実味が豊かで、一時「ピノ・グリージョ」に見られたシャバついた薄っぺらさとは無縁。3,000円前後なので良いですよ、これ。

一方、これはフェテャスカ・ニャグラとララ・ニャグラというどちらも固有品種ですがやっぱりきれい。

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両方赤です。ボルドー品種系統の味ですが、酸がきちんとしていて飲み心地が良いです。で、1本2,000円くらい。お買い得間違いなし。(ワイナリーは、裏ラベルにすごく小さくしか書いてないんですがLion-Gri。ヴィンテージも記載が無いです。これはフェテャスカが13年、ララが14年だそうですが)


ところで先ほどのピノ・グリージョ、シャトー・プルカリというワイナリーですがプルカリは地名でもある。ACマルゴーのシャトー・マルゴーみたいな物で、位置付けも同様、モルドヴァを引っ張っているワイナリーだそうです。そこの最高級品が、アルブとネーグル。「白」、「赤」の意味だそうです。なんとボトル1万円突破。

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しかしこの味ならそれも納得。白も赤もものすごくバランスが良く、豊かで滑らか。間違いなく、どこに出しても恥ずかしくない品質です。ラベルもとてもエレガントで格好いい。通常品は、このワイナリーが最も誇りとする創業年の1827がちょっと邪魔に感じてしまいますが、最高級品は、ボトルの肩に!やっぱり大書はしてますね。

最初のフェテャスカ・レガーラを除くと、ラベルがやや田舎っぽいのがこれ。

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名前も「タラボステ」でどうも洗練に欠ける気がする。カウンターでは言わなかったけどアダモステを思い出す・・・ってそれは可哀想ですが!
前に来た方にも「このおっさん誰ですか」とか言われてたんだとか。でも、この人はモルドヴァの物語に出てくる英雄で、タラボステはその名前だそうです。

しかもこのカベルネが美味。やや粗さは残りますが、このコクと円やかさでカリフォルニアだったら1万円しかねない。それで約4,000円だそうですよ。経済状態が違うとは言え、このおっさんワイン(王のワインって言う方もいたとか。その方が良いですね)もまた見逃せないお買い得品です。

最後に、この2本。ビックカメラ有楽町店で見て、すごく気になっていたんですが、決して安くないので恐くて手が出ませんでした。
ミレシティ・ミチというワイナリーで、世界最大、延長200kmの地下セラーがギネスに載っているそうですが、これは1987の赤と1990の白でどちらも旧ソビエト時代のワイン。師匠が他の方に「少し取っつきにくいです」的な説明をしていました。

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当然飲んでみたら私にはものすごく馴染む懐かしい、でも確かに古い飲み手じゃないと慣れてなくて引いちゃうかも、という味でした。赤はクラシックなボルドーの、1級とかじゃない格の、うまく熟成したものによく似ている印象。そして、白はどこかで飲んだことがあると思っていたら、思い出しました。

今じゃロペス・デ・エレディアくらいしか作っていない、やたら樽で長熟させるリオハの白に似てます。あそこまで木の香りはしませんが(そりゃあそうだ)、恐らくは木の器の中でかなり熟成したんだと思います。もうこういう作りはしていないそうです。そりゃまあ、そうだろうなあ。

7,000円ほどだったので(ビックカメラより安いんじゃないか?インポーターが違うそうです)、白1本買っちゃいました。
この他も良いワインが目白押し(あれ?も有ったけど)。モルドヴァ、侮り難し!!




最後に聞いたばかりの蘊蓄を。フェテャスカは、白のレガーラと赤のニャグラが有るわけですが、ミチの古い白は単なる「フェテャスカ」。レガーラとニャグラは、元となるフェテャスカに他の葡萄を掛け合わせた交配品種なんだそうです。
・・・以上、知っていても全く使い道のない蘊蓄でした。

でも、もしこのモルドヴァの美味しさが広まると、今後は威張れる時が来るかも。
posted by harukuni at 21:08| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

デュガ&デュガ

週末、ワイン会があってデュガがテーマでした。クロード・デュガとデュガ・ピ両雄です。
クロード・デュガは2000年の村名ジュブシャンとシャルム、デュガ・ピは1997のシャルムでした。

ブルゴーニュの2000年は良くも悪くも言われない目立たない年ですが、クロード・デュガの村名はかなり柔らかくなってはいますがまだしっかりしています。もう飲み頃かな。

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比べるとさすがはシャルム。奥行きも凜とした透明感、きれいな酸が際立っていてまだまだこれから。でも、私はもう美味しいと思いました。他の方で「全然早い」と首を振る人もいたので、これはもう好き好きとしか言えません。間違いなく若いですけどね。ほぐれつつある感じが好みです。

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デュガ・ピのシャルムは、準備した方が97ならもう良いかなと考えてセレクト。でもデュガ・ピの特級だから全然固いんじゃあと思っていたら予想外にほぐれていてしなやか、柔らかさが出ています。クロードの2000年よりははっきり熟成が進んでいますが、デュガ・ピだけあって骨太な果実がしっかり残ります。私はこれも美味しかったですけどね。

で、写真を撮り忘れた。。。

一番の好きだったのはクロードのシャルムでした。いつもながら良い会でした。
posted by harukuni at 21:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

東急日本ワイン

先週末、東急は日本ワインでしたが例によって大盛況だったようです。

私は用事があって土曜日は行けず、日曜日の午後に行きましたが、元々15種類くらい有った銘柄はほとんどが売り切れか2本目。番外がかなり出ていました。それでも後から後から人が来るのでどんどん減っていました。

なので、私が味わったのは一部ですが印象に残ったのは、まず旭洋酒の千野甲州、ノンバリックとバリックのセット(2015)。これがもちろん味は違いながら、どちらもそれとして美味しい。酸が強めで少しえぐみが残るけど爽やかなノンバリック、ややどんよりするけど甘みを感じ、重すぎないバリック。

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当然高価ではないので、並べて比較するのが良いですよ。

ファンキー・シャトーを3種類、ソーヴィニョン・ブラン、レッド(以上2015)、ピノ・ノワール(2014)と飲みましたがどれも何だかなあと言う感じ。腰が弱く、奥行きが足りなくてややぼけている感じ。去年飲んだ物はもっと良かった気がするけど。

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作り手が変わってナチュラルワインに向かっているそうですが、今回は裏目に出た印象です。まあ、まだまだ変わるでしょうね。


確かにしっかりとしていたのは小布施、ドメーヌ・ソガのカベルネ・フランとプティ・ヴェルド(両方2014)。勿論ボルドー品種のイメージより薄めで柔らかいですが中位の果実味、コクと旨みがあります。日本らしい、って言えるのかなあ。師匠が力説していたのですが、フランに青みが全く無いのは不思議です。

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色々飲んでみたいワインがあったので売れ切れていたのが残念でした。
posted by harukuni at 21:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月13日

ワインの、最近の小ネタ

1.
ある酒屋で「能登ワイン」という私は知らないワイナリーのワインを売っていました。中に、「メルロ&サンジョヴェーゼ」というブレンドの。

白ワイン。

いきなり飛び道具過ぎないかおい。色づきが悪かったんでしょうけど。
(今ネットで調べたらブラッシュだそうですが。)


2.
東急で値札を色々見ていました。ワインの色が書いてあります。そこに「」。
文字数がせいぜいロゼまでしか入らないので苦肉の策でしょうが、何か不思議で面白い。オレンジワインと言って欲しくない生産者がいるそうなので、その人達の前では「だいだいが」と言っておけば判らなくて良いでしょう。


3.
近くの商店街に、輸入食品の激安店があります。前を通ったら、「タイムセール、ハンガリーワイン300円!」
表に出てましたが冬だし、300円なら最悪流しに捨てても良いかなと思ったんですが、すごく気になったんですが、重くなるから止めました。しかし最近390円くらいでスーパーでも売ってますね。味、あるのかなあ。

4.
来週末の東急カウンターは、モルドヴァ特集です。
冒険が過ぎやしませんかと言ったら、モルドヴァに注目しているのは遠藤利三郎商店とうちだけです、と自慢されました。
リストに17種類。インポーターが来店するそうですが、本当に大丈夫なのか?

5.
先日ショップメールを見ていたら、「パンセドラフルール、2007年、9990円(税抜)」って載ってました。
すぐ見たら在庫3本。丸1日後に確かめたら、依然として3本。
パンセって昔から1万円ちょっとくらい。あのラフルールの、セカンドの中で最もレアと言われるパンセなのに。。。人気無いの???
前からずうっと不思議でしたが、今でも不思議なままです。
今見たら、商品ページが消えてる。なんでだろう。出荷の案内は来たのに。


いろいろありますね
posted by harukuni at 20:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

2017新春恒例東急古酒

東急カウンター年始の古酒ウィーク。特に印象に残った物を書いておきます。

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まずは2日目の泡、アンリオの単なるヴィンテージ、1989年です。まだ89年なので、色は黄金になっていますが泡はまだしっかりあります。しかし香り・味わいは外観を裏切るほど熟成していて、しかし度を超しているわけではなく、熟成シャンパンに求める素晴らしい美味しさが十二分にあります。カカオ、クリーム・ブリュレ。しかもおおいに爽やか。そこまで高くはないんですよ。

ついで文字通りゴールデンコンビ(古!)、イグレックの1985とソゼのピュリニイ1級コンベット。当たり前ですが全然個性が違います。が、両方とも文字通りの黄金色で、味わいも金色に輝く感じ。今年は良い年だ!と思うほど。

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今のソゼは判りませんが、今のイグレックは絶対この味にはならない(断言)。すごく高かったですがなんの文句もない。ほのかに貴腐の風味と熟成セミヨンのまろやかさが圧倒的です。

赤で良かったのはカステッロ・ディ・アマのラッパリータ1986年。

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昔ほど有名じゃなくなりましたが、やはり評価が高いキアンティの生産者のメルロ100%。まだきっちりと背筋が通っていますが熟した甘さも出て来ていて「丁度良い」感じ。いわゆるスーパー・トスカーナですが、これはちゃんと熟成しましたね(そうじゃないものも有るらしいです)。

取り上げないといけないでしょう。ブルゴーニュの89年コンビ、シモン・ビーズのサヴィニィ・レ・ボーヌ1級マルコネ、マルキ・ダンジュルヴィユのヴォルネイ1級シャンパンです。

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どちらを選ぶかは好み次第。ビーズのサヴィニィはかなり淡い色合いで出汁そのものの香りと味わい、ただちょっともう弱い。ダンジュルヴィユのヴォルネィはさすがのトップ畑、まだかなり果実味を濃厚に残していますが、もうちょっと時間が欲しいかも。比べて飲むからあれこれ言いますが、それぞれ素晴らしいです。

特に、シモン・ビーズの古酒は余り飲んだことがなかったので、今回が一番美味しかった(悪いけど、奥さんが日本人だから+αで人気があるんだと思ってました)。

これは予想外だったマルク・ブレディフのヴーヴレ・コレクション、1976年。

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いや、まだまだ若いですよ。フレッシュさあり、果実味も有り、しかも練れてふんわりした風味。そんなに甘くなくて、中甘口好きな自分にはバランスが素晴らしい。さすがウーヴレ、長持ちでしかも(多分)ボトルで2万円を少し超えるくらい。欲しいです!

最後はトロ・アルバラのペドロ・ヒメネス、コンベント・セレクスィオン1946年。バックラベルに「パーカー100点」と書いてあって、今頃感が無くはないものの、なるほどの味わい。

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ペドロ・ヒメネスは30年くらいではものすごく甘くて私でも飲むには勇気が要りますが、70年経ったこのワインはとろみときれいな甘さが、勿論相当甘いですが、何とも言えないカラメル風味の塊で60mlをとても美味しく飲むことが出来ました。グラス値段から推察して5万円くらいするはずですが、同タイミングで新リリースを売っていた某ACブルゴーニュ白も同じくらいの値段なので、私が買うとすれば決まっています。

なにか今回は白に偏っていますが、私が手が出なかった高価な物は素晴らしかったそうです。それを除いてもいつも素晴らしい経験、有り難うございます。
posted by harukuni at 21:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする