2017年12月06日

達屋酢蔵神社の謎が遂に

自分としては「今頃?」感が有るんですが、諏訪大社上社には末社がたくさん有りますが、中でも達屋酢蔵神社は気になります。なんと言っても、まず名前が。

読み方すら判らず、「たつやすぞう」と勝手に読んでましたが「たつやすくら」が正しいそうです。また、現地に行って扁額を見て判ったのですが達屋&酢蔵なんですね。二社合わせて祀っている。近くに単独の達屋神社もありました。


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行って益々興味増大。初めて行った2010年は丁度前回の御柱の年。達屋酢蔵神社に行ったところ、雨の中境内に大きな御柱が並べてあります。達屋酢蔵神社の祭りの直前だったようです。ぶつけても大丈夫なようにか、立木にはシートを巻いて保護しています。

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四つの宮以外の神社でも御柱祭りをするという事を初めて知ったという意味でも思い出深いです。(小さい御柱が立っているのは見ていましたが、それぞれで祭りをするとは思いませんでした)

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なのですが、これ以上の情報が中々出てこない。茅野市、神社があって当たり前なのか説明のHPとか無いんですよ。今なら茅野市上諏訪神社巡りとか、需要有りそうなのに。。(上諏訪市と重なるから難しいとは思いますが)
特に、祭神が知りたい。名前なりに興味深い神様かも知れないし。
実は、単独の達屋社の方には境内に説明があって、祭神は彦狭知神、手置帆負神と有りました。でも酢蔵神社は判らないし、達屋神社も同じ祭神とは限りません。

検索すると、ブログ類しか出てきません。そして7年前は情報が得られませんでした。今検索し直すと、有り難いことに発見できました。また、googleの検索結果を3回ほど進むと、茅野市のタウンガイドが会って、ここにも記載がありました。

ところがです。2説に分かれてしまうんです。

茅野市のタウンガイド、準公式です。引用します
天正十二年(1584)十月の日付の文として、横内村矢嶋左近が伍龍女(姫)宮大明神へ宛てた「御柱出のの御柱事」の山礼がある(『史蹟踏査要項』)。本文は「神長官の口上にて、東嶽御小屋山植木にて壱丈八尺四本、小宮三拾弐本出し申し候、脇々より少しも構い御座なく候」というものである。伍龍姫宮とは達尾<ママ>酢蔵社のことで(後略)

さらに、あるブログにこう書かれています。
由緒によると達屋社、酢蔵社を合祀したもので、古くは伍龍姫宮とも呼ばれていました。1584年には御柱山出しの記録があり、諏訪大社の末社としてはかなりの格を持った神社で、御小屋神林より御柱の曳出し特権を持つ唯一の末社だったといいます。御祭神は大己貴命です。

とあり、タウンガイドとも基本的に一致して、祭神が大己貴命と明記されているのが独自です。なお、引用元を示さない理由は最後に書きます。

ところが。これは別のブログ「とまのす」。その2016/6/25、「意外と気になる達屋酢蔵神社。」に、詳しい紹介がありました。要点を示すと、
・酢蔵神社の祭神は「八意思兼(ヤイオモイカネ)」である
・達屋神社の祭神は「手置帆負(タオキホヒ)・彦狭知(ヒコサチ)」である
・以上は明治以降の祭神で、それ以前は、達屋神社は「天白神」、酢蔵神社は五龍女神だった
・以上のことは、新しいステンレスの解説板に、丁寧に記載されている

はあ?「五龍女神」が「伍龍姫宮」に相当するだろう事は間違いないだろうが、現在の祭神が全然違うじゃん。

ただ、こうなると名前を出してないブログが大己貴命としている理由が気になる。どこから持ってきたのだろうか?そもそも二社合祀の筈なのに、祭神が一柱では足りないし。

しかし、調べて回っていたら最後に謎が解けました。さすがはネット、恐るべし)。有無を言わさぬ証拠。ちょっと意外でしたが、SNSのFOURSQUAREに、ステンレス解説板の、祭神部分の写真が載っていました。

達屋社の祭神は、大己貴命、手置帆負命、彦狭知命だそうです。「とまのす」の管理人さん(「とま」さん)大己貴命を書き落としてしまったようですね。天白神など、民俗学的には相当興味を持たれるだろう事がたくさん書かれているのでやむを得ないでしょう。

今手元の記録を見ていたら、少し離れた宮川の姫宮神社で、かつての祭神が「伍竜女宮大明神とも」とあって、そういえば?マークまみれになったことを思い出しました。やっぱり諏訪は個性が強いなあ。
なお、とまのすには達屋・酢蔵両神社の名前の由来も紹介されていました。面白いので興味ある方は是非ご一読を。(でも、元のままでも良かったんじゃ?)

と言うことで、全部を集めると手堅い情報となるわけでした。解説板の内容を見れたら、一発なんですけどね・・・(知ってたら今年行ったのにい)



なお、タウンガイドの次に引用したブログ、なぜ引用元を示さないかというと、全く同文のブログが2つあるからです。
どちらが古いかは更新日を見れば一目瞭然なんですが、表示されている日付で古い方をオリジナルと断言は出来ないので、伏せることにしました。
posted by harukuni at 21:04| 東京 ☁| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月27日

ワインテイスティングパーティー2017

24日金曜日、東急のワインテイスティングパーティーに行ってきました。

別途の有料試飲は高価で、値頃感のあったアルマン・ルソー、クロサンジャック2011の1杯だけ、にしました。ルソーのビッグ3に入るクロサンジャックがグラス3,240円は今では安い。味も、結構開いていて美味しく飲めたし、高級感も十分ありました。やっぱり人気だけのことはあるか。

あとは、無料試飲(入場料3,240円、ルソー1杯と同じ)を駆け回りました。写真はないですが(検索すれば出るはず)、印象に残ったものを挙げておきます。思い出した順です。

・クラレンドル、オー・メドック
最近ボルドーもエレガントに向かっていますが、これははっきりとチョコやバニラ。果実味濃厚です。香りの派手さはやや度が過ぎるかと思いましたが、濃厚なワインも好きな私には美味しかった。

・ハッシュ・ヒース・エステート バルフォー1503 ロゼ・ドライ NV
イギリスのスパークリング。ラベルもキャップシールもピンクで、ロゼなんですが注がれたワインは全くロゼに見えない。グリ系のブドウのワインでもっとロゼ色している物はあると思います。でも、味はかなり果実味がしっかりしていて、なるほどロゼだなと思わせますし、バランスがいい、良い泡です。
まあ、安くはないんですけど(5,000円強)、イギリスだから仕方ないかなあ。

・ブシャール・P・F ACブルゴーニュ シャルドネ・ラ・ヴィニェ 2014
びっくりするほど鋭い酸。酸っぱい位で、注ぐところを見ていなかったら隣のシャブリかと思うところでした。冷えすぎていたのかも。ちょっときついんで、また機会が有ったら確認したいです。

・ルモワスネ プイィ・フィッセ2014
不思議なことに、やっぱりルモワスネの味がします。でも良い意味ですよ。果実味が凝縮していてとろみを感じますし、それでも重ったるくありません。単なる村名プイィ・フィッセとしたら、かなり高級に感じます。これは欲しくなりました。

・ダヴィド・デュバン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2013
顔なじみに何人も会い、このワインの話をした方が二人いらっしゃいましたが、二人ともブルゴーニュ経験豊富な方で、推奨します。でも、私にはイマイチ。昔からで、変わらない。酸化防止剤が少ない味でプリューレ・ロックに感じる生みたいな風味があります。
変わらないことを確認しました。お好きな方にはおススメですね。

・フォンテルートリ キアンティ・クラシコ 2014
最近昔ほど騒がれなくなった気がするフォンテルートリ。シエピが一番有名で、「モダン」タイプです。このキアンティもSG中心ですがメルロが少々入っているとか。
変わらない高品質だと感じました。抜栓して結構減った状態だったので、より開いていたかも。

・シャトー・レ・トゥーレル、カディヤック 2014
ボルドーのマイナー甘口カディヤック。レ・トゥーレルは知らないなあ。試飲には出てませんでしたが赤と辛口白もあるそうです。中+ぐらいの甘さで爽やかなタイプ。きれいな飲み口です。

・ムヌトゥー・サロン ドメーヌ・ド・レルミタージュ 2014
説明に「果実味が芳醇」と書いてあり、香りを嗅いだらかなり青めのSB香だったので疑いつつ飲んだら、びっくり、確かに果実味豊かで少し甘みも感じるくらい。トロピカル・フルーツ系統の味。香りとのいい意味でのギャップがうれしい。

・スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ ハンズ・オブ・タイム・レッド・ブレンド2013(長い・・)
当然カベルネ系統の味ですが、全てにおいて度が過ぎず、果実味と酸とボディがきれいにバランスを取っていて、今すごくおいしい。これも空気との接触時間が関係しているかもしれませんが。
このワイナリーの恐らく最も安価な銘柄ですね(赤で)、ネットだと4000円台前半です。いいですよ、これ。最も印象に残りました。(山火事、被害が心配です)
ぺルカルロも並ぶ美味しさでしたが、ちょっと高いし美味しいに決まってるんで。


他にも、モトックスが出していた東欧シリーズとか興味深い物がたくさんありました。今年はブルゴーニュ・シャンパーニュ比率が高過ぎないかと思いましたが、まあそれはマーケットがそうだから仕方がない。手ごろな価格でおいしいワインも探せば色々あるな、と痛感させてくれる会でした。満足度高いです。

(フェヴレイのミュジニィ、採算とれたのか、ちょい心配)
posted by harukuni at 21:01| 東京 ☁| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月22日

東松戸は大収穫

この間の土曜日、天気を気にしながら東松戸へ神社巡り。最近川崎・横浜に集中しているので別の方角に行きたくなりました。これが、なかなかの収穫でした。


この辺りは胡録神社が多いです。録、正確には竹かんむりが付きますが、見づらくなるのでこの表記で(ネットの地図でもこの表記になっています)。回った範囲に3社ありました(紙敷、大橋、胡録台)。どこもそこそこの規模です。おそらくは第六天社の名称変更です。

(上は紙敷(東松戸駅すぐ)、下は大橋の胡録神社)
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他に、春日神社、妙見神社、日枝神社が大きいところ。
(春日神社)
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(妙見神社)
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日枝神社は大社クラスです。参道が長い。

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どこも、郊外の新興住宅地と昔ながらの農地の境目のようなところにあり、歩いていても私の好みで気持ちがいい。落ち着いた、静かな環境にクラシックな木造の社殿が建ちます。

社殿の形式は、拝殿と本殿を屋根のかかった渡り廊下でつなぐ形式が多いようで、権現造りとは異なります。最大の日枝神社など、屋根だけでなく全て覆い屋がかかっているのか、建物として作られている権現造りなのか、見た目ではわかりませんが。
(大橋胡録神社)
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また、最初に東松戸(紙敷)の胡録神社で見た境内社が独特です。背が高くて細長い。四面は同じ幅、屋根も四方にかかっているので仏堂に見えます。しかし、背後にご神体を収める出っ張りがあります。神社の境内社としては他では見た記憶がないので、東松戸式と勝手に名づけました。

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春日神社にもありましたが妙見神社は普通。日枝神社や胡録台の胡録神社、松戸新田の神明神社はここまで大きい境内社は無かったですね。

近隣から集めたのでしょう、石祠がたくさん置かれているのも目にします。他県にもよくあるけど何の神社か書かれていないことが多いのですが(消されたように見えることも多い)、千葉県は市川〜船橋の方でもよく書かれています。何か理由があるのか?日枝神社は名前を書いた板をつけてくれていて嬉しい。

(大橋胡録神社の石祠)
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概ね稲荷神や道祖神、疱瘡神などよく見る神様ですが、「相良大神」、「淡洲大神」とか、見慣れない名前もあります。前者は伏見稲荷のお山に有るようなものかな。後者は、松戸に「安房須神社」があるのでその関連か。安房須神社自体、よくわかんないんですがあるサイトによれば柏にもあるそうで、戦国が終わった慶長年間の創建だそうですが、「あわす」はどこから来たのかなあ。祭神は少彦名命だそうです。

でも日枝神社にある「疱瘡子白玉姫尊」は??敢えて想像すれば、疱瘡が軽く済み、あばたではなく玉のように残って欲しい、と言うことかも。全く自信が無いが。

しかし、こういう小さくて地元(個人)の願いが乗ったであろう神様を見ると、なにか嬉しくなるんですよね。普通の人の普通の願いが詰まっている感じがします。でっかい神社に権力者が奉幣とは違うから、良いなあ。しかも、多分今しか見ることは出来ないし。


さて、神社以外にも成果がありました。庚申塔なのですが、まず、これは髭文字の「南無妙法蓮華経」、日蓮宗の特徴である文字(髭題目と呼ぶそうです)が書かれている下に、三猿が彫られています。この形式あまり記憶にない。これが東松戸駅近辺に複数ありました。

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春日神社と東松戸駅の間にある立派なお寺、廣龍寺の門前には、同じく髭題目の庚申塔に加え、この像が。

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最初、庚申塔だと思わなかったのですが、解説が立っていました。帝釈天を主尊とする形式の庚申塔だそうです。下段に三猿が見えますが、その両側に鶏もあるんです。大きくて浮彫もよく保存されています。
良いものを見せてもらいました。(雨ざらしはそろそろ止めようよ)

大橋の胡録神社では石祠に交じってこういう像が。三仏尊だと思いますが、女人像にも見える。なにかなあ。それぞれに天蓋を配して、下段の二尊が張り出している、凝った形です。

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帰りは新京成の松戸新田駅から。道路わきに神社らしき建物がありましたが、立派なマンションの駐車場なので違うかな、と思ったら神社でした。

そちらはまあ普通だったんですが、そこに向かう途中の植え込みの中に気になる石が立っています。なぜか横を向いていて、見える側には紀年銘があり「庚申」の文字。正面であろう側を覗き込むと、何なんだか全然わかりません。少なくとも文字塔じゃない。なので、写真パス。

植木が邪魔でよく見えないんですが、浮き彫りになっているように見えます。中段よりやや下側に横の窪みがあり、その下は縦に猿が彫られているようにも見えます。窪みの上は全く分からない。
残してくれたことは大いに感謝なのですが、願うらくは正面を向けてほしかった。。恐らく何だかわからなくて、文字の方を見えるようにしたんだと思いますが。

途中から結構強く雨が降る時もあり、天気には恵まれませんでしたが収穫が多い東松戸でした。大いに満足です。
posted by harukuni at 21:29| 東京 🌁| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

マデイラワイン1850

先日のカウンターはポルトガル。しかも、マデイラのスーパーオールドヴィンテージが出ました。
1971,1969,1907(!)、1850(!!)これは、飲まずには死ねません!!!

マデイラは伝統的にすごく古いワインを残していて、19世紀のアメリカで17世紀の物を飲むのが流行るとかいうレベルなんですが、今では相当少なくなった。フィロキセラも打撃を与えたようですね。インポータの人が来ていたので色々聞いたら、今回のマデイラで1969以外はドリヴェイラ(D'OLIVEIRAS)という会社で、ここは一時期事情があって出荷できなくなり、結果古い年の在庫がたくさんあるそうですが、有名なバーベイト社は19世紀や20世紀初頭などのワインをほとんど持っていないそうです。


で、絶対飲みたいんですが混み方の想像がつかない。1850に気付いて殺到するか、ポルトガルなんてでガラガラで終わるのか。万が一のことを考え、普通は神社を回った後の遅めの時間に行くのですが12時くらいに行きました。

結論から言えば、私がいる間はガラガラ。ずっと一人で、師匠と、インポーターの人と話してました。懐かしい話が多くてそちらも大満足。ガタンかガタオか、やっぱり発音が極めて難しく、でもどちらかというとガタンで、でも綴りがガタオにしか見えないので木下コーポレーションではガタオにしているそうです。
ランサーズとか懐かしすぎる(って今でも扱っているそうですが)

で、肝心なのは1850年。

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他のヴィンテージももちろん飲みましたが、予想通りそれほど違わない。凄いのか変化が無くてつまらんのか悩みますが、円やかな甘みと引き締める酸、カラメル風味、だんだん広がってくるクレーム・ド・ブリュレの風味、素晴らしい。ただし、1971の方が美味しいという意見もあると思います。

やはり年代を堪能するもの。歴史を感じる1本です。と30ml 9,800円を納得しますが、167年前、江戸時代(ペリー来航3年前)のワインだと思えば、やっぱりすごいですよ。

最初に同じカウンターに板方が「ラ・ターシュ1本か」と言っていました。私がどちらを選ぶか聞かれたら、全く考えること無く1850マデイラですね。私の価値観ですけどね。

多分これ以上に古いワインを飲むことは無いでしょう。記憶に残らざるを得ない体験でした(売り切れたのかなあ・・・・・・)
posted by harukuni at 18:42| 東京 ☀| Comment(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

珍しい(多分)双体道祖神

4〜5年前になるか、友人にいきなり「道祖神って何?」と聞かれて、全く答えられなかった。ちょっと恥ずかしくて調べてみたが、すぐ諦めました。とても私なんかが太刀打ちできる代物ではないからです。ミシャクジと同じく、退却です。

とは言え調べた収穫もあり、よく出てくる双体道祖神などの刻像塔は日本の中央部に集中しているという事を知りました。そう言えば、関西旅行でも道祖神社はあっても道祖神の石像は記憶に無いな。

刻像塔は概ね、静岡東部〜神奈川西部、山梨、長野、新潟県西部(上越)のラインに分布するとのこと。これに群馬西半分が加わるらしい。安曇野とか観光資源にしていて有名ですが、諏訪でも複数見ています。
余談ですが、諏訪地方はミシャグジ信仰の中心とされています。長野全体で見ても色々独特な信仰があり、諏訪大社自体結構独特な感があるし、他と変わっているのか、他が均質化が進んだ中で古い姿を伝えているのか、よくわかりません。

とまあ前段が長すぎますな。先日、横浜市神奈川区菅田町のバス通りを歩いていたら、木の覆い屋らしき物を発見。お、庚申塔かな?と覗き込んだら、双体道祖神。しかも、これ。

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女性像が、衣の袖を咥えている。間違いなく咥えている。口元を覆っているわけじゃない。
向かって右上部に紀年銘があり、どうやら「安永 巳亥」と読めます。安永八年、一七七九年が巳亥なので間違いなさそう、つまり江戸後期の物、そこそこ歴史が長い。

双体道祖神といっても僧形像が二体並ぶ物も多いそうで、有名だし数も多いのが男女二体。互いに肩を抱き、前で手をつないでいる(握手というか、もっと親密)像をよく見るし、有名な「最中」のものもありますが(もなかじゃないよ)、色々な像があって立願者の思いを投影していると言われています。

これもその一つでしょうが、類例は多くないかも。これを偶然に横浜市神奈川区で見つけるとは、嬉しい驚きでした。

この日は馬頭観音ならぬ牛頭観音の石塔も発見。濃厚な日でしたよ。

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たまたまこの後カウンターに行ったら知人で道祖神にも興味がある人が来店。写真を見せたら興味津々で見入っていました。

その横に師匠が立ち、ひたすら笑みを浮かべていました。全く興味が無いときの対応ってことは皆承知です(笑)
posted by harukuni at 20:23| 東京 ☀| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする