2012年02月27日

中国の進出〜これは嬉しい

週末、またプラモを買ってしまいました。まずいな、作る余裕はまだ危ないのに。


しかし、物が物だったので思わず。清国海軍巡洋艦の、済遠です。


北洋水師に属して日清戦争で日本と戦いました。結局日本軍に捕獲されて日本軍艦となり、日露戦争には砲艦として参加し、旅順港外で陸上砲撃の作戦中機雷に触れ、沈没しています。



そのプラモデルというのですから、これは買わないわけにはいきません。S-Model社、中国名は青島海湛模型有限公司。中を見ると成形色はオレンジっぽい茶色、バリもなく、組んでみないと何とも言えませんがまあ及第点はあげられそうに思えます。もっともエッチングも使われていて、これはハードル高し。


一昔前の中国(本国)キットはかなり怪しかったですが、トランペッターを始めぐんぐん品質が上がっています。そこへこの、日清戦争キット。古い船が好きな私には有り難い限りです。日本の方は三景艦はあって、日清戦争の軍艦はまあそれ以上求めるのは酷かと思いますが、でも浪速と高千穂は欲しいかなあ。


それにしても、第二次大戦の軍艦は前に書いたとおりものすごく細かい艦までフォローされていますが日露戦争がほとんど無いのが残念。大手はリサーチしているでしょうから、購買層が少ないんでしょうねえ。三景艦と同じくシールズモデルが出していますがやっぱり難しいのかなあ。戦艦は半分しか出ていないし、装甲巡洋艦も日進・春日がないし吾妻・八雲はレジン主体。しかもあの正確な模型誌、モデルアートがこの二隻を同型艦と誤記してしまうくらいだから(写真ちょっと見れば判るじゃない・・)、模型ファンの中でも期待度が低いんでしょうか。


ましてや黄海海戦の清国巡洋艦なんてレジンでも難しいと思っていたので有り難いです。やはり中国のメーカーだから母国の船を作るわけですよね。こういう進出なら、大歓迎です。
posted by harukuni at 22:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

長門の屈曲煙突

もんのすごく久々に、模型の話。


つまりはワインが飲めないから暇で、気になり始めたんですが、もう一つのきっかけがペインティングブースの「発見」。時間が減ったこともありますが住環境が変わって塗装が困難になったのも模型離れの理由の1つでした。それが、ふと気付いて調べてみたら高性能の塗装ブースが複数販売されています。その前で、缶スプレーで塗装しても全部吸い出してくれるという優れものが出来ているそうで、俄然希望が沸いてきましたね。エアブラシの埃を払ってしまいましたが、それだけではなく久々に1つ購入。なんと、ウォーターラインシリーズで香取型軽巡がリメイクされていたのです。遂に、後は大鷹型だけになりました。(それとも、そろそろ金剛型の再リメイクか?)


作らない間も、フジミ模型の躍進というか、暴走じゃねえのか、大丈夫なのかみたいな新作ラッシュは知っていました。でもこれだけ出続け、ついには赤城・加賀まで行くということは、少なくとも採算点にはあるんでしょう。一部にはその設定の細かさに「度が過ぎる」という声もあるようですが、それ程凄い出来だと言うことでもあります。


あまりにすごいのでウォーターラインが霞むくらいですが、それを吹き飛ばすかのように香取型も出ていましたが、もっと凄くて感動に近かったのが、戦艦長門の屈曲煙突タイプ(正式には誘導煙突と言うそうです)。


知らない人にはリオハのファウスティーノ以上に訳がわからんでしょう。ネットから写真を借りて載せれば、これです。

20120223_01.jpg
20120223_02.jpg


上が一番よく知られている、第二次大戦時の姿で煙突が1本。下はその前、1937年頃の写真だそうですが、煙突が2本有って、前の煙突が後ろに曲がっているのが判ります。


この姿が、プラモデル化されているのです。楽天などのネットショップで「戦艦長門」で検索すれば出てきますよ。まさか、これをプラモで見ることになるとは。。。ガレージキットでも出てないんじゃないだろうか。フジミの天城はガレージでは存在してました。



実は、子供の頃に親戚の家に軍艦の写真帳があって、それが私の軍艦好きを生んだと思うのですが、中で一番印象が深いのが、この屈曲煙突の長門だったのです。この煙突のカーブが、何やらクラシカルで、でも非常に、魅力的に思えたのです。


そう考えると、今の私は子供の頃から「こういう」趣味だったんだなあ。戦艦でも、大和よりも長門の方が好きだったのは天の邪鬼気質の萌芽だと思います。それが長じて神社趣味になったり、軍艦でも前弩級艦が好きだったりという嗜好(ちなみに宮崎駿氏は絶対私に好みが近いと思う、じゃなきゃタンブルホーム・・以下自粛)になったわけですねえ。

長門の屈曲煙突プラモ、パッケージ写真が見つからなかったのですが、絵も素晴らしいのでお勧めです。まだ買ってないですが、時間の問題ですな。


しかし、なんでこいつがワインマニアなのか・・・・・しょっちゅう思いますが(特にレストランとかにいる時)、自分でも本当に理解不能です。


ファウスティーノが飲みたいとか言っているのは、ワインにおけるこの嗜好の反映なんでしょうけどね。


人間って、複雑ですね。
ラベル:模型 戦艦
posted by harukuni at 20:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

なんでそこへ行く?

模型雑誌を見ていたらなんとこんな「隙間製品」が開発されていたことを知りました。


文字で書くと「海上自衛隊護衛艦わかば」なのですが、実にクラシックな姿。これは、朝鮮戦争時に急増された自衛隊に投入された、旧日本海軍駆逐艦を改修して作った船なのです。


記事によればこれを作ったピットロード社は当然ながらこのラインを発展させていくそうで、つまり自衛隊創設時の艦艇をシリーズ化していくそうなのです。


色々なノウハウの有無とか、判ることは判るのですが、言いたい。


せめて、日露戦争の艦艇を造らないのかなあ。


戦艦三笠だけじゃなくてかなり目立つ船もあるし、NHK坂の上の雲との連動だってあるだろうし、発足直後の自衛隊よりはアピールできるんじゃないのかなあ。


第二次大戦の艦艇と姿が大きく変わってしまうのが、私には魅力なのですが他の人にはそうでもないのかも(開発にもね)。でもかの宮崎駿さんは私の味方だと思うぞ。ハウルの時にタンブルホームがついた戦艦を描いてたからね(ネットで調べてみうね・・・意外と文字では説明できないんだこれが)



派手に戦った日露の方が良いんじゃないの?主立った船はシールズモデルが既に出してますが(品質良好)、巡洋艦とかは押さえられていないし、そもそも敷島と初瀬は出てないしロシア艦は皆無だし。オスラビヤとか萌えない???ウシャーコフ型が欲しいよう。(異常)


ロシアはともかく、ピットロードの日進春日、見たいなあ。


ラベル:模型
posted by harukuni at 20:51| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

初めての売却

思うことあって手持ちのキットをチェックしてみることにしました。すると、「こりゃあ絶対作らないなあ」というキットをかなりの数発見しました。


例えばピットロードの扶桑1944年。レジンキットの大物です。


作らない理由は簡単で、インジェクションが出てしまっているから。事実私はアオシマの新しいプラキットを持っています。そっちもまだ作っていませんが難しくて私の腕では仕上がりも期待できないレジンを作る理由がない。


捨てるのかあ。でも、勿体ないよなあ・・・と思っていたらここでようやくひらめきました。「中古キットの買い取り、やってるなあ」。


ただ「インジェクションが出てしまっているガレージキット」というおよそ商品価値がありそうにないものを引き取ってくれるかどうか怪しい。そこで心当たりのショップに問い合わせたら、「高くは買い取れないけれど大丈夫ですよ」との返事。早速持って行きました。


持って行ったのはピットロードのリシュリュー、扶桑(1944)、赤城(三段甲板)、プリンツ・オイゲン、千代田、ニュー・オリンズ。WSWのクインシー、レジナ・エレナのレパルス、シールズモデルの八島(かなり前に出たレジンキット)などです。あと2つ有ったけどなんだったかな?全部レジン。


高い物だと赤城の三段甲板など2万円近い。全部で10万近くの購入価格だったはずですが、買い取り価格は、

4,050円

うーん、覚悟はしていたけど凄いなあ。一つ250円〜450円でした。

でもまあ買い取ってくれるだけでも有り難い。やっぱり捨てると良心がうずくし、自分では捨てるしかない物をこれだけ買ってくれること自体有り難いですよね。

ちょっと意外だったのは、同じピットロードでも時代が古い千代田とニュー・オリンズに値段が付いたこと。いくら何でもダメと言われるかと思っていたんですけどね。レパルスより高かったなあ。レパルスは出来がアレだったからかなあ。とにかく全部のキットに値段が付きました。


と、言うことで買い取ってもらう初体験が出来ました。お店は秋葉原のイエローサブマリン・スケールショップ。店員さんの対応も、ちゃんとしてましたよ。
posted by harukuni at 18:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

久々の完成品2〜やっぱり苦労しました

昨日記事にした700分の1艦船の他に、もう一つ完成していたのが35分の1陸軍兵器。ドイツの対戦車砲です。「Pak43 パンツァーイェーガーカノーネ 88mm対戦車砲」で、メーカーはアランホビー。


アランホビーは以前に2回作り、どちらも苦労。特に最初のBISONは「殺す気か!」状態。それでも何とか出来上がりました。なのにまた挑戦したのは、最近のキットはかなり改善されていると聞いたからです。


で、出来上がったのはこれ。


20090630_1.jpg20090630_2.jpg



なかなか良くないですか?私自身はかなり気に入っています。箱絵でも塗装指示でも迷彩ですが「完成しないので」無視。さすがにダークイエロー単色ではメリハリが乏しいですが、形状が複雑なのでまあいいかと思います。


しかし作るのはやはりたいへん!特に穴の径が全然ダメ。穴に何かをはめるときはまず合わない。ダボ穴も厳しいし、厳しいところでは主要部品の接合に困難をきたすことが少なくない。


実は知っている人は気付いたでしょうが、上の完成品一番大事な砲身に嘘があります。基部の四角い部分から砲身が伸びていますが、この砲身は基部の側が一段太く、狭くなるところに輪状の部品が着くのですが、これを無視しています。

なぜならその輪状の部品が全くはまらなかったからです。輪の径を広げればいいのでしょうが絶対均一に広げられないし、時間も掛かるし、砲身の部品のマズルブレーキあたりもモールドが怪しかったので、他社製の真鍮砲身を買ってしまいました。


ただ、私は理解に乏しかったので多分間違った砲身を買ってしまった。'PAK43'という情報だけで探したので違っていたのです。買って帰ってじっくり見て気付いたのですが、熟慮の結果使ってしまうことにしました。


買ってきたものがもったいないという理由も大きいんですが、キットの作りにくさにうんざりしてきていたし、絶対これを使った方が格好いいだろうと考えて採用しました。個人的には正しい判断だと思っています。なにしろ、完成品の車輪はやはり穴が全然合わず、修正も困難だったのでかなりいい加減に着いていて、ふらつきます。そんなキットなら格好良さと「完成可能性」の方がよっぽど大事だと思ったのでした。


スコップや斧などをタミヤの余りパーツに変えて見た目をアップし、何とか満足できる状態になりました。それと、あとのでちょっと意外だったのですが「ここがダメだと絶対作れない」という部分は微妙な長さでも問題なかったのです。最後は問題なく(あきらめた点もあるが)作れました。


この点と、恐らく何とか完成した時にちゃんと実物のミニチュアとして出来上がる点が(私は捨てたけど)改善だったのかも知れませんね。


でも、アランホビーは最も重要な点が改善されていない。これは、一見ユーザーには関係ないように見えますが、でも最終的にユーザーに回ってくるのです。これです。


20090630_3.jpg



あの〜〜〜、すんごい「不細工」なんですけど!これ、買いたくなる人いますかね?私もこれを見た時「なんじゃこりゃ!?」でした。


アランはベースがオレンジ色なのがそもそもマズイと思うんですが、にしてもこれは・・・つぶれてるみたいでおよそ不格好です。


ところが、写真が見つからないんですが箱の側面の絵は良い感じなんですよ。それを見たので私も手を出したのです。この側面図を表に出した方が売れるんじゃないかと思います。


アランも出来はきついですがそもそもそれをキット化してくれるだけで嬉しいわけで、もう少し商売上手になって、その利益をキットの品質向上に振り向けて欲しいと思わずにいられません。
posted by harukuni at 20:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

久々の完成模型

先日、友人に「タイトルの2番目に模型が入っているのに全然書いてない」とからかわれてしまいました。実は最近やる気が出ていて、立て続けに完成していたのですが何となく取り上げずにいたので、じゃあと言うことで記事にします。


まずはこの2つ。


20090629_2.jpg



700分の1艦船です。上がウォーターラインシリーズ、ハセガワの瑞鳳。下がピットロードでニューオリンズ。


瑞鳳、やっぱり完成してみると格好いいと思います。日本の軽空母は性能的にはいまいちの扱いですがフォルムはきれい。ハセガワのキットは非行甲板が2つに分割されて線が出来てしまうのと、なぜか窪んだ塗装用のモールドが有るのが謎のキットですがそれがなければ最高というレベルだと思います。

ちなみに、瑞鳳だとこの塗装は事実と異なる。小さくて見づらいですが艦尾の方に噴進砲を付けているので、迷彩塗装のはずなんですが、実はチャレンジしようとして悩み、かなり長いこと完成寸前で止まっていたんですね。今回割り切って迷彩を無くしたら完成しました。まあ、格好良ければいいと言うことで。


その下のニューオリンズは、前に書いたかな?出て欲しかったアメリカの条約型重巡。この頃の塗装は全面ネイビーブルーの単色で、塗ってみるとすごく黒く見えます。模型にすると実際の色より明るくする必要があるとは聞いていましたが、実感です。甲板だけハンブロールエナメルのネイビーブルーでアクセントをつけてみたんですが、この写真じゃわからないですね。


完成すれば文句はないんですが、実はこのキットピットロードにしては精度が???で、ゲートがパーツに食い込んでどこまでがモールドかわからないところがあったり、表面が荒れていたり、主砲身の湯まわりがランナーによって悪い物があったりしました。特に艦底板のガイドが船体に合わないのはかなりびっくり。フルハル重視みたいですが、確かこのサイズだと中国に生産を委託しているはずで、まだレベル的に難ありでしょうかね。同じく中国に委託した空母レキシントンが、せっかく精細なモールドのある飛行甲板の表面が荒れていて悲しいという評価を見たこともあるし。がんばれ、中国!(でも頑張ると高くなっちゃうんだろうな)


さて、もう一つは。


瑞鳳はサイズ比較用で完成品はその手前の小さい船。


20090629_1.jpg



これは日露戦争のロシア旅順艦隊の駆逐艦、ボエウォイです。当然ブラキットではなくロシアコンブリック社のレジンキット。小さいのであっさり完成しました。コンブリックは他社に比べてかなり安めですが、初期のキットはかなり厳しい物がありました。それが長足の進歩を遂げ、開発が遅くなるとかなり見事なモールドで、しかも値段はそれ程高くなっていません。ただごく最近の大型キットの中にはモールド追求のためものすごく細かく分割した物があり、そうなると組み立てが大変そうです。フランスの装甲巡洋艦などが私の購入したその例ですが、こんな代物を開発してくれるので文句を言ったら罰が当たること明らかです。


また、最近レジンを作る気が出てきたのは良い瞬間接着剤に巡り会ったから。まあ、知らないだけで前から良い物があったんでしょうね。何しろごく普通の、セメダイン社強力瞬間接着剤「ゼロタイム ゼリー状」なんですから。ゼロタイムですがゼリー状というのが良いところで、接着を幾らか直す余地があり、しかも接着面が小さくてもがっちり着きます。とても使いやすくなりました。


塗装の指示は無いので前に聞いていたロシア艦の塗装情報と白黒写真からの推測です。それでもなかなか良い感じになったと思っています。


それはともかく、日露戦争の駆逐艦って本当に小さいんですよね。旅順艦隊の駆逐艦はシベリア鉄道で運んで旅順で組み立てたそうですが、バルチック艦隊の駆逐艦はこの大きさで一隻も失われずに喜望峰を回ってきたんですよね。


対馬に到達しただけで、英雄視しても良いんじゃないでしょうか。

posted by harukuni at 21:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

完成品-古いのが好き!

最近模型造りが順調。立て続けに2つ完成しました。お陰で保管スペースがちょっと空いたわーい(嬉しい顔)


これです。

20080731_01.jpg


手前は装甲巡洋艦出雲、奧が水上機母艦秋津洲です。


秋津洲は第二次大戦で使われた、日本海軍唯一の飛行艇母艦で、大型飛行艇の九七式大艇や二式大艇を、写真のように一機だけ登載する為の母艦です。移動基地として使われていたのですね。本来戦闘に出る艦でなく、人員の休息を考えているので艦首側の乾舷(水上に出ている舷側)が非常に高いですね。艦尾の巨大クレーンとともに、非常に特徴的な姿を作っています。


非常に特徴のある迷彩をしていたことでも有名で、キットにも「挑戦しよう!」と書いているのですが無視!完成しないよ・・・



そして手前が、日露戦争で大活躍した装甲巡洋艦の出雲です。



装甲巡洋艦というのは一九世紀末から二〇世紀初頭にかけて短期間存在した艦種で、巡洋艦の高速を持ちながら装甲を有し、巡洋艦としては重武装を備えたものです。それ以前の巡洋艦(防護巡洋艦というのが主流)は舷側装甲を持たず、本格的な戦闘を想定していませんでした。装甲巡洋艦は戦闘単位として考えられた巡洋艦だったわけです。


その中でも日本海軍の装甲巡洋艦は、特に装甲・武装を重視したタイプでした。この頃の軍艦はイギリスとフランスがリードしていて、英国タイプと仏国タイプがありました。日本が属していた英国タイプは重武装でしたが、仏国タイプは速度と航続距離を重視して比較的軽武装でした。単独で通商破壊に使うことを主目的にしていたのです。


ロシアはフランス陣営に属していました。ロシア海軍には4隻の装甲巡洋艦がありましたが、日本の装甲巡洋艦よりも武装が劣っていました。それでもウラジオストック艦隊の3隻は日本商船を襲撃して全く良いところがなかったロシア海軍の中で大戦果をあげ、日本を恐怖に陥れました。これを発見して攻撃し、1隻を撃沈、2隻を大破させて無力化したのが蔚山沖の海戦で、出雲もその一翼を担いました。


そして日本海海戦では、戦艦部隊につぐ重要な役割を果たしました。特に、戦闘の途中で戦艦隊が一時期ロシア海軍を見失ってしまったのですが装甲巡洋艦部隊は追撃を続け、一時期主役となって戦いました。この頃にはすでにロシア艦隊がかなりの被害を被って戦力が低下していたこともあり、ロシア海軍に大きな被害を与えました。


非常な功績をあげたのですが、それが第二次大戦に至る日本の大艦巨砲主義の元になり、悲劇を招いたという見方もあります。私は、ワイン同様そう簡単な図式に飛びつく気はありませんが。



装甲巡洋艦の歴史はともかく問題はマストです。後部マストの最上部が斜めに突き出していますよね?模型では艦首側に出ていますが、実は艦尾の方に出ていないといけません。当時の写真どころか箱絵や箱裏の説明書もそうなっているのです。つまりこれ、キットのミスなんですね。


画竜点睛を欠くのが残念なんですが、絶対に文句は言えません。だって、


装甲巡洋艦のキットがプラで出るなんてもう、それだけで幸せハートたち(複数ハート)



だって、私は古い方が好きなんだから。帆船はダメだけど・・・
posted by harukuni at 21:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月14日

訂正-日本丸

7月5日に石炭運搬船・日本丸について記事にしましたが、その中で多分新規開発だろうと書いたのですが全くの間違いでした。


メーカーはアオシマなんですが、アオシマは350分の1で帆船シリーズを出していて、日本丸・海王丸も当然のようにラインナップされています。そのパーツに石炭運搬船用のパーツを追加したものでした。(船体の成形色も変えている)


さくらやで確認したら、すぐ横に通常バージョンも置いていました。お恥ずかしい。いい加減なことを書かないようにしなければ・・・
ラベル:模型
posted by harukuni at 18:56| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

こっちの方がよっぽど・・・

先日航空母艦赤城の三段甲板が売られているのを見てびっくりしましたが、考えてみればこっちの方がはるかにすごい。


それはこのキット。


日本海軍石炭輸送船 日本丸



20080705_01.jpg





海王丸もあります。つまり、練習帆船として余りに有名な日本丸と海王丸の、大戦中の姿なんですね。


なるほど、それは納得でき・・・るかい!!!大戦中の帆船の石炭輸送船がキット化されるなんて、一時のトチ狂ったアメリカレベル(注)ぐらいだろうなあ。いや、さすがにレベルでも大戦中の帆船はないだろう。



これは事前情報をつかんでいなかったので、店頭で見て仰天しました。ただその時は帆船のキットに手を入れたのかと思ったのですが、でも部品を見て「え?もしかして新規開発?」と思ったのですが、どうも本当に新規っぽい。1/350の帆船は無いんです。考えてみれば小さいので、普通1/100なんですよね。


それでも、ウォーターラインの1/700なんかにしてしまったら、余りに小さくてキットは困難でしょう。1/350がようやくなのはよく判ります。


図面を縮小できたかも知れませんがそれは主要部だけ。細かいところは新規開発しないとダメでしょう。



うーん、よくぞまあこんなものを・・・結局私も買っていないし。


これは、心意気に感じて買わなければexclamation×2




注:レベルというメーカーは事情は知りませんがドイツとアメリカにあって、プラモデルが日本と近年はアジアが圧倒的支配力を持つ中衰退の縁から立ち直っているのがドイツレベルです。一方アメリカレベルは今はあるのかどうか・・・ただ、最盛期(多分1970年代以前)には「なにこれ!?」というような、とんでもない大馬鹿な(最大級の賛辞)キットを多数輩出しました。シリーズじゃなく、単体で輸送船や病院船のキットって・・・・
詳しく知りたい方は模型マニアに聞いて下さい。私はワインオタクなので詳細はわかりません。
posted by harukuni at 00:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月27日

すごい時代になったもんだ

こんなものが発売されました。リリースするというのは知っていましたが、いざ現物を見ると驚きます。



20080627_01.jpg




航空母艦赤城、三段甲板です。


帝国海軍ファンならみんな欲しい物なんですが、ほぼ「奇想兵器」と言ってもいい三段甲板。第二次大戦に参加した赤城のキットを流用できるわけではない、一から開発するキットなので、まさか出るとは・・・


複葉機も付いているしね。


ハセガワさん、有り難うございます黒ハート
ラベル:模型 航空母艦
posted by harukuni at 17:54| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

最近の完成品

久々に模型ネタで。


ここしばらく、1ヶ月ほどで完成させたものを一気に載せます。


20080605_01.jpg



クルセイダーMKU(イタレリ)、三式中戦車[チヌ](ファインモールド)、マーダーUD(アランホビー)、S.K.18 10.5pカノン砲(トランペッター)です。


なんでこんなにいっぺんに作ったかというと・・・つまり7割方できあがったところで放置していたのが一杯有ったわけで(苦笑)、大体塗装の手前で止まっていたわけですね。それを思い起こして完成させたわけです。


マーダーは工作にだいぶ苦労しました。随分前に取り上げたBISONほどではないもののやっぱり大変。特に砲の部分はキットをあきらめ、田宮のマーダーを使いました(他に消火器などちょこちょこと流用)。でもなんかしっくりこないんですよね。満足感はBISONの砲が高かったな。


もう一つ注目は、初めて作ったトランペッター。私は大砲が結構好きなので、このキットでトランペッターに挑戦したのです。

余りが質が良くないので見づらいですが、大砲としてはボリュームの大きいキットで中々良いです。危惧していたより合いは良いし、アランに比べてよっぽどスムーズに作ることが出来ました。


ですが・・・・


この写真を見て下さい。


20080605_02.jpg



砲身が駐鋤の部分に対して、斜めになっていますよね。


真っ直ぐにならないのです。どこかが干渉しているのですが、どう干渉しているのかさっぱり判りません。


トランペッターのキット、ものすごく細かく分割されています。田宮なら一つ、ドラゴンでも3つくらいにまとめるパーツを5〜6個ぐらいにバラしている印象です。言いましたが合いは良いんですよ!ガイド通りに組んでみて、合わない所はほとんど無いのです。


恐らく、ほんの少しずつずれがあるのでしょう。また、私の位置決めにも甘さがあるんだと思います。それが積み重なって、最終的にこういう大きなずれになってしまうのでしょう。


うーん、かなり満足していたのでこの結果は残念でした。あと基本的なことですが、このキットは最初と箱絵が違っていて、始めはこの運搬形態だったのが私が買ったのは射撃形態なのですが、射撃形態で組む説明書になっていないので結局これでしか組めませんでした。別に運搬形態でも良いのですが、少々不満です。


s.K.18は(最近よくありますが)ほぼ同時にドラゴンからもリリースされています。そちらも買ってあるので、組んで結果を比べてみようと思います。
ラベル:模型 AFV
posted by harukuni at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

艦船更に追加

今日、ふらりと新宿のサクラヤへ。フッド無いよなあ、と思いながら行ってみて、新作台を見てみたら・・・・・


なんだあ、戦艦ペンシルバニア1944だあexclamation&question

20071202_01.jpg


ペンシルバニア("Pennsylvania"なのでペンシルヴァニアと綴るべきでしょうが、戦艦の名前では昔ながらのバの方がしっくり来ます)は真珠湾攻撃の時にその場にあり、ドックにいたため小破で済んだ艦ですが、これまで真珠湾攻撃時に在籍していた米国軍艦は空母と(多分小さいから)駆逐艦を除くと1/700のプラではほぼ全くキット化されていません。戦艦でも、ノース・カロライナ級以降の大戦中に就役した艦なのです。少なくとも、今手に入るキットはそうです。
それを変えるのが前から言っている重巡だと思っていたのですが、なんとペンシルバニアが先行してしまいました。メーカーはドラゴンです。


考えてみると、これはそれほど仰天することではない。実は上の説明には例外があり、それはペンシルバニアの同型艦、戦艦アリゾナです。

アリゾナは、戦史好きかハワイ好きなら知っているはずですが、真珠湾攻撃で航空攻撃により爆沈し(主艦橋が前に大きく傾いている有名な写真がある)、「リメンバー・パール・ハーバー」の象徴として記念艦となり、現在でも真珠湾の観光スポットになっています。そのためアリゾナだけは時々キット化されていて、1/700でもキットがあります。そして、数年前にドラゴンが再度キット化し、1年ほど前に再販したので私も持っています。

その同型艦なので一からの開発ではないので、出てもおかしくはない。ただ、前のような経緯でこれまでは出るとしたらアリゾナだけで、ドラゴンもアリゾナだけだと思いこんでいたので、ビックリしたのです。


しかも、1944年の再現なのでアリゾナの状態にかなり手が入っています。やはり驚きですね。対戦前就役の戦艦の1944年段階のキットは、間違いなく初めてでしょう。


しかしこれ売れるのかなあ、と心配していたら、2時間ほどして戻ってみたら確か4つ有ったはずが1つしか残っていないexclamation慌てて最後の一つを購入しました。隣りに並んでいたレパルスも減っていたし、フッドと合わせ少なくともサクラヤでは順調に売れているようです。


この調子で、更にアメリカの大戦参加艦とかイギリスの重巡・駆逐艦とか、オランダの巡洋艦とか、ドイツの軽巡とか、イタリアの・・・


ああ、無茶な期待が膨らみすぎる!!!でも何とか、日本軍艦の日露戦争の参加艦は出ないかあ。巡洋戦艦4隻と三景艦、それに戦艦三笠だけだよ!大手が目を向けて貰えないでしょうか。「坂の上の雲タイアップ」とかしてね。


それとアオシマさん、香取級のリニューアル、何とかお願いできませんかねえ(やっぱり期待膨らみすぎ)
posted by harukuni at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

艦船ラッシュ!!

この休み模型店に行ったら、そこには夢のような世界が広がっていました!


前に書いたとおり各社予告済みで、判ってはいたことなんですが、それが目の前に来ると、もうなんか感涙にむせんでしまうような光景ですexclamation×2


なにしろこんなラインナップが目の前にあるなんて・・・・・


英国巡洋戦艦フッド 1931
20071124_01.jpg

英国巡洋戦艦レパルス
20071124_02.jpg

日本海軍軽巡洋艦 阿武隈
20071124_05.jpg

日本海軍特設給油艦 極東丸・東邦丸
20071124_04.jpg
20071124_03.jpg


巡洋戦艦が、二つも発売されてるexclamation×2


特設給油艦だあぁexclamation×2exclamation&question


えーっと、レジンキットのラインナップですよね、これ・・・・・



時代は変わったもんだ。というか、幸せな時代になったなあ(しみじみ)

ちなみにまずはレパルスは買いました。フッド、買おうと思ったら無かった・・・・。特設給油艦はエッチングがあるのが少し気になりますが、プラで出ただけでメーカーに感謝しなければいけません。足を向けて寝られません!!!



これでしかも前に言った米国重巡洋艦が出るexclamationなんというか、言葉がないですうぅ!
posted by harukuni at 22:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月04日

夢のようなラインナップ

10月に幕張で行われた全日本模型ホビーショー。今年は何と艦船祭りだったとか。私にとっても夢のようなアイテムが発表されました!


まずは、何と言ってもタミヤのレパルスexclamation×2イギリスの巡洋戦艦でマレー沖海戦で戦艦プリンス・オブ・ウェールズとともに日本軍の陸上航空隊に撃沈された、極めて有名な軍艦です。なのに日本では未発売でした。
それは仕方がなくて、レパルスは事実上1隻だけの存在なので(プリンス・オブ・ウェールズは同型艦が3隻ある)商品展開できないからです。でも、フッドは1隻だったからレパルスも、とはファンならみんな思っていたでしょう。


それがタミヤから発売されるexclamation×2これはもう大興奮です!早く作りたい!持っているレジンキットは無駄になるけど、でもタミヤのレパルスが欲しいです!!あと1ヶ月待てば手に入るなんて夢のようです。


前に書いたようにピットロードからはリシュリューが出るし、そのピットロードはフッドの1931年状態を出してくれる、それも素晴らしいexclamationフッドはタミヤの超傑作キットがありますが、それは最終時なので副砲を装備しているときのフッドが欲しいのです。(イタレリのとても良いキットがあったのですが、惜しむらくは720分の1で、しかも今では手に入りません)


更に更に!!結構地味に語られたようですが、ピットロードが「米海軍重巡洋艦ニューオリンズ1942,アストリア1942」を発表!

ああ、なんて素晴らしいんだ、遂にこの時が来たんだ!!!


これらは大戦前に作られた「条約型」と呼ばれる米海軍の重巡で、大戦後半に現れる重巡とは明らかに雰囲気の違う艦です。要するにクラシックなんですよ。このキットが欲しくて欲しくてしょうがなかったのにとにかく難しいレジンしか無く、諦めていたのですが、それが発売されるなんて、ああなんて素晴らしいんだexclamation×2



雑誌ではもっと大きく取り上げていますが個人的にはこの順番になってしまう、日本海軍軽巡阿武隈と神通級が新しく出るのも、とても嬉しいですね。これでウォーターラインシリーズの大きな穴がまた一つ埋まるのですから。これらは艦首形状が大きく違う、とかキットかが難しいと言われていたのですが、最近の「細かい違いまで再現しよう」ブームが良い方に働いたおかげですね。

後は練習巡洋艦香取級を・・・ むつかしいか、でも何とフジミが遂に輸送船をプラでキット化すると言うことだから、香取級が出てもおかしくないなあ。



置き場所に困るのですが350分の1も熱く、ハセガワの長門、アオシマの高雄級に並んでドイツレベルがビスマルク、トランペッターがリシュリュー発表しています(リシュリューの700と350が同時に出るなんて、2年前に言われてら嘲笑していたはず)。置き場の関係で買わないとは思いますが、こういう商品が出ると言うことだけで嬉しいです。



艦船ファンとして、生きていて良かったわーい(嬉しい顔)
posted by harukuni at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

こんなものまで・・・

ふらっと某模型店に行ったら、とんでもない物を見つけてしまいました。



20070810_01.jpg



即購入。鉄道ものだから買わずにはいられません。


しかし、こんなものつい3年前まではレジンキットしか無く、それも滅多に見かけない、超レアものでした。


だって、買う奴いるか?普通。ほとんど「空想兵器」の類じゃないか。


トランペッターは大物の蒸気機関車もリリースしているので、判らなくはないですがいきなりこれ。


個人的には大いに嬉しいんですが、正直こんな物まで出すようになったというのは業界として大丈夫なのか、心配になります。「まともじゃない」のは、どんなことであれ健全でないことなのです。破綻の前兆でなければいいのですが・・・
posted by harukuni at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

久々の完成品

かなり久々に完成させました。

20070805_01.jpg

右側にドライジーネ歩兵走行戦闘車。それに無蓋貨車の高い側壁、低い側壁の2両が続き、低側壁の方には以前に作ってあった38(t)戦車を乗せています。

キットは38(t)が東欧の某メーカー(覚えてません、トライスターではない)、列車は全てグンゼ産業です。まともなプラキットとしては多分唯一のキットですね。最近、グンゼ(確か名前変わったよな)はキットは作っていないと思いますが、ドライジーネはまだ大きな店舗にはあるし、貨車も低側壁車は見ませんが、高い方はまだ幾らか市場にあるようです。


と言って、欲しい人がいるんだろうか。38(t)といい我ながら趣味が渋すぎる・・・。ちなみに、こんな編成あり得ない、とか言う指摘は受け付けません。見た目の格好良さだけで作っていますから。



ところで別件。これに触れないではいられない。


なんと、ピットロードが新製品の開発予定を公表し、その中にとんでもない代物が!


◎英国巡洋戦艦フッド1931
◎フランス戦艦リシュリュー1943


フッドはタミヤの大傑作があり、作るとしたら時代を変えてくると思いましたがやはりそうでした。フッドは大きな改装をしていないのですが、初期状態で搭載していた副砲を全て下ろし、対空兵装を増強した状態でビスマルクと交戦、悲劇的な最期を遂げました。タミヤはビスマルク戦の状態だったので副砲搭載時か、と思っていたらやはりその通りでした。

実はこの状態でもイタレリがかなり出来の良いキットを作っていたのですが、近頃全く見ない上、縮尺が720分の一という残念な物だったので、ピットロードの開発は朗報です。


そして、それ以上にすごいのがリシュリュー!!!!!

20070805_02.jpg
多分世界初の、700分の1でのフランス軍艦インジェクションキットです。もしかしたらマッチボックスあたりにあるかも知れませんが、少なくとも私は全く知りません。

フランスにはエレールという艦船を最も得意とするメーカーがあり、リシュリューも含め幾つか出しているのですが、残念ながらスケールが450分の1なのです。他と全く並べられません。(物は決して悪くないんだけど、古いキットが多くて流石に辛い、というのもある)

ピットロードはレジンでリシュリューを出していましたが、それも市場から消えて久しいです。まさか、インジェクションで出るとはexclamation×2
こんな時が来るなんて、夢のようです。


楽しみに、楽しみに待っています。持っているレジンの方が無駄になっても、やっぱりインジェクションが嬉しいです!(一筋涙が伝うけど)
posted by harukuni at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

艦船のレジンキット

たまには模型のことを書かないと、余りにもタイトルとかけ離れてしまうので。



レジンキット、作ったこと有りますか?プラに比べてほとんど経費をかけずにキットを開発できるので、他では手に入らないようなレアアイテムが豊富にあります。今のAFVのような「異常」な開発ラッシュで、プラですらアイテム枯渇状態になると出る余地が無くなりますが、普通はレアアイテムをどうしても手に入れたいときに活躍します。


もっとも少数生産なので価格は非常に高い。プラで2,500円ほどの物が、レジンだと1万円を軽く超えます。また、プラに比べてどうしても作るのが難しくなります。接着が、あの偉大な「プラ用接着剤」に比べてどうしても困難になるからです。


さて、私の主戦場、艦船でもレジンは大活躍。日本の艦船は世界一のシリーズ、ウォーターラインシリーズがありますが、外国の船は少ないし、第二次大戦以前はカバーしていません。そんな贅沢は言えませんよ。増して、第一次大戦や日露戦争時の外国軍艦なんて、あり得ませんから。

そこでレジン、特に外国メーカーの物の出番です。私のお薦めは2社有ります。


一つめは、ドイツのWSW社。ここの特長は「超絶」と断言できるモールドです。サーフェイサーなんてもったいなくて吹けないほど。

20070717_01.jpg20070717_02.jpg

それでいて値段は「並み」です。大物は15,000円位しますが、他のメーカーでは大きいだけでたいした出来でもないのに2万円を超えることも。良心的です。

一体成形を多用するため、組み立てが簡単なのも利点。ですので第一次大戦の戦艦のようにシンプルな形状の艦では、かなり簡単に組むことが出来ます。

ドイツのメーカーなのでドイツ圏(ドイツとオーストリー)が非常に強いですが、他の国のアイテムもあります。品数は多い方ではありません。少数精鋭、と言う考え方はタミヤに通ずる物がありますね。



もう一つは、ロシアのコンブリック社。ここの特長は、WSWと違いすごい数のアイテムがあることと、値段が安いこと。大型艦でも1万円を超えることが滅多にありません。そして、そのラインナップと言ったら・・・
なにしろ、


○日露戦争のロシア軍艦、ほとんど網羅(旅順艦隊も、黒海艦隊も)。駆逐艦まである
○言うまでもなくソビエト軍艦、しかも第二次大戦まで
○イギリスの戦艦、第一次大戦は当たり前、弩級前戦艦がものすごい数ある
○第一次大戦のドイツ軍艦
○スペイン戦艦exclamation×2


なんかもうくらくらします。私のつぼも押されまくりで、日露戦争軍艦はたいがい購入してしまいました。


そして肝心の質です。初期は、かなり悲惨な物でした。私はその頃の印象をかなり引きずり、買い控えていました。しかし、後期の物を買ってみてびっくり。極めて向上しています。その艦そのものの形状が複雑な場合は流石に組み立てが難しいでしょうが、小さなパーツの形状も申し分なく、特に細い砲身の出来は秀逸です。

20070717_03.jpg20070717_04.jpg

ご覧の通りで、かなりの精密さですね。


この2社に共通する特徴が、ほぼ全てレジンだけで構成されていること。エッチングはほとんど使いません。上級者には物足りないかも知れませんが、エッチングは扱いが極めて難しいので、私には利点になります。コンブリックの場合、エッチングを使わないために値段が安いと考えられますし。


これらのキットをもし欲しい場合は、ネットの「フリートネット」というサイトが最適です。品揃えが多く、艦船の専門店なので商品の評価も的確です。すごいのが、在庫が無くてもメーカーがカタログ落ちしていないと注文を受けること。つまり、個人では極めて困難な外国メーカーへの直接発注を代行してくれるのとほぼ同じなのです。もちろん、とっても長い時間待ちますが(私はロシアの砲艦コレーツを半年待ちました)。ほぼ個人営業らしいのですが、不満は皆無です。


興味がある方は、コンブリックの小さくて形状の簡単な物あたりを選んで、チャレンジしてみては如何でしょうか。
posted by harukuni at 06:48| Comment(4) | TrackBack(1) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

汚名をすすいだ渾身の力作

先日、ある友人と久々に会いました。ブログのことを年賀状に載せていたので見てくれていたのですが、「模型、と銘打っているのに模型のことが載ってない」と文句を言われてしまったので、一件書こうと思います。


もう2ヶ月ほどになりますか、ウォーターライン・シリーズで戦艦扶桑・山城が発売になりました。このアイテム、「遂に出たかexclamation」という存在です。

1970年代初頭に始まったウォーターライン・シリーズは、現在リニューアルが進んでいて2代目が多くなっています。その中でも、発売が特に待ち望まれた存在です。

20070428_03.jpg


扶桑・山城の実艦は、日本海軍最初の弩級戦艦ですが、それが為に第二次大戦では老朽艦で活躍の場がありませんでした。最後はレイテ海戦に引っ張り出され、別働隊として突入するもののまったく相手にならず、2隻揃ってほとんど瞬時に撃沈されてしまいました。


なので特に人気が出るような存在でもないのです。ではなぜ待ち望まれたのか。それは、皮肉なことに初代の模型が、余りにも出来が悪かったためなのです。


ウォーターライン・シリーズは4社(現在は3社)の模型会社がまとまって作ったのですが、扶桑・山城はアオシマ(青島文化教材社)が担当しました。当時のアオシマは正直高品質なメーカーといえず、特に後半はタミヤ模型に比較することすら出来ないほど差が付いてしまいました。まあ、4社の中で、タミヤだけがずば抜けていたのですが。


その中でも、扶桑・山城の出来の悪さは特に目立ってしまいました。戦艦は人気の的だし、模型が大きいし、タミヤ以外の会社も戦艦は頑張った、等条件が重なってものすごく目立ってしまいました。表現性が悪いほか、明らかに設計ミスがあってまともに組めない部分があるなど、余りにも悲惨でした。「専門家」の説明では船体の形状は決して悪くなかったそうなのですが、それも慰め程度のことです。

このことが逆に「まともに作ったら扶桑・山城はどういうキットになるのか」という興味をファンの間に掻き立てることになり、「出来の良い扶桑・山城」が渇望されることになったのです。


ウォーターライン・シリーズから1社が抜け、その分を埋める必要が生じた事をきっかけにリニューアルが始まり、アオシマは重巡の利根型を担当しました。今見るとまだまだとはいえ、かつてのアオシマからははるかに進歩していました。その後、駆逐艦秋月型、重巡高雄型と右肩上がりに進歩を見せた後、戦艦長門型で「青島は今やタミヤに追い付いた」という評判を獲得したのです。

その後の戦艦ビスマルク型は「あれ?」だったようですが、それはアオシマにかかっていた期待が高かった故の評価でした。そして、遂に満を持して、扶桑・山城が発売されたのです。


ようやく、メインの話題にたどり着きました(笑)。この写真に全てが集約されています。

20070428_01.jpg


思い切り接写したのでかえってダルく見えるかも知れませんが、縦2.2cmのこのパーツ、目で見るとものすごく精密な彫刻になっています。言うまでもなく煙突のパーツで、これは扶桑ですが、山城はまったく違う別パーツが準備されています。私の経験では、700分の1の艦船模型では最も精密な煙突パーツです。
もちろん、他のパーツもこれに劣らない見事な出来映えです。


私はまだ作っていないわけですが、雑誌の記事を見ると組み立ての品質も極めて高く文句の付けようが無いようで、絶賛されています。欠点はスルーする日本のワイン雑誌と違い、模型雑誌のレビューは組みにくい部分の対処法や修正ポイントを読者に伝えるのが売りなので、それが出ていないというのは本当に組みやすく、できあがりも見事なのです。


各模型店、初回入荷分はあっという間に売切れ、今はまだネットなどでも品切れのままです。私は比較的穴場の店で買っていますが、それでもこれが確か最後の一つ。期待の大きさと、恐らくは中を見ての満足感が表われていることでしょう、


ただこのキット、1ヶ所だけ大きな問題があります。前部主砲前の甲板が分割されていて、素人には修正が非常に困難な、極めて目立つ分割線が入ってしまうのです。この点については雑誌「モデルグラフィックス」5月号が設計者にインタビューする中で取り上げていて、私は納得しました。ここは、目をつぶるしかないでしょうね。


青島文化教材社は、かつて散々に言われました。アオシマだけでなく「ウォーターライン・シリーズは全部タミヤにやり直させろ」という(かなり無茶な)声も有ったと聞くし、私自身かつてはタミヤだけを選んで作っていました。その中でも、アオシマが最低でした。


いまやアオシマはその屈辱を見事に払拭し、最高の製品を作る技術力を全ファン(ウォーターライン・シリーズのファンは全世界の艦船模型ファンと極めて近いでしょう)に誇る存在になったのです。そして、ウォーターライン・シリーズは世界のどこの国も真似できないラインナップと品質を備えるシリーズになりました。世界中に何のためらいもなく自慢出来ることです。


アオシマ、おめでとう、そして有り難う。(出来ればこの品質で鹿島型をリニューアルしてください・・・ってどこまで貪欲なのか)
posted by harukuni at 00:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

加古・古鷹

ごく希にする、模型の話。


ハセガワから、帝国海軍重巡洋艦、加古・古鷹のリニューアルキットが発売されたらしいです。全然知らなんだ。模型雑誌を立ち読みしていたので、ホビーショーとかの情報は一応押さえていたつもりだったのですが。


サプライズだったのか?

20070129_01.jpeg

ウォーターライン・シリーズの、これでまた大きな穴の一つが埋まりました。加古・古鷹が出たのなら、遅からず青葉・衣笠も出るでしょう。これで重巡が揃います。


超大物、戦艦扶桑・山城は開発情報が刻々と発信されていますし、こうなると残るは軽巡の天竜・竜田と練習巡洋艦くらい。駆逐艦はピットロードが最後の牙城に食い込み始めているし、凄い時代になった物です。間違いなく、世界で最も軍艦模型が充実している国ですよね。

もっとも、私はストックキットが多すぎて、タミヤの鈴谷級すら手を出していない始末。早く作りたい・・・と思いつつ、でも完成品の置き場所がないんだよな。みんなどうしてるんだろう。

飲んでしまうと全く模型を作れないのも、悩みなんですよねえ。ナイフを刺して流血するか、接着剤の臭いでワインの香りが台無しになるか。呆れるほど両立しない。たまの休みは神社巡りだし。


テレビで「無趣味なんで趣味を募集してま〜す」と言っているアイドルを見かけましたが、私の代わりに模型、作りません?
posted by harukuni at 00:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

「地雷模型」アランのビゾンU

たまには模型のことを書かないと、ブログタイトルが嘘になってしまいますね。


というわけで、ビゾンUです。ドイツの自走砲で、U号戦車を改造したものです。詳しいことはネットでも調べてください、書いている人はいっぱいいるでしょう。要点は極めて生産台数が少ないもので、よってこれまではガレージキットだけしか存在しなかったものです。

それを、ロシアのメーカー、アラン・ホビーがプラモデルにしました。もう随分前、5年以上は経つかな。私はこういうオープントップの自走砲が好きなので、購入しましたし、久々に作るものに選びました。


下が、私の完成写真です。

20061109_01.jpg

見ての通り、ほとんどダークイエローを吹き付けただけ、ウォッシングはおろかスミ入れすらしていません。本当ならこうしてネットに写真を出すなど、おこがましいの極みです。


でも、私にはこれを見て欲しいのです。だって、


ここまでにするのに、どれだけ大変だったと思ってるんだ!!!

(誰に怒っているの?)


このキットを極めてハイレベルに完成させた方のサイトから引用しましょう。


「このビゾンUはアランでもかなり初期のキットで「キットが存在すること」にしか価値のない正真正銘、血統書付きの地雷キットなのです。」

「最初のうちはそこまで叩かれるほど組みにくくもないな・・・・とか甘い考えがありましたが作業が進むにつれて地雷ゲージがガンガン上昇してきます。」

「ヤバイ物体でも塗装をすればなんとかなるみたいですね。」



この方は、3つの(大きな)問題点を挙げています。

1.転輪のパーツが一個足りないexclamation×2
2.キャタピラと転輪のサイズが合わず、取り付けることが出来ない
3.車内と、特に防循の形が実車と全く似ていない

1.と2.については、この方はモデルカステンのキャタピラとタミヤのヴェスペの足回りに交換した方が良い、と言っています。雑誌を読んでいたかどうか忘れたのですが、私は既に実行していたのでこの2点は避けられました。もっとも、本体が2,800円なのにキャタピラと足回りで5,000円以上。大人だから出来ることですね。


3.は私は実写資料を全く見ていないので、気付きませんでした。と言うことで問題がなかったと思われるかも知れませんが・・・


引用したサイトでも強調していますが、特に小物部品のモールドは悲惨。消火器なんて、溶けてます(笑)。斧などはまあ見られれるのですが、機関銃など触りたくもない感じ。この辺はタミヤのW号装備品セットで補填しました。消火器は大きいものが二つらしいのですが、車内の方はセットに入っていた小さい方で済ませました。妥協は口惜しいと思っていましたが、そのサイトで車内が似ていないという話だったので、極めて気が楽になりました。


しかし私が一番大変だったのが、車体の上下。下部は思ったよりも綺麗に組めたのですが、車体上部が、下部より2mmほど長くて、しかも歪んでいる。しかもしかも、前部の上下の間に3mm近い空間(隙間なんて生やさしいもんじゃない)が出来る。

そこで、空間にエバーグリーンのプラ棒を強固に接着し、上下を埋めた後金属ヤスリで一気に削って、下部に合わせました。左右の誘導輪収納部がおかしくならなかったので、何とかごまかせました。


また、向かって左側の側面装甲板が大きく歪んで付いてしまいました。これは仮組み不足、調整は出来たはずなので失敗でした。


救いだったのが、砲と車体後部は一切いじらなくてもきちんと組めたこと。この辺が車体上下並だったら、完全に挫折したでしょう。


キャタピラは、予備部分だけキットのパーツを使いました。モデルカステンのキャタピラはU号戦車用なので、車体が延長され転輪が増えているビゾンでは本当にぎりぎり、予備に回すのには足りません。
転輪になじませなくて良いから大丈夫、と思ったら、組めないいい!固定して接着しているのに、後から外れてしまうのです。合いが悪くて、接着面積が不十分らしい。


もしも今からこのビゾンUを作る方がいたら、キットのキャタピラは諦めた方が健康のためです。懐は痛むけど。なお、タミヤのヴェスペの足回りを使う場合は、最終転輪のサスペンションは田宮が使えません(最後だけ、大きいのです)。ここだけはキットのものを使うしかありません。

と言うわけで、形になってなんとかこの段階まで着色したところで、それ以上手を掛ける気力は失せました。まあ、私は色を塗るのは苦手、最近は普通のキットでもせいぜいスミ入れするぐらいなのですけれどね。


引用したサイトの方、こんなことを言っています。

「実車に近づけようとするとほとんどスクラッチになるので「このキットはこういう形のキャラクターモデルなんだ」と無理矢理自分に言い聞かせて作っています。」

でも、完成したらなかなか格好いいので満足とのこと。そう、私も出来てしまえばお気に入りになりました。完成はしても「うーむ」と言うこともあるので、これはまあ許せるキットかな。


「たぶんこのキットを組むことが出来るならほとんど全てのAFVキットを組めると思いますのでチャレンジ用、もしくは練習用としてはいいキット・・・・なわけないか。」

私も、モデルカステンやタミヤのパーツのお世話になれば、作れないキットはそうそう無いって事か?にしても、箱の中のパーツだけでこのキットを完成させたサイトの管理人さん、あんたは凄い!素晴らしい!!!

勝手にリンクするのはどうかと思うので、見たい方は頭にhをつけてご覧下さい。

(ttp://www17.ocn.ne.jp/~minobou/bizon2.html)


ちなみに、キットはこんなパッケージです。アランも最近のキットはこの頃ほどは「地雷」じゃないらしいですよ。

20061109_2.jpg

posted by harukuni at 21:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 模型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする