2017年06月06日

恒例だけどいつも良いオーストリーワイン

先日のカウンターは年2回のオーストリー(AWA)の会の今年前半。社長のテッシュさん来てます。ゲスト解説者が来るとお客さんが多いです。

もちろんこういう細長瓶のワインを飲みます。

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2012のグリューナー・フェルトリナー3者比較です。全部最高生産者ですが、特に人気はF.X.ピヒラー、は日本では変わりませんが本国ではヒルツベルガーの方が高いんだそうです。おかしいとは一切思いませんが、へえ、と思いました。時代は動くんですね。
個人的には酸が際立つクノルが一番好きですけど、それはまた別の話。やっぱりいつ飲んでも見事です。

欲を言えば、リースリングも飲みたかったなあ。

この辺と産地も違うので比較は出来ませんが、シンプルにお買い得だと思ったのはこれで、グロッサー・ワインのゲミシュター・サッツ。混植混醸ですね。5種類くらい混ざっているそうです。

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瓶がずんぐりむっくりしてますが1リットルです。なんでも、かつてオーストリーの瓶は1リットルが標準だったそうで、20世紀中期に750mlにそろえられたんだとか。その伝統を復活させたいと言うことで、ここは全ての銘柄をこの1リットル瓶で出しているそうです。

南ブルゲンラントの生産者で、作っている銘柄はブラウフレンキッシュが中心。白はこのゲミシュター・サッツだけです。お値段3,000円強、その時点でお手頃ですがフルボトル換算だともっと安くなります。

しかめっ面して飲むようなワインじゃないですがコクも果実味もちゃんと備えていて爽やかだけではない飲み応えがあります。暑いときにゴクゴク、だけだとちょっと勿体ないかも。良いですよ、これ。


もう一つ、大きい瓶がこれ。アラホン、2007年のマグナムです。

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FXという文字が見えますが、F.X.ピヒラーを交えた3人の生産者がブルゲンラントで作っている赤で、ブラウフレンキッシュ50%。そのほかは、2007年時点ではカベルネ30%だったそうですが今ではメルロを多くしてより柔らかくしているとか。

でもこの2007年は実に円やか、練れていて、グレートまでは行きませんが文句なしに美味しい。もちろんまだまだ果実味も有り、個人的にちょうど好きなタイミングでした。カベルネも良いのにねえ。
マグナムという点も味に寄与していそうですが、残念なことにこれはテッシュさんの個人所有、売ってません。残念!欲しかったなあ。


posted by harukuni at 21:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

日本ワインはまだまだ人気らしい

先週末の東急は日本ワイン。一時期よりはお客さんが減ったとも聞きますが、土曜日の18時40分くらいに着いたときまだテーブルにお二方、カウンターは満員でした。

今回の人気の中心は恐らくですがドメーヌタカヒコと、イレンカでしょう。タカヒコは生産量も増えているそうですがまだ人気の方が上回っているらしく、知人はちょっと忘れていて買い損ねたそうです(銘柄によるでしょうけど)。北海道、岩見沢市のイレンカ(IRENKA)は今年リリースの2015年が初ヴィンテージですが東急に売り出しの問い合わせがあり、即完売したそうです。

葡萄作りは女性が一人でやっているそうで、醸造以降はブルース・ガットラヴという最近はやり、と言う言葉は適当じゃないかも知れないけど、よく聞くパターンです。

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ワインなんですが、言っちゃうとガットラヴ味。そんなものが有ると言い切れるほどまだガットラヴのワインを飲んでいないんですが、聞いていて飲むと「なるほど」と思ってしまいます。少々濁りがあって、赤だと色が薄くて、若いけどダシ風味が出てくる。そんなタイプです。

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隣に安心院のアルバリーニョが写っていますが、今回の師匠トップのお勧めはフェルミエのアルバリーニョ2種。安心院はやっぱり大人しいし、特徴がつかめないな。決して悪くないんですよ(いいちこの会社が作ってるって余り知られてない感じだったなあ。会社名「三和酒類」明記されてるけど)。

でもフェルミエの方がはっきり印象に残る。2016年はアルバリーニョを6種類作ったんだそうです。昨年までは、普通、陰干し葡萄ブレンド、オレンジの3つでしたが、「普通」を元々作っていた2つの畑で別にし、更にそれぞれをオーク熟成とステンレス熟成とに分けたんだとか。まあその、やりたいのは判るんですけど・・・というのは前に書きました。

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El Marは海に近い垣根作りの畑だそうで、畑の名前が無い(Barrica)方はより内陸の棚作りの畑だそうです。畑の差はともかく(判れなんて無理です!)、ステンレス熟成の方はきらきらしたようなフレッシュでちょっと塩っぽい果実味、Barricaはかなりはっきりと樽のニュアンスがありますがワインがそれに負けないボディを持っている感じで重厚感が出ています。少し寝かせた方が、樽が溶け込んでバランスが向上するかも知れません。

ファンキー・シャトーのカベルネ2014とか、ルバイヤートの2010年物(ボルドーブレンド)とか番外編も良かったです。というか番外編が沢山有って番外編から売り切れていったという話も聞きました。やっぱりお客さん多かったみたいですね。

え?タカヒコ?

飲んだのに何で記憶が無いんだろう・・・最後でアルコールが回っていたから、ですね。
posted by harukuni at 21:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

卑劣な人格攻撃

議論で反対者の個人攻撃をするのは卑劣とされる。最悪なのは人格攻撃で、追い詰められた側があがくときに使う。議論の中身と無関係なことを攻撃するから卑怯だ。

それを国家の政府の、官房長官がやったのが元事務次官への「出会い系バー」だ。「地位に恋々としていた」の口撃だ。およそ民主主義国家の政府代表者のやることじゃない。日本は一気に19世紀以前の国に堕落したのだ。

すぐに言われていたことだが、たとえ出会い系バーに行っていたとして、誰がそれを読売にリークしたのか。天下り問題はあったがそれは組織、関係ない事がすぐに出てくる。明白に個人を貶めて、証言のインパクトを下げようとしたに違いない。ものすごくいやらしいやり口だ。

孫引きになるが日経が一面のコラムで政府を皮肉ったそうだ。経済主体の日経では余りないことで、「余程」だと受け取れる。民進党の野田幹事長が共謀罪と組み合わせて批判したのも決して便乗だとは思えない。安倍政権は気にくわないやつは共謀罪を使って黙らせる可能性があると、本当に思える。まだ成立してないから使えなかっただけだ。日本の警察はまともだが、「上から」言われたらやるしか無いだろう。

出会い系バーがけしからんならその人を事務次官にした政府がおかしいだろう。実務能力と個人の性癖は関係が無いし、今頃言い出すのはいよいよおかしい。攻撃されたから持ち出したとしか思えない。官僚のプライベートを見張って気にくわない奴は叩きのめす。ま、「政治主導」が良いって喜んでたマスコミも一因だと思うが。

与謝野馨氏が亡くなった。与謝野氏を代表として、この頃の自民党の人はとても立派な「保守」だったんだと思う。ウヨクじゃなかった。今頃感じて、申し訳ない気持ちで一杯だ。今の自民党は野蛮なウヨク集団に堕落してしまった。

そのウヨク関係者の発言に陛下が怒ったという毎日新聞の記事もあった(宮内庁は否定したが)。日本は本当に治安維持法の時代に戻ろうとしているように思えてならない。それが「民意」なら、一旦やってみて、その結果を民衆が感じれば良いだろうけどね。その時は、自分は山奥に避難するか、師匠ルートで海外に脱出してれば良いかな。

「諸外国」の目が気にならなきゃあ好きにすればいんじゃないの。中国はぶったたけて大喜びするだろうけどね。
posted by harukuni at 22:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

不思議のお稲荷さま二つ

横浜市都筑区に佐江戸町という所があります。最寄り駅は鴨居。巨大なららぽーと横浜が有りますね。
そのららぽーとの西、約500m程の丘の上に杉山神社があって、私は更に西側、裏手から入りました。そこを終えて参道を降りて直進すると昔ながらの道という感じの道路と交わる交差点があります。

何気なく見回すと小さな鳥居が目に入りました。直進した左手、駐車場にあります。お、発見、と思って近寄っていく内に違和感を感じ始めました。鳥居の中にある、祠のはずの物が、あれ?という感じなのです。

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そばに来てみたら、こういう「祠」でした。

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コンクリート製の箱状の構造物に鉄の扉を付けて、その扉を真っ赤に塗っています。いても立っても居られなくなり中を覗いてみたら、小さいコンクリの台が置かれていて上に真ん中にろうそく、両脇によくある小さい陶器のお狐さま。榊を活けた瓶もありました。ちゃんと祀られているようです。なので写真は自粛。でも空間がやけに大きい。

私も相当色々な小祠を見てきましたよ。でもこれは一番不思議な形かも知れません。もう少し形を社っぽくする気にはならなかったのかなあ。理由についてあれこれ想像してしまいますがそれは私が他人事だから。場所から考えると駐車場のある商店の邸内社由来かも知れませんし、一応表に出ているので写真を撮ったし載せますが(駐車場のいつも社って迷うんですよね)、詮索するのも失礼かも知れないので、「不思議」という感想だけにしておきます。

そう言えば、この日初めに行った都筑区川和町の八幡神社にこんな物が。

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庚申塔や堅牢地神塔の列の後ろに置かれていました。土台は新しいし、上に乗っている狐はもちろん後からだろうし、大きな石飼の扉部分だけが残ったのだと思ったのですが、それであっても狛狐が彫られているのはあまり見たことが無いと考えたくらいだったのですが、佐江戸町のお稲荷様に出会ったおかげでこれが本体なのかも知れないと思えてきました。

それぞれの観察に再訪する価値がありそうです。
posted by harukuni at 21:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

やっぱり美味しいブルゴーニュ(泣)

昨日の日曜日にカウンターへ。土日とも用事があり、日曜の18時半くらいに立ち寄りました。ブルゴーニュで概ね売り切れ。ただしルソースペシャルでさすがに高価な物は簡単に売れなかったらしく、4種類残っていました。クロ・ド・ベズでグラス14,000円では・・と思ったら、多分同価格のシャンベルタンは売り切れてました。

それで、最もお手頃価格のルー・デュモン(Lou Dumont)のドメーヌ物のACブルを頼んだら、2014年というのに結構果実味豊か。もうすこし柔らかいものをイメージしていたので少々驚きました。おお、お買い得かと思ったらボトルは5,200円くらい。やっぱり少し引いてしまいましたが、美味しいからその価値はあると思いますね。

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ルソーは見事に高い方から減っていたので、一つだけ、一番安い(シャトードジュブシャンを除いて)グラス5,000円(税抜き)のクロ・ド・ラ・ロシュを頼みました。

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さすがに美味いし、こちらも2014年として果実味がきれいで豊かです。もちろんデュtモンより奥行きがあって濃密でより豊かですが、案外似ているかもなあ。今文句なしに美味しいんですけど、もはやこのラベルの方ですら高くて手が出ません。悲しい。


ところで、一つだけ赤ワインの2015年が出ていました、昔から早く売り出されるジュブレ・シャンベルタンのフレデリック・エスモナンです。
特級のマジ・シャンベルタンですが2,400円でルソーのクロドラロシュの半額以下。昔からそういう評価です。そんなに悪くも無いんですが、何か物足りないんですよね。

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それが、2015年は色は濃いわ果実味バリバリだわフレーバーたっぷりだわ。その割りに味がやや固く、バランスがイマイチに思えますが先入観があるかも。ヴィンテージの良さがはっきり判ります。

ボトル2万近くするはずで、エスモナンにしては相当に高価です。ましてルソーとか幾らになっちゃうんだろう。既に手が出ないからどうなっても関係ないと言えばないんですが、考えるとやっぱり怖いです。
posted by harukuni at 20:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする